「将来は赤ちゃんが欲しい」と思っているなら、 ふだんから婦人科のかかりつけ医を持っておきましょう【総合的なアドバイスが受けられるクリニック/茅場町いとう医院】
総合的なアドバイスが受けられるクリニックと定評のある「茅場町いとう医院」にお話を聞きました。
妊娠の相談ができるクリニックや病院へ早めの受診がおすすめです
妊娠したいなと思って避妊をせずにセックスすると、一般的には半年から1年ほどで妊娠するとされています。もちろん1年以上かかって自然妊娠する場合もありますが、「いつかは妊娠できるだろう」と考えて何もしないでいると、実は治療しなければ妊娠できない原因があったり、「もう少し若いうちに病院に行っていれば…」と、のちのち後悔する人も少なくありません。「妊娠したい」と思ったら、早めに受診することが妊娠への近道といえます。
妊娠のための相談ができる施設は、不妊治療専門クリニック、一般産婦人科、総合病院・大学病院と大きく3つのタイプに分けられます。
不妊治療専門クリニックの医師は、いわば不妊治療の専門家で、施設では体外受精などの高度生殖医療まで受けられます。一方、一般産婦人科の場合は施設によって、不妊治療の知識・経験、治療範囲にかなり差がある場合があります。
患者さんの症状や年齢によっては、早い段階で体外受精に移る方が良い場合もあるため、将来的なことを考えると体外受精までできる施設を選ぶのがベターでしょう。さらに、通いやすさなども病院を選ぶ際には重要ですから、自分にとって何が大切か、優先順位を挙げてみるのがオススメです。
妊娠の相談ができる施設って?
不妊治療専門クリニック
専門家なので検査から治療までスムーズ
医師に一定水準の専門技能や経験があり、不妊に焦点を当てた検査・治療ができるため、選択肢が多く、検査から治療の流れがスムーズ。体外受精などの高度生殖医療まで受けられます。待合室で妊婦さんと会うといった精神的な苦痛がないというメリットもあります。
ただし、地域によっては専門クリニックの数が少ない、人気クリニックは待ち時間が長い、初診予約は数ヵ月待ちといった場合も
総合病院・大学病院
最新医療設備がそろい、手術体制も万全
各都道府県に必ずあり、不妊治療外来を設置している病院も多数あります。一番の特長は、最新の医療設備が充実していて、手術の体制が整っていること。
症状によっては卵管・卵巣の様子をみる腹腔鏡検査や、子宮腔内をみる子宮鏡検査などの内視鏡下手術が必要になることもあります。男性不妊の治療を行う泌尿器科をはじめ、他科と連携した治療が可能なこともメリットです。
一般産婦人科
身近にあるので通院しやすい
家や職場の近くなどで見つけやすく、通院しやすいことが最大のメリット。
デメリットとしては、医師によって不妊治療に関する知識や経験に大きく差があり、そもそも不妊治療を行っているかの確認が必要なこともあります。
一般的な産婦人科では実施していない不妊検査や治療も多数あり、体外受精などの高度生殖医療を行う個人病院はごく少数。そのため、治療段階や症状によっては転院が必要になります。
「将来は赤ちゃんが欲しい」と思っているなら、 ふだんから婦人科のかかりつけ医を持っておきましょう
医師以外にも医療のプロが在籍。納得できる治療のためのサポート体制が整う
茅場町いとう医院は、東京メトロ「茅場町駅」4b出口の目の前にあり、婦人科・内科の専門医が女性の健康をトータルにサポートしています。
「当院では、タイミング法や人工授精など、一般不妊治療を行っていますが、妊活中の気になるマイナートラブルなど、悩みや不安にも対応しています。
例えば、妊活中におなかが痛くなった場合にも、婦人科・内科の両面から診ることができます。地域の医師会理事を務めているため他の医院との連携も深く、どこにどのような医院があるかを把握しているので、当院で対応できない科の場合には、適切な医院をご紹介できます。もちろん、体外受精が必要な場合には、大きな病院を含め、その方に合った病院をご紹介しています」そう話すのは、院長の伊東先生です。
キッズスペースはお子さんがちょっとだけこもれるアルコープ風スペース。
いとう医院には、医師だけでなく、不妊症看護認定看護師、助産師、保健師、管理栄養士、鍼灸師など、多くのプロフェッショナルも在籍。医師の目だけでなく、さまざまな角度から患者さんのニーズにこたえられる体制が整っています。
「不妊治療に限りませんが、患者さんに寄り添い、来てよかったと思っていただける医院でありたいと思っています。そのためには、納得して治療を受けていただくことが大切なので、患者さんの考えをよく伺って治療方針を決めるようにするとともに、きちんとご説明することを心がけています。また必要に応じて、看護師や保健師といった、それぞれの分野のプロにつないでいます」
鍼灸院と同フロアにある、ヨガスタジオ「myme」。レッスンは5名までの少人数で無理のないポーズから学べます。
妊娠に向けてふだんから 自分の体について知っておくことが大切
「受診したらすぐに不妊治療をしなくてはいけないと思う方が少なくないですが、そんなことはありません」と伊東先生。
キッズスペース付きの個室もあります。ご遠慮なくお子様連れでお越しください。
「妊活はいわば就活と同じです。就活にはいろいろな準備が必要ですが、妊活においてそれに当たるのが、自分の体や状態を知る『プレコンセプションケア』です。ふだんから体を健康に保ち、妊娠に向けた体作りをしておくことが妊活に役立ちます。
当院には、妊娠前から通院されている方、まずは検査だけ受けて時間をおいてまた来院される方、通院して様子を見られる方など、さまざまな患者さんがいらっしゃいます。妊娠を意識されたら、まずは気軽に受診することから始めてみませんか?」
待合室では患者さんがご自身のペースでお過ごし頂けるように、ゾーンごとに椅子や雰囲気を変えたつくりにしています。
監修
茅場町いとう医院
院長 伊東 宗毅 先生
日本産科婦人科学会、産婦人科専門医。日本橋医師会理事。埼玉医科大学卒業後、埼玉医科大学総合医療センター産婦人科、武蔵野赤十字病院産婦人科、赤心堂病院産婦人科などをへて、ホッとできるような地域のかかりつけ医を目指し、2013年9月に茅場町いとう医院を開院。総合内科専門医の伊東佳子副院長とともに、女性の一生を支えている。
茅場町いとう医院
住所
東京都中央区日本橋茅場町1-13-15新居ビル3F
電話番号
03-6667-0198
アクセス
東京メトロ日比谷線・東西線「茅場町駅」4b出口目の前
時間
月~金/1:00~14:00・15:30~19:00
休診:土曜・日曜・祝日
関連タグ
『赤ちゃんが欲しい(あかほし)』は、主婦の友社が運営する妊活・不妊治療のお悩み解決メディア。ドクターや専門家監修の信頼コンテンツを中心に「妊娠したい」を全力サポートします。全国のクリニックや施設の検索もラクラク。
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