高い体外受精妊娠率を維持すべての診療を女性院長が担当し、一貫した医療を提供【神田ウィメンズクリニック】
妊娠率を高める各種の工夫をしているクリニック「神田ウィメンズクリニック」にお話しを伺いました!
高い体外受精妊娠率を維持すべての診療を女性院長が担当し、一貫した医療を提供
神田ウィメンズクリニック(東京都/千代田区)
院長 清水 真弓 先生
信州大学医学部卒業。大学病院での産婦人科勤務後、木場公園クリニックで6年勤務、その後荻窪病院虹クリニック、亀田IVFクリニック幕張での非常勤勤務を経て、2020年神田ウィメンズクリニックを開設。一般不妊治療から高度生殖医療まで、患者さん一人ひとりの状態やニーズに柔軟に対応している。日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医、日本生殖医学会認定生殖医療専門医。
ステップアップにこだわらずご夫婦に最適な治療を提案
2023年に発表された日本産科婦人科学会のデータ(2021年)によると、体外受精での胚移植あたりの全年齢での妊娠率は、全国平均で35.0%。神田ウィメンズクリニックは、それをはるかに上回る54.4%という実績を誇ります。JRや東京メトロ神田駅から徒歩1〜2分にあり、通院のしやすさも魅力です。
「不妊治療を始める前には、まずスクリーニング検査を行って不妊の原因がどこにありそうかを確認します。その結果とご夫婦のお気持ち、ライフプランなどによって治療計画を立てていきます」と話すのは、院長の清水真弓先生。
検査項目は、女性はホルモン検査、超音波検査、ヒューナーテスト、卵管造影検査、感染症検査、子宮がん検査、卵巣に卵子がどのぐらい残っているかを確認するAMH検査などで、男性は精液検査が基本です。
待合室はまるでカフェのような雰囲気。Free Wi-Fiも完備で、カウンターテーブルでは携帯の充電やパソコン作業が可能です。
「治療は一概にタイミング法からステップアップしていくものではありません」と、清水先生は続けます。女性の年齢が35歳、特に40歳を超えると妊娠率が目に見えて下がり始めるため、スピード感が必要になります。
「ただ、年齢や不妊期間が同じでも、スクリーニング検査の結果によってはタイミング法スタートや、体外受精スタートになりますしほとんどセックスレスだった場合ならシリンジ法をご提案することもあります。ご夫婦ごとに最適な治療を選択しています」
採卵や移植の前後に休憩するリカバリールーム。落ち着いた雰囲気で、ゆっくりとお休みいただけます。
体外受精のメリットは妊娠率の高さに加え凍結胚があること
検査の結果、卵管が両方通っていない、精子の数が少ないなどがわかった場合や、タイミング法や人工授精での妊娠がむずかしいと思われる場合には、体外受精をすすめます。体外受精では、良質な成熟卵子を採卵するために卵巣刺激を行いますが、その方法には自然周期、低刺激周期、刺激周期の3つがあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
自然周期の場合は、排卵誘発剤などの薬の使用が少ないことから体への負担も経済的な負担も少ないことがメリット。その一方、採卵できる卵胞は平均で1〜3個のため、移植まで至らず採卵をくり返す可能性が高くなります。
低刺激周期の場合は、排卵誘発剤の服用+1日おき程度の注射により採卵できる卵胞数は平均5個程度となるものの、胚盤胞まで育って凍結できる胚が少なくなる可能性があります。
刺激周期の場合は、排卵誘発剤の注射を8〜10日間、連日打つ必要があるため、経済的な負担や体への負担、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)のリスクがありますが、10個程度もしくはそれ以上の卵胞が採取できることがメリットです。
最新の培養機器を導入した培養室。優秀なベテラン胚培養士が大事な受精卵をお預かりしています。
「体外受精の何よりのメリットは、妊娠率が高いことに加え、凍結胚を確保できることが多い点です。お子さんは1人でいいと考えていても、産んでみたら気持ちが変わり、しばらくしたら凍結胚でもう1人産みたいとおっしゃる患者さんも少なくありません。
採卵数が多ければ受精して胚盤胞にまで育つ確率も高くなるので、当院では、AMH検査の値が低く排卵誘発剤の注射を毎日しても採卵数が確保できないと思われる場合を除き、刺激周期での体外受精を提案しています」
当院でメインとする刺激法は黄体ホルモン法(PPOS)。OHSSのリスクが高くなりやすいロング法やショート法、排卵誘発剤と排卵抑制のための注射薬のコントロールがややむずかしいアンタゴニスト法などに比べて効率よく卵胞を育てることができ、採卵数や妊娠率も変わりません。
レントゲン室。子宮卵管造影検査を行います。
受精卵0をなるべく回避し、妊娠の可能性を高めるsplit法を採用
受精方法には、シャーレの中で卵子と精子を培養する通常の体外受精と、細い針を使って卵子に精子を直接注入する顕微授精とがあります。
「当院では、採卵した卵子を2群に分けて体外受精と顕微授精を行うsplit法を採用しています。そうすることで、受精卵が0になる可能性を下げることができ、より妊娠の可能性を高めることができます。
split法の体外受精で受精しなかったり、正常な受精卵にならなかった場合は、顕微授精を行い、受精率を高めるようにしています。男性側の出張などで体外受精当日に採精できずに凍結精子を使う場合なども、受精率をより高めるために顕微授精を行います」
刺激周期で採卵した場合は、子宮内膜が着床に適した状態になるのと胚の成長度合いがずれることがあるため、また妊娠で悪化する卵巣過剰刺激症候群(OHSS)を避けるためにも胚を凍結して次周期以降に胚移植を行うのが一般的です。
「移植の際は卵胞ホルモンと黄体ホルモンを補充し、子宮内膜を着床しやすい環境に整えます。月経開始とともに来院日や胚移植予定日を決められるため受診回数が少なく、日程もコントロールしやすいです」
診療体制や柔軟な治療計画で仕事と治療の両立をサポート
当院のホームページに掲載されている「ご卒業されたかたの声」には、「不安がなくなっていった」「2人目もぜひここで」という声のほか、「働きながらでも通院しやすかった」という声も多くあります。
「仕事と両立できるか不安に思うかたも多いですが、当院では両立しやすい体制をととのえています。Webから予約ができ、再診以降は予約優先制なので、予約がなくても直接受診が可能です。火曜・木曜は夜19時半まで、土曜日も14時まで診療しており、平日午前の外来は13時半までなので、昼休みの時間帯にも受診していただけます。
通院回数が少なくなるような治療計画も提案しています。まずはお気軽にご相談ください」
Web予約による「予約優先制」。予約外でも受診可能なため「予約が入らなくて受診できない」ということがありません。
Message
「初診からご卒業まで、責任をもって一貫した医療を提供したい」という思いで当院を開設しました。患者さんが「授かりたい」という願いを叶えてどんどん次のステージに進んでいかれる、そのお手伝いをしたいと考え、スタッフ一同、日々研鑽を重ねています。不妊治療においては、気持ちよく通院していただけることもたいせつですので、待ち時間をなるべく少なくする努力をし、スタッフの応対にも心を配っています。不妊治療を始める際には不安もあると思いますが、貴重な時間がムダになるのはすごくもったいないことです。思い切って踏み出してみませんか。いっしょに頑張りましょう。
神田ウィメンズクリニック
住所:
東京都千代田区鍛治町2-8-6 メディカルプライム神田6階
電話:
03-6206-0065
アクセス:
JR山手線・京浜東北線・中央線「神田駅」より徒歩1分、東京メトロ銀座線「神田駅」より徒歩2分、都営新宿線「岩本町駅」・JR総武線「新日本橋駅」より徒歩5分、丸の内線「淡路町駅」より徒歩8分
※お子様連れ及びマタニティマークを付けての来院はご遠慮くださいますようお願いいたします。
診療時間:
月・火・木・ 金 9:00~13:30
土 9:00~12:00
月 15:00~18:00
火・木 15:00~19:30
※月・火・木・金・土に祝日・臨時休診日がある場合は水に一日診療(~18:00)
休診日:
水・日・祝
企画:サンワードメディア
- 24時間
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