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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 体験談 特別養子縁組を選んだ瀬奈じゅんさん&千田真司さんと妊活セキララ座談会/不妊治療のやめどきって?

特別養子縁組を選んだ瀬奈じゅんさん&千田真司さんと妊活セキララ座談会/不妊治療のやめどきって?

2021/04/03 公開
2023/08/10 更新

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2年間の不妊治療(7回の体外受精)の末、3年前に特別養子縁組で男の子を迎えた、元宝塚歌劇団月組のトップスターで女優の瀬奈じゅんさん、千田真司さんご夫妻。

あかほしのメルマガ会員さんに参加希望者を募り、厳正な選考のうえ、2名のかたとのオンライン座談会が実現しました。
不妊治療のこと、特別養子縁組のこと、読者代表からのさまざまな質問におふたりが真剣に答えます!

瀬奈じゅん&千田真司さん夫婦インタビュー
不妊治療を終え、特別養子縁組でママ&パパに。

妊活・不妊治療について座談会スタート!


ナナさんプロフィール(大阪府/ 33歳)妊活歴1年3カ月
パートナーの年齢 34歳、男性不妊で人工授精を3回しましたが、そろそろ体外受精も気になります。


A美さんプロフィール(千葉県/ 39歳)妊活歴2年1カ月
パートナーの年齢 42歳、子宮内膜症や卵管閉塞を乗り越えて、6回目の体外受精にチャレンジ中!


瀬奈さん:今日はみなさん治療で大変ななか、ご参加いただきありがとうございます。

千田さん:僕たちでお役に立てることがあれば、なんでも聞いてください。まずは簡単な自己紹介からお願いします。

A美さん:私はもともと子宮内膜症があり、2年前に不妊治療を始めました。不妊の検査では、抗体がかなり強く、卵管も詰まっていると言われました。2度の採卵をへて、もうすぐ6回目の体外受精をするところです。

ナナさん:私は今33歳です。妊活を始めたときはタイミング法ですぐ妊娠するかと思ったけれど恵まれず、現在は人工授精に挑戦中です。みんなに「まだ若いから大丈夫だよ」と言われますが、子どもは2人欲しいのであせっています。

瀬奈さん:すごくわかります。若いから大丈夫とは言い切れないし、年齢に関係なくつらいものはつらいですよね。私も治療中は周囲に「次は大丈夫だよ」と言われても、「あなたには私の気持ちはわからない!」と思っていました。心の闇がありましたね。

男性のほうがメンタル弱い!?

千田さん:差し支えなければ、おふたりの不妊の原因を教えてください。

ナナさん:うちは男性不妊で、医師から精索静脈瘤の手術をすすめられましたが、夫は最初、局部にメスを入れることに抵抗があったようです。
しかし人工授精を数回しても精子のデータが厳しいと知り、ようやく先週手術を受けてくれたばかりです。

千田さん:手術を決意するのは勇気がいったと思います。僕のパパ友にも男性不妊のかたがいて、それを知ったときは立ち直れないくらいショックだったと言っていました。

瀬奈さん:一般的に男性のほうがメンタル弱いですよね。私も不妊治療中は自分のことに精いっぱいでしたが、最後の体外受精が陰性だったときは夫もいっしょに大泣きして、彼も相当傷ついていたんだと気づきました。
きっとナナさんのご主人も男性不妊ということですごく傷ついていると思います。やさしくしてあげてくださいね。

ナナさん:わかりました!

笑顔で過ごせば免疫力もアップ!

A美さん:私は今、サプリメントを飲むなど、妊活にいいと言われていることはいろいろ試していますが、何かおすすめの方法はありますか。

瀬奈さん:私も妊活中はイソフラボンをとったりしましたが、今振り返ると、当時もっと明るく楽しく過ごしていたら、何かちがっていたかもと思うことはあります。
体外受精でリセットするたびに落ち込んで、ソファに寝て一日中天井を見て、気づいたら夕方になっていたようなつらい日々でした。

特に今、コロナ禍でみなさん先が見えない不安が続くなか、笑いってたいせつだなと思います。笑顔でいれば、免疫力も上がり、子宮もフカフカになって、お空にいる赤ちゃんが下りてきたくなるんじゃないかなぁと思って。

A美さん:それってすごく大事ですね! 治療がうまくいかず、妊婦さんはみんな幸せそうでいいなぁと、他人をうらやましく思っていましたが、今のお話を伺えてすごくよかったです。

ナナさん:私も最近、同時期に結婚した友だちから妊娠の知らせを聞いて、よけいにあせっています。おめでたいことなのに、素直に喜べない自分を責めてしまって…。

瀬奈さん:それは当たり前の感情だし、見たくないものをわざわざ見なくていい。しばらくは会わなくてもいいと思いますよ。

A美さん:私も友だちが妊娠して、おなかが大きくなっていくのを見ているのはつらかった。不妊治療に成功した友だちと、失敗している自分を比較すると、どうしても劣等感がありました。でもそのおかげで、つらい人の気持ちがわかるようになりました。

瀬奈さん:私も不妊治療をしていちばんよかったのは、そこですね。
10代で宝塚に入って、トップスターをめざして頑張ってきて、夢を叶えることができました。それまでは本当の意味での挫折を知らなかったけれど、不妊治療を経験することで、少しは人の痛みがわかる人間になれたと思います。

治療中はもっとこうすればよかったと、自分を責めてしまう毎日でしたが、今ふり返ると、あのときは本当に頑張ったなと思います。おふたりも今はつらいと思いますが、絶対にいい経験になるはずです。

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A美さん:私は今39 歳、体外受精も次で6回目になり、心身ともに、経済的にも疲弊してきました。見えないゴールに不安しかありません。

もうここまでというゴールを決めたほうがいいのかなと思っているのですが、不妊治療をやめる勇気はまだありません。やめるキッカケの見つけかたはありますか。

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