2ページ目(2ページ中) | 気づいたら39歳に。自然妊娠を目指していたけれどアラフォーの壁に直面!|大堀恵さん2人目妊活【前編】
友人からのエールで、自分の本心に気づいた!
子どもが成長し、徐々に自分の時間も増えてくると、「もしこの先、赤ちゃんを授からなかったとしても、それも私たちの人生だ」という諦めに似た気持ちも芽生えていました。
赤ちゃんに恵まれるかどうかは、神のみぞ知ること。身を委ねるしかない、と思っていたんです。
そんな私に対して、「できるならもう一人」という願いを強く持っていたのが夫です。
夫の気持ちを思うと、すっぱり「もう2人目は諦めようよ」とも言えない。モヤモヤと葛藤していたときに、背中を押してくれたのが、友人の安めぐみさんの存在でした。
40歳のときに2人目妊活を始め、42歳で出産された安さん。安さんから「私のパワーをあげるから!めーたんも大丈夫だから!」とエールをもらって、私の心にパッと火がつきました。
そのとき、私は39歳。
「今のままでも十分に幸せ、自然にまかせてできないなら仕方ない」と納得しているつもりでしたが、安さんの言葉に「今頑張らないと後悔するかも!」と気づいたんです。
できるだけのことをして、授からなかったのならきっと納得できる。でも、このままずるずると年齢を重ねてしまったら、「あのとき頑張っていればどうなっていただろう」という後悔や申し訳なさが残ってしまうかもしれない…。
40歳目前で駆け込み受診!
そこから2人目妊活にギアが入りました。
調べてみると、「39歳までに不妊治療を開始すれば、6回まで体外受精が保険診療が可能。40歳から43歳の誕生日前日までにスタートすると、3回まで可能」であることを知りました。
私はあと3カ月で40歳!体外受精をするかどうかは決めていませんでしたが、とにかく早くクリニックに行かなければ!
駆け込むようにして不妊治療専門クリニックを受診し、お医者さんに指導を受けながらの妊活をスタートしました。
ホルモン値を測るための採血、内診、痛みを感じる治療もあったり、薬を服用したりと、これまでの自己流妊活とうって変わって、体のリズムに合わせて厳密に進めていく不妊治療。通院の回数は想像していたよりも多く、仕事や家庭との両立にはやはり苦労しましたね。
また、薬の副作用か、ホルモンバランスの変化からか、これまでに感じたことがないような不調にも悩まされました。

治療のほか体質改善にもトライ。「妊活中に読んでいた本と、飲んでいた『よもぎ茶』です」
加えて長女は10歳になり、多感な時期。
娘に心配をかけたくなかったので、通院については娘には話さないことに。薬を飲んでいるところを見られないようにコソコソと別室に行ったり、不調を見せないようにしたりと、それが2人目妊活ならではの小さな苦労だったかもしれません。
続きを読む→陽性判定から一転、稽留流産に。夫に「もう無理かもしれない、ごめんなさい」と弱音を|大堀恵さん2人目妊活【中編】

PROFILE●大堀恵さん
1983年8月25日生まれ、千葉県出身。2006年4月に「AKB48」の第二期追加メンバーオーディションに22歳で合格し、2009年には派生ユニット「SDN48」のメンバーとしても活躍。10年2月にグループを卒業してからは、タレントとして活動の場を広げる。プライベートでは12年に結婚し、14年6月17日に女の子を出産、24年12月25日に第二子となる次女を出産した。公式ブログ▶ https://ameblo.jp/ohorimegumi/
取材・文/浦上藍子
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