3年4カ月の妊活を振り返って思うのは、「いっぱい泣いたな」ということです。
温活と腸活を意識して、鉄瓶と玄米を購入。ほかにも鍼や漢方など、妊活によいとされるものは全部試しました。
頑張っても子どもを授かるという保証もないなか、いつまで続ければいいのか?と思うとつらかったです。まだ若いといっても、そのときがいちばん若いわけで、今できないのなら、この先もっとできにくくなるんじゃない?と、悲観的になってしまうこともありました。
周りに同世代で妊活中の人もいましたが、体外受精までしている人はほとんど見あたらず、悩みを相談したり、気持ちを共有したりする人もいませんでした。
クリニック選びのたいせつさも痛感しました!最初の完全自然周期のA院で体外受精をしても1個も胚盤胞ができず…。
もっと卵子を増やす方法はないのかと医師に相談したところ、「各病院には方針がある。別のクリニックだったら、その方法にトライできるかもしれない。でも、ここはこのやり方だから、クリニックに変更をお願いするのではなく、自分がやりたい方法をとり入れているクリニックに行ったほうがいい」と言われました。
自分の納得のいくクリニックを見つけて
私に合ったクリニックが、ほかの人にも合うとは限りません。たとえば、B院は予約のときに医師を選ぶことができ、毎回、同じ医師にみてもらうことも可能でした。C院では一度も同じ医師にあたったことがありません。主治医に寄り添ってもらって、話し合いながら治療を進めたいという人には向かないと思います。
事前に調べて、受診後にちょっと違うと思ったら転院も恐れず、自分の納得のいくクリニックを見つけることが大事だと思っています。
後悔Point
・あまり調べずにクリニックを選んでしまった
・転院を躊躇し、時間をロスしてしまった
成功Point
・思いきって子宮内膜症の手術を受けた
・自分に合った納得のいく治療を求めて2回転院した
・採卵後、体がととのうまで移植を2回見送った
※あくまで個人の体験です。治療や薬の処方などに関しては必ず医師に相談してください。
取材・文/岩村優子
〈あわせて読みたい記事〉
●多嚢胞性卵巣症候群の特徴を逆手にとって、早めのステップアップで妊娠【100人の妊活・不妊治療記#015】
●入籍前にブライダルチェック。生理不順の原因は?知らないうちの流産…【100人の妊活・不妊治療記#010】
●【Dream Ayaさん】3年余りの妊活の日々。2回の顕微授精でも受精卵ができない!【前編】