「なんで…」夫に感じる絶望的な気持ち。優しくて思いやりのある旦那さんがうらやましくて仕方ない理由【夫婦関係のお悩み】
以前、あさイチ(NHK)でも特集された「不妊治療」。その番組内でも取り上げられていた妊活中の夫婦の関係について。
妊活・治療にとりくむ中で夫婦の関係が悪化してしまったという悩みは『赤ちゃんが欲しい』にも多く寄せられています。今回はパートナーが妊活・不妊治療に協力的でないと悩む女性からのご相談をとりあげます。
家族や友人など、親しい仲でもなかなか相談しにくい、妊活や不妊治療についてのお悩み。先が見えない不安に押しつぶされてしまいそう…。そんなお悩みにNPO法人Fine公認 不妊ピア・カウンセラーさんが答えてくれました。アドバイスを読んで、参考にしてみてください。
不妊治療に協力的でない夫…。絶望的な気持ちになります
ご相談者:N 様
夫が妊活・不妊治療にまったく協力的じゃありません。
妊活をしている方のブログなどを見ていると、思いやってくれる人や優しい人がいて、とてもうらやましいです…。
夫は私の通院もあまりよく思っていないらしく、一緒に病院に行ってほしいなんて絶対に言えない雰囲気です。
ほかの家庭と比べるものではないとわかってはいますが、治療に積極的な男性の話を聞いたりすると、絶望的な気持ちになります。どうしたら協力してくれるのでしょうか?
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できることなら夫婦で向き合いのぞみたい「不妊治療」。まずできることは…
N様、こんにちは。NPO法人Fine 公認不妊ピアカウンセラーの寺島かおるです。
30代半ばから5年間不妊治療を続けました。その後、治療を卒業し、夫と二人で暮らしています。
Nさんは不妊治療で通院されていらっしゃるようですが、パートナーがその治療に協力的ではないとのことでお悩みなのですね。 大変なことも多い不妊治療は、できることなら、ご夫婦で向き合い一緒に乗り越えていけたら幸せなことですよね。辛さも二人で分かち合えたら半分になることでしょう。
パートナーは不妊治療に納得されている?
ただ男性側にも、治療を始める以前の検査でさえ気が進まない、仕事が忙しく女性の通院に協力できないなど、さまざまな状況の方がいらっしゃいます。
文中のパートナーはNさんの通院を「あまりよく思っていないらしい」というのが少し気になります。そのことが理由で、Nさんは一緒に病院に行って欲しいお気持ちを、伝えることができないようですね。
そもそも、パートナーは不妊治療を受けることに納得されていないのでしょうか。治療の助けを借りずに自然にお子様を授かることを望まれているのでしょうか。
不妊治療は身体・精神面だけでなく経済的にも負担がかかりますし、Nさんの通院スケジュールが大変な時もあるでしょう。
あくまで想像ですが、もしかしたらNさんの大変そうな通院の様子などから、治療に対してあまり良い印象を持てずに前向きになれないのかもしれません。たとえ一緒に通院ができなくても、気持ちの部分で理解しあっていれば、精神的に安定して治療を受けられることと思います。
もしも、治療に対するご夫婦それぞれの気持ちや子どもを持つことに対するビジョンをお互いに伝え合っていないのでしたら、早めにお二人で話をしてみたらいかがでしょうか。
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「言わなくてもわかるだろう」は、なかなか伝わりません
また、妊活のブログや他人から、思いやりがあって優しい協力的なパートナーの話を聞いては、絶望的な気持ちになってしまうのもお辛いですね。
パートナーも心の中ではNさんのことが心配で、協力したいと思っているのかも。でもどうやって協力していいか模索しているのかもしれません。Nさんはどんなことを協力してほしいですか?具体的に挙げられるのであれば、率直にお願いしてみるのもいいと思います。
これは男女お互いに言えることですが、「言わなくてもわかってほしい・わかるだろう」と思っていても、実際にはなかなか伝わりにくいようです。
特に男性には具体的に、シンプルに「〇〇してほしいの」とか「〇〇してもらえたら助かるわ」というふうに伝えてみると、わかってもらいやすいようですから、そのあたりはちょっと工夫して伝えてみましょう。
あなたも妊活・不妊治療中のモヤモヤ・イライラを不妊経験があるカウンセラーに相談してみましょう。
Fine公認ピア・カウンセラーによる電話相談
協力/NPO法人Fine
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