〈石川あんなさん妊活記〉「ちっちゃいことは気にするな!」精神が、妊娠につながったのかも【後編】

お笑い芸人・ゆってぃさんの妻であり、タレントの石川あんなさんの妊活振り返りインタビュー。全3回インタビューの最後は、妊娠がわかったときの治療についてお話いただきました。
さらに、授かるまでに様々な苦難があった中でポジティブに頑張れた背景には、ズバリ!夫婦で決めたルールが関係しているそう。そんな秘話も必読です!
前のインタビューを読む>>2回目の流産、もしかして不育症?ゆってぃと相談してステップアップを決意!〈石川あんなさん妊活記・中編〉
不妊治療は「確率が高いほうを選ぶ」が我が家ルール
体外受精は自分の中でハードルが高かったものの、人工授精を4回やっても結果が出なかったので、高度生殖医療へとステップアップすることを決意しました。
私たちは「顕微授精」(※)を選択。その理由はやっぱり、確率の問題。「費用はかかっても、確率が高いほうを選択しよう」――これが我が家の不妊治療に対しての一貫した考えでした。
(※)顕微鏡を使って、卵子の中に1個の精子を直接注入する方法。精子の数が極端に少ない男性不妊や、ふりかけ法の体外受精で受精しなかった場合などに行われます。採取した卵子が少ない場合には、最初から顕微授精を選択するケースも。費用も高額になりますが、受精率は高くなります。
費用は結婚後につくった夫婦の共通口座から捻出。夫のゆってぃには、「こういう治療があって、受けることも受けないこともできるけど、どうする?」という感じで、そのつど治療の相談をしていました。
保険診療適用外の治療に関しては「実費だと高いね」なんて話もしましたが、金銭的なことよりも確率の高いほうを選択。夫も、「その治療で少しでも不安や心配が解消できるなら、受けてみるのもいいんじゃない?」という感じで、背中を後してくれました。
そうして選択した初めての顕微授精で、娘(“ワカチ子”ちゃん:ゆってぃさん命名の愛称)を授かることができました。今、そのときの受精卵を3つ凍結しています。
妊娠5週時点の胎嚢。
左が妊娠16週と1日、右が34週と1日のおなかの中の娘の様子です。
マタニティフォト♡その①
マタニティフォト♡その②
不妊治療をしたからこそわかった、大変さや苦労も
顕微授精をするうえで肉体的に大変だったのは、排卵誘発のための“自己注射”。仕事をしながら決まった時間に注射をするということが想像以上に大変でした。
「仕事の関係でどうしても(注射を打つのが)30分遅れちゃう!どうしよう…」ということもあって。でも、そんなときは自己判断せず、クリニックに即電話をして相談することで乗り切りました。
ほかには、私の場合は“腟錠”による苦労もありました。
これは胚移植後の話ですが、妊娠10週くらいまでは、移植した受精卵が子宮内膜に着床するのを助けるため黄体ホルモンを補充するそうなんです。その補充のために私は腟錠を使いました。
腟錠は1日3回挿入するのですが、私の場合、高確率で挿入後に腟錠の一部が溶けて流れ出てしまうんです。なので、毎回ショーツがベトベトに!
ナプキンやおりものシートをつけてショーツが汚れないようにしても、溶け出した腟錠がナプキンやシートの下にまで染み出してきて、それらの粘着剤がショーツに付いてしまうんです。
外出先でも「履き替えたい〜!」ってなるくらい不快で(苦笑)。しかも、汚れたショーツを手洗いしても、付着したベトベトはなかなか落ちない。
これが、地味なことだけれど私にとってはけっこうなストレスでした。「妊娠10週までいけば、これが終わる!!」と自分を鼓舞して、なんとかやり通すことができたという感じです。
次のページ>>内診台の上にいることが恐怖!
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