【後編】わが家に訪れた「産後クライシス」夫のやること全部イヤ、２人目は欲しいけど肌を重ねるなんて本当にムリ…私たち夫婦の道のり

「全部自分自身が原因なんだけど、会話さえできない日々のなかで自分の価値が見出せなくて…。でも育児や家事をするようになって、やっと家族の役に立てているかもって感じている」

「セックスしたい思いがないわけではないけど、今大切なのはそこじゃなくて２人目を望んでくれるようになったこと。だから、セックスなしでも子どもを授かれる方法があるならそれでもいいと思っている」

子どもがほしいという思いを確認し合ったところで、セックスレスでも妊娠できる方法があるのか調べました。そこで人工授精という方法を知り、すぐに近くの産婦人科クリニックを受診。

たまたま不妊症を専門にしている先生がいて、人工授精についてくわしく説明してくれました。そして先生と相談して、不妊症の検査をしながら人工授精を進めていくことになりました。

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不妊検査＆人工授精にトライ開始

前回の出産から５年も経っているので不妊の原因がないか心配でしたが、幸い何の問題ありませんでした。１回目と２回目の人工授精は妊娠に至ることなく生理がきてしまいましたが、５年間のセックスレスに比べればこの２ヶ月はとても短いものに感じました。

そして３回目の人工授精。「２度あることは３度ある」と考えてあまり期待していなかったのですが、妊娠することができました。

現在私は、妊娠25週。妊娠経過は順調で、赤ちゃんも大きくなってきました。１人目のときは28週で切迫早産になってしまったので、まだまだ不安な日々を過ごしています。

ですが、前回との大きな違いは夫のサポートがあること。夫婦の危機を乗り越えたことで以前より気持ちがつながっていて「何かあっても力強い味方がいる」と思えるようになりました。

妊娠生活はまだまだ続きます。今度こそ無理せずに夫に上手に甘えながら、出産の日を迎えたいと思っています。

どんなに仲良しな夫婦であっても、産後クライシスに陥る可能性がないわけではありません。私たちのように、お互いにどう対処するべきかわからないまま溝が大きくなってしまうこともあるでしょう。

そんなときに、もしかしたら誰かの体験談が参考になることもあるかもしれません。この体験談が、産後クライシスで悩むご夫婦の解決のヒントになることを願っています。

※この記事の内容は個人の体験です。治療や薬の処方などに関しては必ず医師に相談してください。

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