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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 基礎知識コラム 多嚢胞性卵巣症候群って、どんな検査をする?治療はできる?【検査と不妊治療/不妊治療専門ドクター監修】

多嚢胞性卵巣症候群って、どんな検査をする?治療はできる?【検査と不妊治療/不妊治療専門ドクター監修】

2024/10/06 公開

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多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、原因がはっきり解明されていない排卵障害のひとつ。不妊原因の15%を占めるというデータもありますが、じょうずにつきあいながら治療を進めれば妊娠は可能です。実際に、多嚢胞性卵巣症候群を乗り越えて妊娠、出産した有名人女性もたくさんいます。

この記事では、多嚢胞性卵巣症候群の検査や治療法を不妊治療専門医が解説します。

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多嚢胞性卵巣症候群の検査とは?

まず、検査の流れを見ていきましょう。

① 問診
はじめに、月経の周期や様子、基礎体温表のグラフの状況、これまでの治療歴などについてくわしく問診されます。説明できるようにきちんと整理しておきましょう。

②超音波検査
細いプローブを腟から入れ、卵巣の様子を確認。多嚢胞性卵巣症候群の場合には、卵巣の表層部に、10㎜以下の未成熟卵胞が12個以上並んだ「ネックレスサイン」が見られます。ネックレスのように見えるため「ネックレスサイン」と呼ばれます。

③血液検査
採血し、男性ホルモンや黄体化ホルモン、インスリン濃度、AMHの値など、さまざまなホルモンの値を検査することで、多嚢胞性卵巣症候群の可能性を数値で調べます。

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監修
監修

医療法人浅田レディースクリニック理事長。
より短い治療期間で妊娠という結果を出すため、エビデンスに基づいた治療や痛くない不妊治療・痛くない採卵を行なう。1982年名古屋大学医学部卒業。88年名古屋大学医学部附属病院産婦人科医員として不妊外来を担当。95年同病院分院でICSIによる治療開始。同年日本ではじめて精巣精子を用いたICSIによる妊娠例を報告。2004年浅田レディースクリニック(現・勝川クリニック)開院、10年浅田レディース名古屋駅前クリニック開院、18年浅田レディース品川クリニック開院。著書に『名医が教える最短で授かる不妊治療』『女の子が知っておきたい卵子のハナシ。』がある。

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