2ページ目(2ページ中) | 【モデル・武智志穂さん独占インタビュー】体外受精4回。稽留流産を乗り越え双子のママに!
志穂さん:結果的に初めて体外受精で着床に成功。それまでは何をしても陽性反応が出ることがなかったので、どこかで「私って妊娠できない身体なのかな?」と思うところがあったんですよね。でも、自分が妊娠できる身体だったんだ、私にも可能性があるんだ!ということにとても安心したことを覚えています。
頑張ったら、諦めなかったらいつかは授かれるかもしれないという希望を初めて感じることができたんです。
でも、不妊治療で通っていたクリニックを卒業して産院に移った2回目、12週の健診で「心拍が止まってます」と宣告されて…。
その健診のちょっと前から出血してたこともあって、私自身は最悪のことも覚悟しておかないといけないなと思っていたし、出血のことは夫にも話していたんですけど、意外と冷静に先生の話を聞けていた私に比べて、夫は青天の霹靂って感じで、見るからに落ち込んでいましたね。
家に帰って二人でひとしきり泣いて、夫はどうしてもはずせない仕事の会食に出かけて行ったんです。
私は先に寝ていたんですけど、23時頃、家の外からなんか音がすると思って、玄関のドアスコープをのぞいてみたら、夫が一人で大泣きしてて。
う~思い出すと泣いちゃう(涙)。
夜だからコンビニしかお店がやってなかったって言って、私の好きなフルーツとかケーキとかたくさん入った袋を持って、私の前で泣かないようにって玄関の外で泣いてる夫を見て、この人の子供が欲しい、産みたいって改めて思いました。もうすでにお父さんだったんですよね。
——だんなさま、とてもやさしいですね。志穂さんはなにか声をかけたんですか?
志穂さん:夫がとにかく大泣きしていたので、私は泣けず(笑)、背中をさすって「大丈夫だよ」って声をかけました。
妊娠中の今、大変なこともたまにあるけど、この時のことを思い出すと頑張ろうって思えるんですよね。
2回目、3回目の体外受精で着床せず自暴自棄に……

——稽留流産後の妊活はどう続けていたのですか?
志穂さん:流産の手術をしたあと、ホルモンバランスがものすごい勢いで崩れて、自分の力ではどうしようもないほど、精神がジェットコースターのように乱れまくりました。
昔からポジティブだけがとりえの私が、落ち込んだ日々が2、3ヶ月続きました。
手術から約1ヶ月ほど出血が続いていたんですけど、それが落ち着くと徐々に精神面も普段どおりになってきて、大阪から母が手伝いに来てくれたことにも救われ、約3ヶ月後に2回目の体外受精。
私のクリニックは判定日が決まっていて、生理が来る前に着床しているかどうかがわかるので、そこのところのストレスは最小限でしたね。
2回目と3回目の間は間髪入れずにして、3回目で着床しなかったことがわかったとき、不妊治療に疲れてしまって、一旦お休みしてみようという気持ちになったんです。気晴らしに2週間海外に旅行に出かけました。
——旅行でリフレッシュしてから4回目の体外受精を?
志穂さん:はい。私、実は3回目の体外受精の時から先生に卵を子宮に2個戻してほしいとお願いをしていたんです。私はおそらく今後も体外受精での妊娠になるから、もし、1人妊娠できたとしても、2人目を考えた時、育児と仕事をしながらの妊活は相当大変になるだろうなと思って。
私には年子の妹がいるんですけど、妹の存在に助けられることがたくさんあったし、兄弟を作ってあげたいという想いも強かったので。
でも、2個戻すことはリスクもあることなので、先生も夫もあまり賛成していなくて…。3回目は結局1個の卵だけを戻したのですが、4回目はリスクを覚悟の上で先生と夫を説得し、「やってみよう!」と思って2個戻し! それが無事に2個とも着床してくれて、双子を授かることができました。
妊娠した今でも毎日が綱渡りだと感じている

——体外受精へのステップアップの時にも出た『やってみよう!』。
すごく強い覚悟のようなものを感じますが。
志穂さん:2週間のバカンスでめいっぱいリフレッシュしていたし、不妊治療に対してのモチベーションも上がっていたタイミングだったので、今を逃したくないと思って!
1回目は稽留流産だったけど、初めての体外受精に希望を持っていたし、今回はリフレッシュしたあとの2個戻し。妊娠した今、私が個人的に思うのは、受精卵のグレードも大切だけど、やっぱりストレスの有無は妊娠にすごく関係しているんじゃないかな?ということ。
——妊娠がわかったときはどう感じましたか?
志穂さん:夫も同席していた健診でわかったのですが、夫は言葉も感情も行動も全部で大喜びしていて、私ももちろんうれしかったけど、どこかに「まだ安心できない」って喜ぶ気持ちにストップかけるところもあって…
今(取材時)、妊娠6ヶ月になったんですが、双子妊娠には安定期というのがないそうで、今も毎日が綱渡り感。とにかく1日1日が早く、無事に過ぎることを願うばかりです。
毎日、赤ちゃんの心音を“エンジェルサウンズ”で聞いたり、胎動を感じて「あれ、左の子、静かだな」と感じて不安な気持ちになることもたくさん。
でも、都合がつけばいつも検診も一緒に来てくれたり、家事も積極的にやってくれる旦那さんに支えられています。

——志穂さんが妊活中に積極的にやっていたことはありますか?
志穂さん:とにかく身体を温めることをやっていました。鍼灸や腹巻き、充電式のカイロなんかは1年中やって、身体を温めてくれる食べ物を選んで、添加物は極力避けて、たまにのご褒美で好きなものを食べたり。
私は趣味が多くて、写真を撮る、土いじりをする、裁縫する、料理するみたいなことは好きなだけやって、ストレスをためないようにしています。
あとは、妊活前からジムでトレーニングをして身体を動かしているんですが、身体に気を使うと食事にも気を使うことになり、結果、自分のことを大切にする機会が増える。それが身についていたのはよかったですね。
——これから妊活をしようとしている方にアドバイスはありますか?
志穂さん:私は24歳で多嚢胞性卵巣症候群ということがわかっていたものの、生理痛と多少の生理不順くらいで、病院に行くほどではないと思っていたし、実際、2年前に妊活を始めるまで自分の病気を実感したことはありませんでした。
でも、生理痛や不順は、やっぱり身体からのサインだったんだなと今は思います。もし、何か違和感を感じることがあったら、迷わずに病院に行くことをおすすめします。
Profile・武智志穂さん

ファッション誌、TV、CM、ラジオなどモデル発のタレントとして10年以上のキャリアを持つ。現在は、ファッションだけでなく、美容・グルメ・インテリア・アウトドア・音楽・旅行などのライフスタイルをSNSで発信し、同世代の女性から高い支持を集めている。双子の男の子を出産予定。『赤ちゃんが欲しい2020夏』号にも登場。公式Instagram
取材・文/本間 綾 コーディネート/松本夏菜 撮影/土屋哲朗(主婦の友社)
『赤ちゃんが欲しい(あかほし)』は、主婦の友社が運営する妊活・不妊治療のお悩み解決メディア。ドクターや専門家監修の信頼コンテンツを中心に「妊娠したい」を全力サポートします。全国のクリニックや施設の検索もラクラク。
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