【赤ちゃんの名付け】どんな名前が人気だった？男の子・女の子の命名プレイバック〈2020年〉

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「男の子だったらこんな名前にしよう！」「どんな漢字を入れようか？」「画数も気になる」…将来生まれてくる赤ちゃんの名前を考えるのは、カップルやご夫婦にとっても幸せな時間のひとつですよね。名付けは、パパやママから赤ちゃんに贈る最初のプレゼントだといわれています。名付けについてあかほし会員さんにアンケートをとったところ、「妊活中から赤ちゃんの名前を考えている」という方が多いことがわかりました。

そこで、赤ちゃんの名付けでどんな名前が人気なのか、毎年年末に発表される明治安田生命発表の名前ランキングを元に、過去５年間のデータを振り返ります。まずは、2020年から！

※調査元：明治安田生命保険相互会社が生命保険加入者および既契約情報を対象に行った調査で、調査対象は2020年生まれの男の子9172人、女の子8825人。

関連記事→【赤ちゃんの名付け】どんな名前が人気だった？男の子・女の子の命名プレイバック〈2024年〉

コロナ禍に突入した激動の2020年

2020年といえば、なんといっても新型コロナウイルスが世界的に流行した年。

リモートワークの定着やステイホームの推奨など、生活様式も大きく変化しました。赤ちゃんを授かったパパやママにとっても、不安の多い年だったのではないかと思います。

立ち会い出産やお産入院中の面会制限など、これまでの妊娠・出産に比べてたくさんの変化も生まれた１年。ですが、そんななかだからこそ、新しく生まれた生命は尊く、パパ・ママにとって愛や希望の対象になったことでしょう。

2020年の名付けには、そんなパパ・ママの思いがあふれた名前の特徴が多く見られました。

2020年生まれ〈男の子・女の子〉人気の名前

男の子・女の子別に、名前の表記ランキングをご紹介します！

〈男の子の名前〉人気の表記TOP10

１位：蒼（48人）

１位に輝いたのは「蒼」。草木が青々と生い茂る爽やかさを連想させる漢字です。まっすぐ伸びやかに、健やかに育っていってほしいという願いを込めて名付ける方が多いよう。俳優の福士蒼汰（そうた）さんの名前にも同じ字が使われています。

２位：樹（47人）

続く「樹」も１位と同様、自然を連想させる漢字。大地に根を張って伸びゆく樹木の力強さをイメージさせます。この漢字を使用している芸能人では、SixTONESメンバー・田中樹（じゅり）さんなどがいます。

２位：蓮（47人）

同率２位の「蓮」は、字の通り蓮の花を意味する表記です。蓮の花言葉には、「清らかな心」「神聖」「雄弁」などがあり、蓮の花のように美しさとしなやかさを持って育っていってほしいという願いが込められることが多いよう。同じ名前の芸能人には、SnowManの目黒蓮（れん）さんなどがいます。

４位：陽翔（41人）

あたたかな日の光を表す「陽」と、空高く飛ぶ様を連想させる「翔」を組み合わせた「陽翔」が４位にランクイン。太陽のように周囲を照らして、どこまでも自由に羽ばたいていってほしい――そんな願いが感じられる表記です。力強さをイメージさせる表記でもあることから、埼玉西武ライオンズの山田陽翔（はると）選手など、スポーツ選手に同じ表記の方が多く見られます。

５位：律（38人）

規律や法律など、ルールや規範を表す漢字である「律」。決まりを守り、正しいことをできる人になってほしい、という願いを込めて名付けられることが多いようです。また、旋律や調律など、音楽の場面でもよく使われる漢字でもあるため、周囲との調和を保てる人になってほしいという希望が込められます。

〈６位～10位〉
６位：朝陽（36人）
７位：湊（35人）
８位：新（33人）
９位：大和（32人）
10位：大翔（31人）

〈女の子の名前〉人気の表記TOP10

１位：陽葵（47人）

太陽を連想させる「陽」と豊かで気品ある植物をイメージさせる「葵」が組み合わさった「陽葵」が１位を飾りました。「葵」は、ヒマワリの漢字表記にも使われる漢字。太陽のようにあたたかく、健やかにのびのびと育っていってほしいという、明るい希望が名付けに込められています。

２位：凛（42人）

凛々しい、凛としたといった、気高さや清楚さを連想させる「凛」が２位にランクイン。「凛」の漢字は、男女どちらの名前にも多く取り入れられています。清らかで美しい、自分の芯を持った人に育ってほしいという願いを込めて名付けられることが多いようです。

３位：詩（41人）

「詩」とは、五感を通して思ったこと、感じたことを自由に言葉にして表したもの。感性や心の豊かさ、表現力などをイメージさせる漢字です。完成豊かな人に育ってほしいという願いとともに名付ける方が多いようです。アイドルグループ「ももいろクローバーZ」の玉井詩織（しおり）さんの名前にもこの漢字が使われています。

４位：結菜（40人）

青々と成長した植物や野菜を意味する「菜」と、人や物事の結びつきを表す「結」が組み合わさった「結菜」も、2020年の人気な名付け表記となりました。人との絆や調和を大切にし、美しい自然のように健やかに成長していってほしいという想いが込められています。

５位：結愛（37人）

４位の表記にも使われている「結」に、「愛」の字を組み合わせた「結愛」が５位に続く結果となりました。愛情と幸せに満ち溢れた人生の中で、人と人とのつながりを大切にしていく優しい人になってほしい、そんなパパママの願いがうかがえる名前です。

〈６位～10位〉
６位：莉子（36人）
７位：結月（35人）
８位：紬（34人）
９位：澪（34人）
10位：結衣（32人）

〈男の子の名前〉人気の読み方TOP10

続いて、2020年生まれの赤ちゃんに人気だった名前の読み方をランキングでご紹介します！

１位：ハルト（221人）

２位：ソウタ（135人）

３位：ミナト（127人）

４位：ハルキ（118人）

５位：イツキ（112人）

６位：アオイ（111人）

７位：アオト（106人）

８位：ユイト（102人）

９位：ユウト（99人）

10位：リク（97人）

１位の「ハルト」は、なんと12年連続の１位！名付けの世界で根強い人気が続いている読み方です。１位〜９位までは３音の読み方が続き、「ハル」や「アオ」など、冒頭２音が共通した名前がランクインしているのも特徴として見られます。全体的に、自然や爽やかさを感じさせる読み方が多いようでした。

〈女の子の名前〉人気の読み方TOP10

１位：ミオ（112人）

２位：メイ（111人）

３位：イチカ（110人）

４位：ユイ（109人）

５位：アカリ（106人）

６位：ハナ（96人）

７位：リコ（93人）

８位：エマ（88人）

８位：ツムギ（88人）

10位：アオイ（84人）

10位：コハル（84人）

１位の「ミオ」を始めとした２音の名前と、３位の「イチカ」などの３音の名前がバランスよくランクインした女の子のランキング。グローバル意識の表れか、「メイ」や「エマ」「ハナ」など、英語圏にも馴染みやすい読み方も多く上位に入る結果となりました。

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2020年生まれの赤ちゃんを対象に、人気の名前ランキングを振り返ってみました。気になった名前や、名付け候補に入れたくなった名前はありますか？

男女ともに不安や負担の多い妊活期間ですが、いつかやって来てくれる赤ちゃんを思って名前の候補を考えてみることで、より明るい気持ちで妊活に取り組めるかもしれません。幸せな未来を思い描きながら、パートナーと一緒に、赤ちゃんの名前を考えてみてはいかがでしょうか？

まとめ／神田なり

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