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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし おすすめ訪問記 浅田レディース品川クリニック【おすすめクリニック訪問記】

浅田レディース品川クリニック【おすすめクリニック訪問記】

2022/04/01 公開
2024/10/18 更新

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妊活メディア「赤ちゃんが欲しい」が話題のクリニックを訪問!素顔をまるごとレポートしていきます。

浅田レディース品川クリニック
”One-and-done”1度の採卵で2人目以降、兄弟姉妹まで。
患者さんの負担を最小限に!

浅田 義正院長


1982年名古屋大学医学部卒業、88年名古屋大学医学部附属病院産婦人科医員として「不妊外来」を担当。93~94年米国最初の体外受精専門施設に留学し、おもに顕微授精の基礎的研究に従事。95年名古屋大学医学部附属病院分院でICSIによる治療開始。同年日本ではじめて、精巣精子を用いたICSIによる妊娠例を報告。98年ナカジマクリニック不妊センター開設、2004年浅田レディースクリニック(現:勝川クリニック)開院、10年浅田レディース名古屋駅前クリニック開院、18年5月より浅田レディース品川クリニック開院。医学博士、日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医、日本生殖医学会認定生殖医療専門医。

1回の痛くない採卵で妊娠・出産後兄弟姉妹の妊娠も可能です

採卵された複数の卵子をたいせつに、最大限に活用

編集部 高度生殖医療のパイオニアとして名古屋で数多くの患者さんの治療をしてきた浅田院長が今、東京でクリニックを開設するのはなぜですか?

浅田院長 理由はいくつかありますが、まず、東京やその近郊から名古屋まで新幹線で治療に来てくださる患者さんの負担を減らしたい。また、首都圏で不妊に悩むかたへ治療の選択肢をふやしたい。そう考えての決断ですね。

編集部 クリニックで受けられる治療の内容を教えてください。

浅田院長 患者さんの負担をできるだけ減らし、ひとりひとりに合った治療を提供するのが基本ですが、One-and-done、そして、全胚凍結(Freeze All)という考え方が特長です。

One-and-doneはその人の卵巣予備能に見合った卵巣刺激をして、1回の採卵でできるだけたくさんの卵子をとり、複数回の胚移植を可能にすることです。卵巣予備能は卵巣の中に残っている卵子の目安のことで、アンチミューラリアンホルモン(AMH)をはかることでわかります。

編集部 AMH値が低くても治療を受けられるのでしょうか?

浅田院長 だいじょうぶですよ。よくある誤解ですがAMH値が低い=妊娠率も低いわけではなく、治療できる期間が限られてくるということです。

だからこそ、その人の体の状態に合わせた的確な卵巣刺激をして1回の採卵で複数の卵子をとることが大事になってくるのです。そしてこの方法なら1回の採卵で第1子の妊娠・出産後、残っていた凍結胚で兄弟姉妹を授かるのも可能です。

編集部 全胚凍結(Freeze All)にする理由は、患者さんが2人目以降を妊娠するため以外にもあるのでしょうか?

浅田院長 当院では2012年より受精卵を全凍結にしました。これは凍結した受精卵は老化しないだけでなく、当院のデータでは移植の際、新鮮胚移植にくらべ5~10%妊娠率が高いため。採卵した卵を最大限に生かすためです。


待合室
待合室はフリーWi-Fi。待合室ホール(上)のほか、インターネットで治療について学べるWebスペース、電源が使える待合デスク(下)も。2人目不妊の治療を希望する人のための親子待合室もあります。


受付
大きなカウンターの受付はスタイリッシュで、まるでホテルのよう。タッチパネルモニターによる診察予約や自動精算もできるので、便利です。

クリニックの心臓部でもあるこだわり抜いた培養室

浅田院長 品川クリニックは、私が開設する4つ目の不妊治療施設です。最新かつ、患者さんに合った最適な治療の提供はもちろんですが、通いやすく居心地のいい空間づくりにも配慮しています。

編集部 待合室など、驚くほどゆったりとした造りですよね。

浅田院長 待ち時間の短縮努力と同時に「いろいろな待ち方ができる」ように工夫しました。ソファでくつろげるほか、不妊治療情報が得られるWebスペース、電源があるデスクも豊富にあるので、パソコン持参で仕事をしながら待っていただくこともできます。

編集部 名古屋のクリニックと同様に、培養室の中を自由に見られるのですね。

浅田院長 はい。培養室が見えないことへの不安をとり除くため、「見えるLab」にとり組んできましたが、品川クリニックでは「KOMOREBI Terrace」と名づけた見学ルームから、「生命をはぐくむ森」をイメージした培養室の様子が見られます。

卵子の生命を左右するといっても過言ではないほど、体外受精では培養室のレベルが重要だと考えています。そこで、すべての卵を完全に個別培養し、非常事態にも万全に対応できるシステムを導入しています。

また、照明機器は紫外線を出さないものを。そして、独自の層流方式の空調で室内の温度ムラをなくすなど、母体内での卵子の環境に徹底して近づけています。さらに最新のタイムラプスインキュベーター※を共同開発して導入。AIによるディープラーニング技術で受精卵の状態を細部まで分析管理しています。

※庫内のカメラで常に受精卵(胚)の様子を観察できる培養器(インキュベーター)のこと。胚にストレスの少ない状態を保てるうえ、よりこまかな観察データから最良の胚の選択が可能。


培養室
紫外線を出さない照明、天井吹き出し+床吸い込みの層流方式を採用した空調、特殊導電性床材の使用など、「卵子へのやさしさ」にこだわり抜いた環境です。


KOMOREBI Terrace
ガラス越しに培養室での作業風景の見学も可能。培養中の受精卵(胚)の成長をAIが画像分析する様子などをモニターで見ることができます。

気になるあれこれ先生に質問!

Q.治療の痛みや仕事との両立で体外受精が不安です


当クリニックでは麻酔をきちんとかけることで、痛みのない採卵を行なうので、体にも心にも負担がかかりません。また、一度に複数の採卵をして、全胚凍結という方法は仕事と両立させやすいですよ。

さらに卵巣刺激を自己注射にすれば、1周期4回ほどの受診で採卵できますし、採卵後の受診も状況を見ながら1~2回ほど。1回の採卵で複数個の卵子がとれれば、採卵後の治療のみを繰り返せばよいので、体にも仕事にも負担が少ないでしょう。

手術室
天井のモニターで寝た状態のまま超音波などの画像が確認できます。

浅田レディース品川クリニック

住所:東京都港区港南2-3-13 品川フロントビル3階

アクセス
JR、京急線、品川駅港南口より徒歩3分

電話番号:03-3472-2203

HP:https://ivf-asada.jp/

診療時間:
月・火・木・金 9:00~19:30
水・土・日・祝 9:00~16:00

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