35歳からの妊活★まさに今、「寒い」と思っていませんか?妊活女子が知るべき“冷え”のこわ~い悪循環【一陽館薬局の子宝漢方NEWS】
冬は温活を意識している方が多いのですが、見逃されたがちなのが“夏の冷え”です。
クーラーの効いた部屋でパソコン作業をしたり、冷たいものばかりを摂取して、女性の体は夏こそ冷えています。
試しに足首やおしりを触ってみてください。冷たいと感じたら、“冷え”のサイン。妊活を進めるために、体の冷えがいかによくないかを知っておきましょう。
体が冷えていると、妊娠しにくいのはなぜ?
女性に多い冷え性。冷えが妊活によくないということは、なんとなくご存知のかたも多いと思います。
人間は一定の体温の幅を保ちながら、生命を維持している生き物です。ですから極端に体が冷えてしまうと、体温に乱れが生じ、血のめぐりが悪くなります。体全体の血のめぐりが悪いということは、子宮の血のめぐりもよくない状態になり、卵巣でも卵子の発育がスムーズに進まなくなるということ。
血行不良が進めば、冷えもますます強くなって、さらに冷えて…という、“冷え”と“血行不良”の悪循環に。この“悪循環モード”に入ってしまうと、単に体が冷えるというだけでなく、生理痛がひどくなったり、生理不順になるなど、婦人科トラブルが起こりやすくなります。
冷えが直接的に不妊を引き起こすわけではありませんが、冷えは体にさまざまな影響をおよぼし、結果的に妊娠にしにくい状態になってしまうのです。
冷えの原因となる3つのポイント
1 冷たいもののとりすぎ
冷えの原因として、まずあげられるのが冷たい食べ物やドリンクのとりすぎです。
体の中に冷たいものを入れることによって、直接体を冷やしてしまうパターン。
2 運動不足・筋肉不足
デスクワークなどで体を動かさずにいるために起こる、血行不良からの冷えもあります。さらに、貧血・やせすぎなどによって体をあたためる血液や栄養が不足していたり、筋肉が少ないことも冷えの原因になります。
体が冷えないようにあたたかく保つための十分な血液が、すみずみまで行き届かない状態になると、体の冷えが進行します。
3 睡眠不足やストレス
睡眠時間が短い人は、基礎体温が低い傾向にあります。
基礎体温が低いということは代謝が悪く、体が活発ではない状態にあるということ。体そのものがあたたまりにくい状態になります。
さらにストレスからの冷えもあります。過度のストレスで疲れがたまっていると、顔色が悪くなりますが、これは血行が悪い状態ということ。ストレスが冷えにつながる表れの一つだといえるでしょう。
「冷やしすぎ」と「あたため不足」に要注意!
冷えを「冷やしすぎ」「あたため不足」という2つのポイントから考えてみましょう。
注意① 冷やしすぎ
猛暑続きで、体を冷やしたくなる気持ちは分かりますが、「冷やしすぎ」は危険です。
たとえば自分は冷え性だと分かっていながら、デザインや華やかさを優先させて、足やおなかを出すなど露出度の高い服装をしている女性。流行っているからと冷たいスムージーをしょっちゅう飲んだり、サラダやアイスばかりを食べている人。
暑い屋外で長時間活動する際は体を冷やすことも必要ですが、エアコンの効いた室内にいるのであれば、服装は上着などで調整しましょう。野菜も生でとるのではなく、一度加熱したものをサラダ風に食べるといった工夫が必要です。
注意② あたため不足
暑い夏はついシャワーだけですませてしまいがちですが、できれば湯船につかってあたたまりたいもの。時間がない、面倒だという場合はホットタオルで足首温あたためるだけでも、冷えは少し解消されます。
水分をとるときは「温度」を気にする習慣を
夏は熱中症対策として、水分をたくさんとることが大切です。ですがその際には、必ず「温度」に注意を払いましょう。
暑くて汗をかいているようなときは、クールダウンするために体温よりも低めの水分が理想ですが、冷えすぎたものではなく、常温くらいがいいですね。エアコンが効いている室内では、夏でもホットドリンクがおすすめ。
体温より少しあたたかめのものをとるなど、そのときの自分の状況を考えて、体温を一定に保つように調整してください。
あなたはどれ?漢方で考える冷えタイプ
漢方では、そのかたの体質から冷えの要因をみつけて、どうしたら血のめぐりがよくなるかを考えます。
●腎虚(じんきょ)・気虚(ききょ)……熱そのもの、エネルギーを生み出す力が弱い、体力不足のタイプ
●血虚(けっきょ)……体を温める元となる血が足りない、不足しているタイプ
●瘀血(おけつ)……血は足りているものの、質が悪くドロドロしているために、手足の末端の毛細血管へ血が行きわたらず、末端が冷えるタイプ
冷え性は漢方での改善が期待できますが、あわせて大事なのは自分自身の意識です。冷えは、生活習慣の積み重ねによる影響が大きいからです。
冷えている原因が何なのか、自分の生活をチェックしてみましょう。十分な栄養がとれていないことが原因であれば、栄養バランスを考えて食事を見直すべきですし、血がドロドロしていることが原因なら、ドロドロを助長するような食事をひかえたり、できるだけ水分をとるようにする必要があります。
冷えは西洋医学では対応しづらい症状ですが、漢方ではよくあるお悩みの一つといえます。
自分の冷えがどのタイプになるのか、漢方カウンセリングによって見極めていきますので、冷えに悩まされている人は、一度相談してみてはいかがでしょうか。
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取材・文/加藤夕子(リワークス)
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薬剤師。女性の体に特化した専門性の高い漢方と、豊富な経験による適切なカウンセリングで支持を得ていいる。1999年正倉館薬局、2004年に一陽館薬局 八木本店を開局。17年に一陽館薬局 学園前店を開業。最新刊『ストレスフリーな妊活で授かりたい』(主婦の友社)が好評。
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