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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 基礎知識コラム 1年できなければどうする?不妊に悩むカップルの半数は男性側が原因の場合も

1年できなければどうする?不妊に悩むカップルの半数は男性側が原因の場合も

2025/08/04 公開
夫婦

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不妊の検査や治療を受けていたり、過去に受けた経験があったりする夫婦の割合は22.7%(厚生労働省「不妊治療と仕事との両立サポートハンドブック」2021年)。赤ちゃんを希望する年齢が高くなっていることもあり、不妊に悩む夫婦は増加傾向にあります。

山下レディースクリニックの院長・山下正紀先生に「妊娠の基本」に関する疑問に答えてもらいました。

関連記事「男性不妊の公表は正解だったのだろうか」悩む日々の中で救われた出来事が【フミカナさんインタビュー/前編】

実際には約半数のカップルで男性側にも不妊原因があります

日本産科婦人科学会では、不妊症とは「子どもを望んで避妊をせずに夫婦生活を1年続けても妊娠しない場合」と定義しています。つまり、1年できなければ、妊娠を妨げるなんらかの原因があると考えるということです。

ただし、ご夫婦の年齢や状況によって、この1年というのは絶対的なものではありません。1年待たなければ検査や治療ができないと誤解しないでください。

不妊症は、ひとつの原因からなる病気ではなく、さまざまな要因によって起こる「妊娠しにくい状態」です。昔から子どもができないと、その責任は女性だけに押しつけられてきました。ところが実際には、不妊に悩むカップルの半数は、男性側にも原因があるのだということを知っておく必要があります。

不妊治療は、妊娠しにくい体を「治す」のではなく、妊娠をめざす手助けをする医療と考えてください。

女性側のおもな原因

卵胞が育たない、うまく排卵されない(排卵障害)
卵管の通りが悪い(卵管障害)
卵子をうまく卵管内にとり込めない(ピックアップ障害)
子宮内膜が着床しにくい状態(子宮因子)
子宮頸管粘液の量が少ない、質が悪い(頸管因子)

男性側のおもな原因

十分な数や運動性のある精子がつくれない(造精機能障害)
精子が外に出られない(精路通過障害)

そのほかの原因

精子と卵子の問題で、受精が成立しない(受精障害)
セックスができない(性機能障害)

*妊活メディア『赤ちゃんが欲しい』の記事を再編集しています。

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監修
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山下レディースクリニック院長。
1980年奈良県立医科大学を卒業し、京都大学産婦人科に入局。舞鶴市民病院産婦人科医長に着任。86年オーストラリア・アデレード大学で体外受精の基礎から研鑚を積む。90年神戸中央市民病院に着任。産婦人科医長、体外受精チーフとして数多くの患者さんの治療にあたる。97年神戸三宮に山下レディースクリニックを開設。これまでに約10,000 人の妊娠をサポート。著書『最新! 不妊治療ナビ』(主婦の友社)が好評。日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医。日本生殖医学会認定生殖医療専門医。

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