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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 体験談 【元NHKアナ&気象予報士・関口奈美さん】え?夫がアメリカ留学決定!「日本にいるうちに妊娠したい!」7回も転院した私が双子のママになるまで

【元NHKアナ&気象予報士・関口奈美さん】え?夫がアメリカ留学決定!「日本にいるうちに妊娠したい!」7回も転院した私が双子のママになるまで

2023/05/03 公開
2023/05/04 更新

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妊娠6週で心拍確認、8週で力強くなったのに…

Cクリニックでは、LH-RH TRH負荷テストを行いました。これは卵胞の発育に必要なホルモンを調べる検査。

私の場合、潜在性でプロラクチンが高いことが分かり、カバサールを処方されました。この時期には、クロミッドで安定して排卵するようになっていました。そして通い始めて半年後、クロミッドを5日間飲み、タイミング法で妊娠することができました。

5週で胎嚢を確認し、6週で心拍確認、8週でさらに力強くなった心拍を確認!

ところが、産科に移ってはじめての検診(妊娠11週)で、心臓が動いていないことが分かりました。

つわりがもともとなく、体調の変化も何もなかったので、流産なんて本当に想像していなくて。

「私は妊娠しづらいけれど、妊娠したらそのまま継続できる」と思い込んでいたので、ショックもすごく大きかったです。

流産後に、宮古島旅行へ。気分転換になりました

心拍確認後の流産ということで、次回につなげるためにも、夫婦染色体異常、抗リン脂質抗体症候群 ※1、プロテインS欠乏症 ※2など、不育検査をひと通り実施。けれども、とくに問題は見つかりませんでした。

モヤモヤした気持ちのまま、4ヶ月後からタイミング法を再開し、翌月には人工授精へステップアップしました。

※1:抗リン脂質抗体という自己抗体により、血栓症や流産・死産を起こす病気
※2:血液が固まりやすいかどうかがわかる

渡米が決まり…「日本にいるうちに妊娠したい!」

34歳のとき、夫のアメリカ留学が決定。それが4ヶ月後ということで、正直、とても焦りました(コロナなどもあり、結果的に渡米したのはそれから約2年後でしたが…)。

Cクリニックのドクターからは、「タイミング法で妊娠できたのだから、このまま続ければまた妊娠できるでしょう」と言われたのですが、渡米を控え、このまま続けても時間だけが過ぎてしまうのでは?と不安に。

英語も分からないし、アメリカは治療費が高そうというイメージがあって、日本にいるうちになんとか妊娠しないと!と焦りました。

一度人工授精を試したのちに、体外受精で定評のあるDクリニックへ急いで転院しました。


妊活には協力的だったハズバンド氏。料理も少しずつトライ。
この日は、七穀米(ほんとは白米に少しだけ入れる)だけで炊こうとしていて、ビックリ!水を入れる前に気づいてよかった(汗)

「4回移植すれば、7割が妊娠」と聞いて期待

Dクリニックでひと通りの検査を受けたのち、はじめての採卵。14個の卵がとれて、うち1つが変性卵でしたが、残り13個のなかで6個を体外受精(ふりかけ法)、7個を顕微授精することに。

その結果、ふりかけ法で胚盤胞が1個、3日目(分割期胚)が1個、顕微由来の胚盤胞が5個できました。

初めての移植は、ホルモン補充周期で4AAの1個をSEET法 ※3 で戻し、翌月は自然周期で3ABを1個戻しました(子宮内膜の厚さ改善のためG-CSF製剤使用)。

翌月には、ERA検査 ※4 も行いましたが、移植と着床のズレはないという結果。その翌月、ホルモン補充で4AAと3BBを2個移植しましたが、やはり着床しませんでした。

実は、Dクリニックの体外受精の説明会に参加したときに、「4回移植すれば、7割が妊娠する」というデータを説明されたんですね。だから期待感がものすごくありましたし、体外受精という最新医療をもってすれば、絶対に妊娠すると思い込んでいました。

ですが私は、なぜか妊娠できませんでした。

※3移植前に胚培養液を子宮に注入し着床準備を整える方法

※4着床のタイミングを調べる検査

アメリカでの出産直前の写真。ここまでたどり着くのに、流産後4年かかりました

検査で「悪いところがみつかるといいな」

私の場合、きっと着床に問題があるのだろうと思ったんです。でもいろいろな検査をしても、なぜ着床しないのか、その原因が見つからなかったんです。

たとえば健康診断を受けるとき「何も悪いところがないといいな」と思うのがふつうですよね。

でも私は検査を受けるたびに「何か原因や悪いところが見つかるといいな」と思っていました。原因が見つかれば、治療して妊娠に近づけると思ったからです。でも原因が見つからないから対策もとれず…。

とくにERA検査は、検査のためだけに自己注射をしなければならず、とてもつらかったです。

第2回>>
気づけば職場に妊娠していないのは私だけ…!?へつづく


●関口奈美さんの治療ヒストリー ざっくりふり返り

31歳
自然周期の体外受精で有名なAクリニックを受診

32歳
B産婦人科で不妊治療を始める。ピルをやめて、タイミング法からスタート

33歳
Cクリニックへ転院。タイミング法にて妊娠するが稽留(けいりゅう)流産に

34歳
人工授精にトライ
Dクリニックへ転院し、体外受精で3回移植するが陰性
Cクリニックへ戻り、タイミング法にステップダウン

35歳
Aクリニックで着床前診断の話を聞く
Dクリニックへ戻るが、2回連続移植キャンセルに
Cクリニックへ戻り、タイミング法にステップダウン
渡米。マサチューセッツ州の病院で体外受精開始

36歳
5回目の移植で妊娠

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