3ページ目(3ページ中) | 【現役保育士のリアル体験談】仕事と妊活は両立できた?妊活からの妊娠、あとから知った夫の行動に驚きました…!
面接時には、妊活中であること、通院により急な遅刻や早退の可能性があることをまず伝えました。最初は、午前のみのシフト、午後のみのシフトなども考えましたが、結局私自身がフルタイムを希望。フルタイムで働きながら、急遽休みをもらったり遅刻・早退させてもらったりするということで、面接時から理解をしてくれたのがとても衝撃的でした。
入社後すぐのタイミングから、受診で2~3時間遅刻してしまうこともありました。急に受診が決まって上司にギリギリで伝えても、しっかり対応してくれました。妊活していることを知っているのは上司のみでしたが、「みんなにあえて言う必要はないよ、大丈夫!」と声をかけてくれたので、気持ちが軽くなりました。
妊活中に入社時の上司が別の保育園に異動となって新しい上司になりましたが、きちんと情報を共有してくれていたので、それまでと同じように通院できました。妊活に理解のある職場に出会えたことは、とてもありがたいことだと感じています。
ベビ待ち歴1年で妊娠。妊娠した周期を振り返ってみて
ベビ待ち歴1年で子どもを授かった私の、妊娠したときを振り返ります。
妊娠がわかったときはまったく実感がわかず…
妊娠がわかる前、私はコロナワクチンの接種をしていました。1回目でしたが頭痛、発熱があり、1週間ほど体調不良が続きました。
ちょうどそのころ、生理の遅れに気づいてチェックした妊娠検査薬で、まさかの陽性。ただただびっくりしてそのまま病院へ行き、仕事から帰ってきた夫に「できたらしいよ」と伝えました。夫の反応は、「おめでとう。新型コロナじゃなかったの?」でした。
これまでの妊活に限界を感じてステップアップする予定だったため、お互いに信じられなくて少し他人事のような会話をしたことを覚えています。全く実感がわきませんでした。
そこから1週間後と2週間後に病院へ。6週で心拍確認ができたときに妊娠がやっと現実味を帯びて、2人でじわじわとうれしさを実感しました。
少し不安もあった妊娠生活。心強い職場に感謝!
妊娠経過は順調です。低置胎盤(胎盤の位置が子宮口に近い)と言われて心配しましたが、現在は問題ありません。また、尿検査で尿糖が出たこともありますが、一時的なものでした。
上司には、妊娠したことをすぐに伝えました。ほかのスタッフに伝えたのは、安定期に入ってからです。子どもを抱っこしたりおんぶしたりすることもある職業ですが、妊娠したからといって、特別になにか気をつけて過ごしていたわけではありません。
むしろ気にしなさすぎて、周りに「こらこら、気をつけてよ」と心配されていました。先輩ママが多い職場なので気遣ってもらえますし、今も妊娠中の相談ができてとても心強いです。
産休に入ってからは赤ちゃんと会える日を穏やかに待つ日々
現在私は妊娠36週、出産予定日に近づいてきました。産休に入ってからは、のんびりお散歩したり新しいお店を開拓したり、断捨離したりと自由気ままに過ごしています。かわいい赤ちゃんグッズを買うことも楽しんでいます。どこにどの赤ちゃんグッズを配置して…と想像を膨らませていますが、実際は生まれてみないとわからないことだらけです。
お腹が大きくなってきてからは、赤ちゃんの胎動が痛くて痛くて…。そんな赤ちゃんに、毎日「もうちょっと優しくしてね」「するっと無事に生まれてきてね」「大きくなりすぎる前に出てきてね」と声をかけています。妊活中は、妊娠した自分なんてまったく想像できませんでしたが、こんな声かけができるのも妊娠できたからこそ。今もまだ少し不思議な感じです。大きくなってくるお腹をなでながら、毎日幸せをかみしめています。
妊活を終えて知った、夫の行動…!
妊活中、夫に対して強い言葉を投げてしまうことがあり、夫はどう思っていたのかなと振り返って考えることがあります。私ばかりが妊活をしている気でいましたが、今思えば夫は妊活にも検査にも、いつも前向きでした。
そして、最近になって妊活中に夫がいろいろと動いてくれていたことがわかったのです。
夫が妊活中の知り合い数人に相談して、どんなことが妊活にプラスやマイナスになるのか、私に対してどんなサポートをすればいいのかを模索していたことを知りました。また、妊活によくないと言われたタバコを止めていたことも、出産間際のこのタイミングではじめて言われたのです。
これには、「もっと早く言ってよ!」「自分もいろいろやっているアピールしてよ!」と大笑い。しかし、そのときに言われるとプレッシャーになっていたかもしれないので、夫の配慮は正解だったのかもしれません。
また、今回の妊活で、自分がどれだけ努力したとしても、仕事との両立が難しいケースがあると学びました。職場の理解が得られないときは、「どうして仕事しているのか」「どうして妊活しているのか」とだんだん気持ちがマイナスになり、すべてを投げ出したくなりました。しかし、あのときにどちらも諦めることなく前向きに頑張れたから、こうして理解のある職場に出会え、仕事も妊活も満足してできたのだと思っています。
今の職場は、産後も自分が働く姿が想像できます。子どもと一緒に職場に行って、保育士をしながら同じ空間で過ごせる…。すでに「早く職場に戻りたい!」と思っていて、産後6~7ヶ月での職場復帰を検討中です。
転職するなら、面談時に妊活について伝える
妊活歴1年というのは、それほど長くないかもしれません。しかし、その1年間は転院や転職などもあり、私にとって内容の濃い妊活期間でした。妊活を続けられるのは、職場や夫の支えがあってこそ。
私も、周りのサポートがなければ仕事と妊活の両立ができなかったでしょう。そのためにも事前にくわしく説明したり、理解をしてもらえるように環境を整えたりすることが大切だと感じました。これから転職する予定がある方は、面談の段階から妊活していることを伝えておくとスムーズだと思います。この体験談が誰かの目に留まり、お役に立てるとうれしいです。
赤ちゃんが欲しい
「仕事と妊活」両立のコツ総力取材
『赤ちゃんが欲しい(あかほし)』は、主婦の友社が運営する妊活・不妊治療のお悩み解決メディア。ドクターや専門家監修の信頼コンテンツを中心に「妊娠したい」を全力サポートします。全国のクリニックや施設の検索もラクラク。
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