35歳、3回の体外受精で授からず。過去に〈子宮腺筋症〉と診断されたことが妊娠しない原因？【医師に質問】

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多くの夫婦が抱える「赤ちゃんができない」「不妊かもしれない」という悩み。赤ちゃんを希望する年齢が高くなっていることもあり、不妊に悩む夫婦は増加傾向にあります。後悔なく不妊治療を進めるためには、まず自分たちの置かれている状況をよく知ることはもちろん、治療内容をきちんと理解することも大切。

今回は、体外受精にトライ中の方からのお悩みに、山下レディースクリニック院長・山下正紀先生がアドバイスします。

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【質問】子宮腺筋症でCA125の値がケタはずれに高いです

〈質問者データ〉
35歳
夫の年齢：40代
妊活歴：４年
既往歴＆治療歴：子宮腺筋症、体外受精にトライ中

４年ほど前に子宮腺筋症の判定を受けました。その時点でCA125の値は350でした。これまで３回体外受精を受けましたが、妊娠せず。現在数値が2000を超えています。

CA125の値がここまで高くても、妊娠の可能性はありますか？

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【ドクター回答】子宮内膜が正常に保たれているかが妊娠には重要なポイントです

腫瘍マーカーというのは、ある病気のときに血液中に増える物質のことで、子宮内膜症や子宮腺筋症ではCA125の値が上昇します。

CA125は卵巣がんのマーカーでもありますが、MRIでチェックして、子宮腺筋症と診断されているので、病巣内でつくられたCA125が血液中に流れ込みやすい、なんらかの状況があるのかもしれません。

妊娠はCA125の値よりも、内膜が正常に保たれているか、また筋層の肥大の程度で決まると考えます。

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