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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 不妊治療コラム AMH 検査はなぜ大事なの?一般不妊治療の段階でも受けるべき?【とくおかレディースクリニック】

AMH 検査はなぜ大事なの?一般不妊治療の段階でも受けるべき?【とくおかレディースクリニック】

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不妊治療
2024/08/30 公開

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これから妊活をはじめる人、はじめたばかりの人にとって、今やるべきこと、これからとり組んだほうがいいことなど、分からないことだらけ。妊活の気になる疑問やお悩みを、ドクターや専門家にお答えいただきました!

お答えいただいたのは…
とくおかレディースクリニック(東京都目黒区)
院長 徳岡 晋先生

医学博士。防衛医科大学校卒業後、防衛医科大学附属病院にて臨床研修。防衛医科大学校医学研究科にて学位(医学博士)取得。自衛隊中央病院、木場公園クリニックでの勤務をへて、2005年にとくおかレディースクリニックを開院。日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医。日本生殖医学会認定生殖医療専門医。

Q.AMH 検査はなぜ大事なの?一般不妊治療の段階でも受けるべき?

A.治療の方針を決めるために必要です。早めに検査をして、ムダのない妊活を

AMHは卵子の在庫数がわかる指標です

AMH(アンチミューラリアンホルモン)は、不妊治療の大事な検査項目のひとつです。よく「卵子の在庫がわかる」「卵巣の予備能を示す」検査といわれますね。AMHは、発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンです。血中のAMH値は卵巣で育っている前胞状卵胞の数を反映し、年齢とともにその数値が下がっていくことがわかっています。

妊活においてAMHの数値が重要視されるのはなぜでしょうか。それは、卵子にはほかの細胞とはまったく違う特性があるからです。卵子のもとになる原始卵胞は、胎児のときに一生分が卵巣内に蓄えられます。そして、初潮を迎えたあとは毎周期、約1000個の卵子が消えていきます。

つまり、卵子の在庫数が少なくなれば、それだけ妊娠できる期間が短くなっている、ということ。妊活のプランを立てるときには、けっして無視できない数値だといえるでしょう。


体外受精・顕微授精を行う培養室。専門のスタッフが管理しています。

AMHは、採血で調べることができ、月経周期のどのタイミングでも数値に大きな変動はないため、いつでも検査が可能です。まだクリニックでの不妊治療は考えていないかたも、妊活を始めるときには、ぜひ早めにAMHを測ることをおすすめします。

当院では、気軽にAMHを測れるようにAMH外来を設けています。AHM検査を受けたら、年齢別の平均数値と照らし合わせてみましょう。20代でも、AMHの数値は40歳相当ということもあります。その場合は、AMHが示す年齢に合わせ、妊活のスケジュールを早めていくことを検討します。

一般的な不妊治療は、タイミング法、人工授精、体外受精とステップアップしていきますが、AMHが低い場合は人工授精や体外受精からスタートすることも検討しましょう。限りある時間をムダにしないよう、検査データをもとにした治療プランを立てていくことが大事です。


採卵手術後はリカバリールームでゆっくり過ごせます。

Q.AMH が低いと、妊娠できる可能性も低くなってしまうのでしょうか?

A.妊娠率に最も影響するのは年齢です。早めの治療で妊娠をめざしましょう!

AMHの数値と卵子の質は無関係です

妊娠率にいちばん大きく影響するのは、女性の年齢です。35歳を過ぎると妊娠率が急激に下がることは、データからも明らか。年齢とともに卵子も老化し、質のいい卵子が排卵されにくくなることが原因だと考えられています。染色体異常をもった卵子が増えるため、受精しても途中で分裂が止まってしまったり、せっかく妊娠しても流産してしまうことも多くなるのです。

一方で、AMHが示すのは、あくまで卵巣内に残る卵子の数の目安です。AMH値が40歳相当だとしても、実年齢が35歳であれば、妊娠率は35歳相当です。反対に、AMH値が35歳相当でも、実年齢が40歳であれば卵子の年齢も40歳ということです。


最新のタイムラプスインキュベーターを導入し、胚の培養を行っています。

AMHの数値は、妊活の方針を決めるバロメーターとして活用し、一喜一憂しないことがたいせつですね。ただ、AMH値が低いと、排卵誘発剤を使っても卵の育つ数が少ない傾向にあることは知っておきたいポイントです。

たとえばAMH値が35歳相当であれば、マイルドな卵巣刺激でも約10個の卵子が採卵できるのが一般的です。それが、AMH値が45歳相当となると、刺激をしても採卵できる卵子が5個に満たなかったり、ときには卵が育たないことも。採卵した卵がすべて順調に成長するとは限らないため、何度か体外受精にトライしなければならないケースも増えてくるのです。妊娠率と年齢、AMHの関係など、妊活の基礎知識を頭に入れておくと、低AMHと診断された人こそ、時間を有効に使うことが大事であることがわかりますね。

治療中は、ストレスを感じることもあるでしょう。けれど、そこで立ち止まらず、ぜひ医師との二人三脚で進んでいってほしいと思います。当院では、1年以内に治療を卒業し、ママになることをめざしています。ママになる未来に向かって、いっしょに頑張りましょう。


定期的に無料で不妊勉強会を実施しています。予約制ですので、お早目にご予約をおとりください。

ご夫婦の子宝のために一歩を踏み出しましょう!
不妊治療はよく「出口の見えないトンネル」にたとえられますが、私たちはそのトンネルを照らし、少しでもストレスなく治療ができるように、そして1周期でも早く子宝に恵まれるようにと一人ひとりに合わせた治療法を提案しています。そのためには、AMHをはじめとする検査で、体の状態を見極めることがたいせつ。ときには耳の痛いことをお話しすることもあります。それは、1日でも早く妊娠という喜びを手にしてほしいから。患者さんとの信頼関係をたいせつに、妊活卒業までの日々を伴走します。

迷っていること、わからないことがあれば、まずは相談だけでもOK。AMH外来やプレ妊活外来、妊活無料相談も設けています。赤ちゃんと出会うための一歩を踏み出しましょう!

とくおかレディースクリニック

住所:
東京都目黒区中根1-3-1 三井住友銀行都立大学駅前ビル6階

アクセス:
東急東横線「都立大学駅」より徒歩30秒

電話:
03-5701-1722

診療時間:
月・火・水・金 10:00~13:00/15:00~19:00
土 9:00~12:00
木・日・祝 ART特別指定外来のみ

公式HP:
https://www.tokuoka-ladies.com/

企画/サンワードメディア

監修
監修

防衛医科大学校卒業。防衛医科大学校附属病院、自衛隊中央病院、木場公園クリニックを経て2005 年とくおかレディースクリニック開設。日本産科婦人科学会専門医、日本生殖医学会専門医。患者さんの立場に立って考えるやさしく誠実な診療で、妊婦さんの信頼が厚いドクターです。

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