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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 不妊治療コラム 受精卵の発育を促し流産を回避できるようにする男性と女性の検査【にしたんARTクリニック神戸三宮院 (医療法人ART会)】

受精卵の発育を促し流産を回避できるようにする男性と女性の検査【にしたんARTクリニック神戸三宮院 (医療法人ART会)】

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不妊治療
2024/08/29 公開

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着床率を上げるための検査に力を入れているクリニックにしたんARTクリニック神戸三宮院にお話しを伺いました!

受精卵の発育を促し流産を回避できるようにする男性と女性の検査

にしたんARTクリニック神戸三宮院(医療法人ART会)(兵庫県/神戸市)
理事長 大谷 徹郎 先生


1979年神戸大学医学部卒業。ワシントン大学医学部、ドイツ・キール大学医学部留学などを経て、1996年神戸大学医学部附属病院助教授。2000年より大谷産婦人科不妊センター院長。2011年神戸ARTクリニック開設。2023年7月長年の不妊治療の経験・ノウハウをより多くの患者様に届けるために、「にしたんARTクリニック神戸三宮院」に改称。

精子DNAのダメージを検査する「精子機能検査(DFI検査)」

当クリニックは、三宮駅直結の複合ビル・ミント神戸にあり、アクセスも良く通院しやすいと評判です。

また、着床率を上げるための男女の検査に力を入れていることも、当クリニックの特徴のひとつです。女性の年齢が妊娠に影響することは長年明らかになっていますが、近年は男性の年齢も大きく関係していることが臨床成績として報告されています。

胚の発生に影響を与えるのは卵子・精子・着床する子宮の状態といわれています。その中で負の影響を与えると言われている一つには、目には見えない「精子DNAのダメージ(断片化)」があります。特に、胚発生の3日目以降に負の影響を与えることが知られており、胚盤胞到達率や妊娠率の低下、流産率の上昇に関連すると考えられています。

「精子DNAのダメージ」は、数値であらわすことの出来る運動率や見た目の善し悪しでは分かりません。精子DNAがどれほどダメージを受けているかを知る検査が、「精子機能検査(DFI検査)」です。DNAがダメージを受けている精子の割合のほか、未成熟精子の割合、酸化ストレスの割合を調べます。結果が良好であった場合は、別の不妊原因が考えられます。

では、精子DNAのダメージはどうして起こるのでしょうか?


診察するフロアとは別のフロアにキッズルームがあり、子連れのかたでも気兼ねなく受診できます。また、保育園・託児所ご利用サービスもあります。

原因① 男性自身のストレス
DFI検査結果が良くない場合は、男性の生活習慣を改善することも必要ですが、生殖補助医療を利用し「質の高い精子をあつめる」精子の調整方法を選択することもできます。

原因② 精子に対する物理的なストレス
保険診療で行う「精子の調整方法」は密度勾配法と言われており、遠心分離機を使用します。この遠心分離機の物理的な作用が精子DNAのダメージを引き起こす一因とも考えられています。


シンプルで過ごしやすい雰囲気の待合室。

生殖補助医療を利用した「質の高い精子」を集める調整方法とは

①膜構造を用いた生理学的精子選択術-Zymot(ザイモート)
精子自身の運動による分離法。元気な精子が特殊なフィルターを通過することで、動いていない精子・頭部が大きいなどの奇形精子を自然に分けることができます。自費診療の治療ですが、先進医療の適用(混合診療可)となっていますので、保険診療のかたでも選択できます。

②電気泳動システム -Felix(フェリックス)
電気泳動システムとフィルターを使用する分離法。Zymotと違う点は、陽極(+)に引きつけられる精子の性質を利用して、より効率的かつ短時間で質の良い精子を回収することができます。この方法は自費診療でのみ選択が可能です。当クリニックでは患者さまの分割率・良好胚盤胞の凍結率を分析し、検査が必要と思われるかたにご提案しています。


患者さまの大切な卵や精子を扱う培養室には約10人の培養士が在籍。

患者さまの肉体的・精神的負担を軽減するための検査「着床前遺伝学的検査(PGT)

胚の染色体数に過不足(異数性)がないかを調べる検査です。女性の年齢が上がると染色体異数性も増加すると考えられており、染色体異数性のない胚を移植することで、移植の不成功や移植後の流産を減らし、生殖補助医療を受ける患者さまの肉体的・精神的負担を軽減します。

2004年から「PGT」を実施して今日までに12000件以上の症例があり、また2023年には日本産科婦人科学会が認める「PGT-A/PGT-SR実施認定施設」となりました。「PGT」には、正確な判定を行う「検査技術」以外に2つの技術が大きな役割を担います。

①検査に最適な状態まで「胚を育てる技術」
「ミニインキュベータ」を標準使用し、患者さまお一人おひとり専用の培養環境をご用意しています。他の患者さまの胚と共存しないため、最適な胚の育成に欠かせない、適正な「温度」「湿度」「pH」及び「CO2濃度」が安定して保たれています。「先進医療」の適用となっている「タイムラプス培養」と比較しても、同等以上の成績を維持しています。また、培養液にも胚の成長を促す因子を添加するなど、工夫もされています。

②細胞を採取する「胚生検の技術」
胚生検とは胚から検査のために一部の細胞を採取する方法です。受精後5〜7日目に胚盤胞まで成長した受精卵の、将来胎盤など胎児以外の組織になる部分(栄養外胚葉)の細胞を5個程度採取しています。そのため、細胞数が少ない胚盤胞だと採取できないことがあります。しかし、長年PGTを提供している当クリニックには、高度な技術を有した熟練の胚培養士がおります。

習慣性流産は35歳以上の高齢のかたに多く起こると言われており、高齢のかたの卵子をより丁寧にケアする安定した技術も備えています。


体外受精の際に利用するリカバリールーム。

当クリニックで初めて「体外受精胚移植」をされた患者さまの妊娠率は93%です。妊娠された方の年齢の内訳は、20代の方が97%、30〜34歳の方が98%、35〜36歳の方が93%です。長年の臨床データにより、「初めての体外受精において必ずしもPGTが必要ではない」ことが分かりました。しかし、最初の「体外受精」が成功しなかった場合には、「PGT」はどの年齢の患者さまにとっても有効ということが言えます。

また、当クリニックでは臨床遺伝専門医とのカウンセリングも実施しています。PGT実施後の胚移植にご不安がある場合はお気軽にご相談ください。初めて不妊治療をされる患者さま、また他医療機関で不妊治療を経験されてきた患者さま、それぞれのお悩みをお伺いし、患者さまに寄り添った治療法をご提案いたします。


患者さまに寄り添うカウンセリング。

Message

時間を無駄にしないことが大切効率よく治療を進める工夫をしましょう検査をしても特に不妊原因が見つからないという場合は、早めのステップアップを。タイミング法だけを続けていても、時間ばかりが過ぎてしまう場合もあります。32歳くらいからは「ある程度」急いで、35歳を過ぎたら「かなり」急いで、40歳を過ぎたら「非常に」急いでください。40歳を過ぎると急速に流産率があがり、染色体異常のない受精卵は減ってきます。時間をむだにせず、効率よく治療をすすめていきましょう。

にしたんARTクリニック神戸三宮院

住所:
兵庫県神戸市中央区雲井通7-1-1 ミント神戸15階

電話:
078-261-3500

アクセス:
各線「三宮駅」よりすぐ

診療時間:
土・日・祝 9:00~13:00
火・木 11:00~17:00
月・水・金 11:00~20:00
※診療時間は変更になる可能性があります。詳しくはホームページにてご確認ください。

公式HP:https://www.ivf.co.jp/

企画:サンワードメディア

監修
監修

1979年神戸大学医学部卒業。ワシントン大学医学部、ドイツ・キール大学医学部留学などを経て、1996年神戸大学医学部附属病院助教授。2000年より大谷産婦人科不妊センター院長。2011年神戸ARTクリニック開設。2023年7月、長年の不妊治療の経験・ノウハウをより多くの患者様に届けるために、「にしたんARTクリニック神戸三宮院(医療法人ART会)」に改称。

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