黒歴史すぎた1度目の不妊治療をふりかえり 【ただいま進行中!アラフォー妊活記録#2】
現在進行形で不妊治療をすすめている、40歳ミキさんがつづるリアルな不妊治療レポート。今回は第2回。ミキさんのこれまでの不妊治療を語ります!
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#1「現在40歳のわたしが不妊治療をはじめるまで」
1回目の不妊治療は個人的な黒歴史!
「やっぱり妊娠しないなぁ」
そんな風に思い始めたのは結婚から1年を過ぎた頃。
結婚からは1年だったけれど、同棲からカウントすれば2年弱を迎えていました。
2015年9月、日本産科婦人科学会は「生殖年齢の男女が妊娠を希望し、ある一定期間、避妊することなく性生活を行っているにもかかわらず、妊娠の成立をみない場合」という不妊の定義の一節にある“一定期間”という言葉の解釈を、これまで2年としていたものから欧米諸国と同じ1年に変更をしていて、「リミットが短くなった…」とオーマイガー、みたいな気持ちでいました。
そして結婚から1年が経過して、私たち夫婦もスルーっと不妊の枠に足を踏み入れたのでした。
その春 勤務形態が変わって少し時間の余裕ができた私は、一度体を診てもらおうと一念発起!
私の多嚢胞性卵巣症候群は今どんな状態なのか、今後改善の余地はあるのか、妊娠する可能性はあるのか、とにかく現状が知りたい一心でした。
向かったのは、会社の最寄りのレディースクリニック。
仕事仲間から人気クリニックだよと紹介され、元々なんの気なくピルをもらいに行ったことがあったのですが、図らずも不妊治療専門のクリニックでした(私、不妊専門クリニックであることに気がついていませんでした…)。
そもそも通っていたクリニックが不妊治療専門なら好都合、会社から近いのも好都合と、すぐに診察を受けました。
正直言ってここからは不妊治療の黒歴史すぎて記憶も曖昧なのですが…。
まず診察を受け「多嚢胞性卵巣症候群ですね」とこの十数年で何回聞いたかわからないお馴染みの言葉を聞いたあと、「年齢は35歳、旦那さんも同い年、妊娠・出産希望ね、わかりました〜がんばりましょうね〜」と言われ、指示されるがまま数回のタイミング法を夫には何も告げずに粛々と遂行しました(と記憶しています)が、なんにも起こらず。
その後もやたら「次いついつ来てくださいね〜」と言われてクリニックに通うも、何しに行っているのかイマイチ説明がない状態(今思えば卵胞チェックでした)。
診察後はスタバに行くのが今もデフォルト。診察内容をふりかえり、整理します
卵子を育てるためにクロミッドやらなんやらを飲んでも変化がない私に、先生は早々にゴナールエフの自己注射を指示しました。
え、自己注射? 腹に? 自分で? DVD見て?…なんかよくわからんけどやります〜。
とにかく先生からの説明はサラーっとしていたけど、なんせ初めての経験で先生の言うことだけ聞いていれば大丈夫だと思いこんでいたし、クリニックでの専門用語はまったく理解できていませんでした。
今思えば、超絶受け身!主体性ゼロのクリニック通い…。
私が無知すぎたのはもちろんですが、治療に関して私の希望が尋ねられることも、こちらから話せる機会もありませんでした。
自己注射を打っている私に彼が…
自宅で腹に注射を打っている私を見た夫は、驚きを隠せず一言「なにしてんの?」。
卵育ててる。飲み薬で育たんかってん。妊娠するのに必要なことなんやって…と、私も“この注射がなぜ必要なのか”をきちんと答えられず、体の状態を診てもらいたくて受診したはずが、いつの間にか本格的な治療に足を踏み入れていた自分がほとほと情けなく、さらに怖くなり、我を失いました。
振り返れば、体の現状を知り体質改善からスタートさせたかった私と、年齢を重要視したクリニック側とのすれ違いがあったのかなと思うのですが、このときは、ただ辛かった。
彼とも話し合い、結婚式を控えていたこともあって治療は中断することに。
焦る気持ちがなかったわけではないけれど、彼の「結婚式が終わったらまたちゃんと考えよう」という言葉に納得し、クリニック通いをやめました。
お互いの仕事が落ち着いたタイミングを待って、遅い結婚式を挙げました
このとき、治療はすぐ再開するんだろうと思っていましたが、治療を再開したのはなんと中断から2年の月日が経ってからのことでした。
※この連載は個人の体験です。治療や薬の処方などに関しては必ず医師に相談してください。
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