〈梅小鉢・高田紗千子さんの妊活〉「頼るのが苦手だった私が…」41歳、2人目妊活で知った支えと学び【後編】

お笑いコンビ「梅小鉢」の高田紗千子さんといえば、ものまね芸やバラエティ番組での明るいキャラクターでおなじみ。現在は、5歳と2歳になる男の子の母として、子育てに軸足を置きながら、家庭と仕事の両立に奮闘しています。
実は、高田さんが母となるまでには、夫婦で支え合いながら歩んだ、長い不妊治療の経験がありました。
インタビュー最終回となる今回は、2人目妊活のリアルや、そこで感じた周囲の支え、夫婦のすれ違いと気づきについてお話を伺います。
インタビュー前編から読む>>〈梅小鉢・高田紗千子さんの妊活〉36歳でAMHは「43歳相当」。カウントダウンが始まったような気がした【前編】
41歳、2人目妊活を再開。「不妊治療って本当にわからない」
約2年の不妊治療を経て、長男を出産したのが38歳のとき。年齢的にはすぐにでも2人目妊活にトライしたい気持ちもありましたが、初めての子育てに追われるドタバタの日々では、なかなか現実的ではありませんでした。
子どもと言葉でのコミュニケーションがとれるようになった3歳ごろから、クリニック通院を再開しました。
前回の治療時に凍結保存していた胚が2つ残っていたため、治療は移植からスタート。この2つの胚は着床せず、その後、2022年8月に新たに採卵・凍結した胚の移植で、次男を授かることができました。
長男のときには、あれだけ採卵と移植を繰り返して時間のかかった治療ですが、2人目のときには意外なほどにスムーズ。年齢を重ねて卵子が若返っているはずもないのに、本当に不妊治療ってわからないものだなぁ、と思います。
「エコー写真。左が長男、右が次男です」
「頼るのが苦手だった私が…」2人目妊活で出会ったやさしさ
2人目妊活で最も苦労したのは、長男の預け先でした。
私が通っていたクリニックにはキッズルームがあったのですが、コロナ禍で閉鎖中。長男はまだ保育園にも幼稚園にも通っていなかったので、通院日は一時保育を利用することにしました。ただ、希望日に保育利用ができるとは限らず、そうなると「なんとか見てもらえる人を探す」というのがひと苦労。
診察は予約順なので、想定より大幅に遅くなることも。お迎え時間に間に合わず、診察をキャンセルしてあわてて迎えに走ったこともありました。
そんなとき助けてくれたのが、相方の小森さん。
仕事の合間に駆けつけて長男を迎えに行ってくれたり、クリニック近くで一緒にごはんを食べながら待っていてくれたりと、力になってくれました。小森さんとは第一子の不妊治療のときから妊活の話もしていたので、気持ちの面でも助けてもらったし、感謝してもしきれません。
「相方の小森さんと。ずっと仲良しです!」
頼ることが苦手なうえ、夫が忙しく家に居られないのが当たり前になっているので、ワンオペも苦にならないタイプの私。長男の出産以来、こんなに人に頼ったのは初めてというくらい、本当にたくさんの人に助けてもらいました。
連絡先は知っているものの、会う頻度があまり多くない人にお預かりをお願いしたことも。それでも、快く引き受けていただけてありがたかったです。そんなふうにして、周りの人に助けてもらいながら、私自身も少しずつ「頼るスキル」が身についていったように思います。
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