私は落ち込むことがあっても、「これ以上悩んでも時間のムダ!」と割り切るタイプ。寝て忘れたり、楽しいことを見つけるとすぐに飛びついたりする性格のおかげで、6年にわたる妊活も乗り越えられたのだと思います。
それでも、不妊治療中はマイナス思考に陥りそうになることがありました。同年代の友だちには、幼稚園や小学校に通っている子どもがいる人も多く、一時はSNSを開くのが本当につらかった…。
そんなときには、子ども関係の話題や画像をスクロール!
そうやって、気持ちを切り換えました。また、妊活ばかりに意識が向かないように短期バイトを始め、バイト先で子育てを終えた年代の人たちと話すことで気分転換できたのも、大きな支えだったように思います。
そして移植がうまくいかなかったときには、おいしいものを食べたり、友だちと話したり。だれにも公開しないブログに吐き出したり(下書き)して、気を紛らわせていました。

前向きな気持ちでいるために、クロスステッチに没頭!
不妊治療をしてよかったと思うのは、夫婦だけの時間を6年も過ごすことができたことです。子どもが生まれると、どうしても会話の多くが子どもの話題になってしまいます。それ以前に夫婦ふたりの時間を共有できたことは、私たちにとって貴重な経験だったと、今になって感じています。
後悔Point
入籍から結婚式まで9ヶ月あったので、待たずに妊活すれば、もっと早く30代前半で授かったかも?
成功Point
・6年にわたる治療に前向きにとり組んだ
・評判のいいクリニックで治療するため、夫と別居した
※あくまで個人の体験です。治療や薬の処方などに関しては必ず医師に相談してください。
取材・文/小山まゆみ
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