【Dream Ayaさん】赤ちゃんにだって、生まれたいタイミングがある。それに気づいてラクになった【後編】 | 不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし(赤ちゃんが欲しい)
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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 妊活ライフコラム 【Dream Ayaさん】赤ちゃんにだって、生まれたいタイミングがある。それに気づいてラクになった【後編】

【Dream Ayaさん】赤ちゃんにだって、生まれたいタイミングがある。それに気づいてラクになった【後編】

2025/02/06 公開
2025/02/18 更新

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「E-girls」の初代リーダーとしてチームをまとめたAyaさん。34歳で結婚し、1年後に不妊治療をスタートしました。2回採卵して顕微授精したものの、2回とも子宮に戻すところまで受精卵が成長せず…。37歳で待ちこがれた“テンテン”ちゃんを妊娠・出産するまでの日々と、体を整えるためにしてきたことを聞きました。

前のインタビューを読む>>【Dream Ayaさん】始発の電車に乗って病院へ。採卵が痛くてつらくて泣けてきた【中編】

治療を休もう。私はやるだけやった。ビールが飲みたい!

――2回目の顕微授精がうまくいかなかったときのお気持ちは?

もう一度あのつらい採卵をするのか…って思ったら、素直に「またがんばろう」とは思えませんでした。お金の問題もありますよね。この時点で治療開始から200万円以上かかっていましたから。

それでも3回までは成功報酬制度(失敗したら料金が安くなるクリニック独自のシステム)が使えたので、あと1回はするつもりでした。そんなとき、遺残卵胞があることがわかったんです。

――遺残卵胞は、排卵が終わっても卵巣に卵子が残ったままになっている状態ですね。

そうです。遺残卵胞があると採卵しにくくなるので、3ヶ月は採卵できないと言われました。「ここでいったんストップか…」って思ったら、なんていうか、張り詰めていた何がが、ふっとゆるむ感じがしました。

私はやるだけやった、一度休んでもいいんじゃない?

もうすぐ夏だもん、夏は休みたい、ビールが飲みたいよ!って、心の底から思いました。ダンナさんにそれを伝えたら、「よし、じゃあ、やめよう!」って。

――それが2023年の夏ですね。思いっきりお休みできましたか?

休みました(笑)。本当に私、自由でした。お酒をたくさん飲んだし、ゴルフもしたし、犬と遊んだし、本も読みました。

そんなとき、親しい友人が本をプレゼントしてくれたんです。その本には、まだ生まれていない赤ちゃんの気持ちが書いてあって、ふと思ったんです。私、赤ちゃんにプレッシャーをかけていたのかもしれないなぁって。

赤ちゃんにだって、生まれたいタイミングがあるんじゃないかな、って。「その時期がくるまでは、母ちゃんも自分の人生を楽しめよ!」と言っているのかもしれない。そう思ったら、すごく気持ちがラクになりました。

「赤ちゃん来たよ!」。支えてくれた義母と涙

――夏が終わって、治療は再開したのですか?

しなかったんです(笑)。本当は夏の終わりにもう一度顕微授精をする予定だったんですが、気持ちが安定しなくて。

ダンナさんに「今じゃない気がする」って伝えたら、「じゃあ、来年にしよう」って。

でも、12月の初めに、やけに眠くなって「おかしい」と気づきました。そういえば、生理もきていないぞ、と。でも、「まさか」と思いました。だって私の卵子は、顕微授精したって受精卵になれなかったんですから、自然妊娠なんて無理無理無理って。

それでも念のため検査薬で調べたんです。そしたら陽性!

ええええーーー!ですよ(笑)。信じられなくて、家中の検査薬全部使って確認したんです。でも全部陽性。それを全部持って、1階のお義母さんのところに行ったんです。そしたらお義母さん「Ayaちゃん、赤ちゃん来てくれたね~」って涙を浮かべて。私も、お義母さんにやっと孫の顔を見せられるかもしれないと思うと、涙が出ました。

体を整えるためにしてきたこと

 

――まさに奇跡の自然妊娠ですね。治療では授からなかったのに、自然妊娠できたのはなぜなのでしょう。

私の場合、治療を休んでノンストレスになったことは大きかったかな、と思います。「やれることは全部やった」と思えたので、スッキリお休みできたのだと思います。

それに、治療を休んでいた間にも体を整えることはずっと続けていました。

――たとえばどんなことですか?

「温活」はずっとしていました。とくによかったのは、お灸です。

お灸って、排卵前はここ、排卵日はここって、時期によって場所を変えてするものなんですって。これがちょっとめんどうなんです(笑)。

でも、同居している義妹が、「Ayaちゃん、お灸しようね~」と毎晩来てくれて、2人でおしゃべりしながらお灸を楽しみました。義妹とは本当の姉妹みたいに仲よしで、支えてくれました。感謝でいっぱいです。

――食事で気をつけたことは?

長年お世話になっている婦人科の先生に「肉より魚」と言われたので、せっせと魚を食べました。青魚には血液サラサラ効果のある脂や、ビタミン・ミネラルもたっぷりなのでおすすめです。

もう一つは甘酒。体を内側からあたため、血流もよくしてくれるそうです。甘酒に含まれる食物繊維やオリゴ糖は腸内環境を整え、免疫力アップにも効果があるそうです。しかも造血作用のある葉酸も含まれるので、妊娠してからも今も飲み続けています。

妊活中に飼った2匹の保護犬は、娘の姉&兄的な存在

――ストレス解消にしていたことはありますか?

ゴルフです。広いホールに出ると気持ちもリフレッシュしますね。それから、わが家の犬、アラレとせんべいが癒やしになってくれました。

――Ayaさんの2匹のワンちゃんですね。保護犬だそうですが、飼い始めたきっかけは?

22年の夏、なかなか赤ちゃんを授からなくて、悩み始めたころにアラレをお迎えしたんです。アラレは赤ちゃんのときに保護された野犬なのですが、施設で会ったとき、私のひざの上で寝てくれて「この子だ!」と思いました。翌年お迎えしたせんべいも保護犬です。

2匹とも本当にかわいくて、ダンナさんとは「このまま授からなかったら、保護犬15匹くらい迎えて大家族になろうか」なんて話しました。そうしたら翌年の夏、“テンテン”が来てくれて、今は「年子の3きょうだい」って感じです。

――3つの病院で治療や検査を受けたAyaさんですが、病院選びで後悔していることなどはありますか?

私の場合、家の近くにあった1つ目のクリニックの先生と相性が悪くて転院したのですが、2つ目、3つ目は家から1時間以上かかる都心のクリニック。治療で頻繁に通うことを考えると、通いやすい場所にあるクリニックがよかったな、と振り返って思いました。

もし私がもう一度治療するなら、1つ目のクリニックに通い、担当の先生をかえていただくと思います。

――今、「赤ちゃんが欲しい」とがんばっている方々にメッセージをお願いします。

同じように赤ちゃんを待っている人でも、一人ひとり事情が違うので安易にアドバイスはできないな、と思っています。それでも私の経験が、もしかしたらだれかの役に立つかもしれないと思って、今回お話しさせてもらいました。

いろいろな情報があるなかで、自分にとって本当にいいと思うもの、信頼できるものをご自身で選択していってほしいと思います。みなさんの妊活、応援しています!

インタビューを最初から読む>>【Dream Ayaさん】3年余りの妊活の日々。2回の顕微授精でも受精卵ができない!【前編】

Profileどりーむ・あやさん
1987年大阪府生まれ、37歳。2002年「Dream」加入、11年には「E-girls」としても活動を開始、17年卒業。現在はプロの写真家、クリエイターとして活躍中。Instagram @aya_dream04

撮影/瀬津貴裕(biswa.) ヘア&メイク/新井淑子  スタイリング/トリイクニコ(Luana) 取材・文/神素子

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