私は41歳、夫は10歳年下。「不妊治療の最短フルコース希望」で始めたものの…【宮崎宣子アナウンサーの40代妊活〈前編〉】
1歳の男の子の子育てに、仕事に、さらに大学院生としての学びにとパワフルな日々を過ごす、フリーアナウンサーの宮崎宣子さん。不妊治療を経て44歳で長男を出産したことを「人生のビッグオプション」と冗談めかして表現します。
「後悔したくない」という思いで始めた不妊治療について、そのきっかけやクリニック選びのポイント、医師とのコミュニケーションなどについて、じっくりたっぷり伺いました。
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ダメもと精神で不妊治療にチャレンジ!
夫と出会ったのは、40歳のとき。私は一度結婚を経験していたこともあり、なかなか彼との結婚には踏み切れないでいました。
でも、子どもに関しては、年齢的なリミットがあります。彼と将来について話し合ったとき、ふたりのなかに「チャレンジしていたらどうだったんだろう、という後悔は残したくない」という共通する思いがあることに気づきました。
ダメかもしれない。
でも、後悔しないようにやってみよう。
そんな思いから、私たちの不妊治療はスタートしました。
私自身は、打ち込める仕事があって、健康で、愛犬もいて、もう十分に満たされていたんです。バツイチになったとき、「私には、子どものいる人生はないかな」という覚悟もしていたし、何より今の生活が幸せだと感じていたから、不妊治療に対しては「ダメでもともと」という感覚が強かったように思います。
子どもを持つことができたとしたら、それは自分たちの人生に大きな大きなオプションをいただくようなもの。とてもうれしいことだけれど、仮に子どもがいない人生になったとしても、いまのままでも十分に幸せ。
どちらでもOKというスタンスでスタートしたことは、その後の不妊治療の日々を支えてくれるものでもあったかな、と思います。
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