【カンテレ・村西利恵アナ】パニック症をのりこえて…「バツ２になって、もう怖いものはなかったです」独占インタビュー／40歳で妊娠するまで

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我が家の家計は項目ごとに分担を決めており、妊活については私の貯金から出していました。ある程度は覚悟していましたが、治療が進むにつれ検査やオプションの費用が増えていきました。

特に、たくさん卵がとれた３回目の採卵費用は目が飛び出るような金額でした。夫は不妊治療にかかっている総額を把握しつつ、そのほかの部分で支えてくれていました。不妊治療の助成金は、３回目の採卵のときに申請しましたが、治療費の総額はミニバンが買えるくらいはかかっています。

妊娠中は食べづわり。大学の授業はリモートだったので乗り切れました

妊娠６週くらいからつわりが始まり、出産する日までずっと「食べつわり」がありました。とにかく空腹がつらかったです。初期はそれに加えて眠気とだるさがあったので、何度か仕事を早退しました。会社内やスタジオでの仕事は問題なくできましたが、夏の屋外イベントのときは、長時間立っていることが辛かったので、最低限のスタッフに妊娠のことを伝えました。

大学の授業は、妊娠７ヶ月からずっとリモート（私はオンラインで、学生は教室）にしていただき、ほかの先生がたや学生が教室での機器の準備などをしてくれて本当にありがたかったです。

出産は、最後の最後に逆子になったため帝王切開しました。生まれてから20分後に娘に対面した夫は、「やっと来たね・・・」と男泣きしていました。娘はいま、生後３ヶ月。想像できなかった毎日の連続です。

不妊治療１年半でようやく生まれてきてくれたわが子なので、なにをされてもうれしい。夫も毎日娘にメロメロで、いいお父さんになるだろうなという私の想像は現実のものとなりました。

2022年2月、娘を帝王切開で産みました。
最後の最後に逆子になったのですが、それもいい思い出です。髪の毛ふさふさ、3600g近い大きな女の子でした

●村西さんの妊娠までの道のり振り返りヒストリー

-36歳-
卵子凍結を行う。14個保存

-39歳-
12月　不妊治療スタート。
採卵１回目→体外受精と顕微授精で胚盤胞１個、８分割２個

1月　移植（１回目）
2月　移植（２回目）

3月　採卵２回目→顕微授精で胚盤胞３個、コンパクション２個

4月　移植（３回目）
しばらく治療を休む

-40歳-
7月　治療再開。子宮内膜スクラッチを行う

8月　移植（４回目）→着床するも化学流産

9月　移植（５回目）、鍼治療を始める

11月
卵子凍結していた卵を顕微受精し、移植（６回目）
入籍する

12月　漢方を飲み始める

2021年
2月　移植（７回目）

3月　採卵３回目→顕微授精で胚盤胞12個

4月　ERA検査と子宮内膜スクラッチを行う

5月　移植（８回目）→妊娠

-41歳-
2月　出産

●村西利恵さんPROFILE
関西テレビアナウンサー。関西学院大学経済学部卒業後、2003年関西テレビに入社。2006年より夕方のニュース番組を12年間担当する。2018年から関西テレビと釣りビジョンのコラボ番組「釣りたガール！」のM C を担当。2020年から岡山理科大学の非常勤講師として、アサーティブ・コミュニケーションの指導を行う。プライベートでは2020年40歳で3度目の結婚をし、2022年2月に第一子を出産した。公式Instagram→＠riemuranishi

取材・文／加藤夕子（リワークス）

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