【タレント村上めぐみさんの妊活】「体外受精」に葛藤と恐怖が。迷いを振り払ってくれた経験者の言葉〈中編〉
テレビやラジオ、イベント出演など、九州を拠点にタレントとして活躍する村上めぐみさんは、2018年から妊活をスタートして長女と次女を不妊治療で授かり、今は第3子となる赤ちゃんを妊娠中(2025年10月取材時点)です。
3回に渡ってお届けする村上さんの妊活・不妊治療振り返りインタビュー。2回目は、人工授精から体外受精へステップアップするまでの葛藤や、妊娠にいたるまでの道のりについて語っていただきました。
前編インタビューを読む>>いつ閉経してもおかしくない!?自然に授かることが難しい現実に直面〈前編〉
「体外受精」という言葉を聞いて生まれた葛藤
「体外受精か…」。人工授精に3回挑戦しても授からず、先生からステップアップをすすめられたときに率直に感じたのは、戸惑いでした。
当時はまだ不妊治療の保険適用前だったので、助成金などの支援があったとしても、基本的に治療費は自己負担。体外受精を行うとなると、今までの治療よりはるかに大きな経済的負担が生じてしまいます。また、金銭的な問題だけでなく、心のどこかで、「できれば自然に近いかたちで授かりたい」という思いを捨てきれていなかったのも正直なところでした。
今でこそ、不妊治療経験を公にする芸能人の方も増えてきていますが、当時はそのような情報があまりなかったように思います。私自身も仕事を続けながら不妊治療をしていましたが、職場では治療中だということは隠していたんです。それは、周囲の方から「かわいそう」だったり、何か問題があると思われたりするんじゃないかと想像すると、言い出すのが怖くて…。
また、もし子どもを授かったとしてその子が成長したときに、自分が不妊治療で生まれた子どもだと知ったらどう思うんだろう?とかも考えてしまって。あれこれ悩みすぎてしまい、体外受精へステップアップすることに踏み切れずにいました。

タレントの仕事をしているときが、自分がいちばんキラキラしています。
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