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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 体験談 【堀まゆみさんの妊活記】40歳からの2人目妊活。自費診療、PGT-A、これで最後と決めて〈後編〉

【堀まゆみさんの妊活記】40歳からの2人目妊活。自費診療、PGT-A、これで最後と決めて〈後編〉

2025/11/05 公開
2025/11/07 更新
堀まゆみさん

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39歳で第1子を出産後、40歳で再び妊活をスタートした堀まゆみさん。体外受精・顕微授精は「3回まで」という保険診療の制限のなか、焦りや葛藤を感じながらも、納得のいく治療を模索し続けました。

堀さんの妊活・不妊治療を振り返る全3回のインタビュー。最後となる今回は、自費診療への切り替えやPGT-Aをへて、第2子を授かるまでの道のり、そして、“黒い気持ち”とも向き合った日々を語ります。

インタビュー最初から読む>>生理痛で緊急搬送された経験も。37歳からの不妊治療は想定外なことだらけ【堀まゆみさんの妊活記】

40歳からの妊活再スタート

39歳で長男の出産後、生後10カ月のときに不妊治療クリニックを再受診しました。当時、まだ長男は授乳中。治療を始めるためには、生理の再開が必須です。悩みましたが「2人目を授かりたい」という思いが強く、断乳して通院を再開しました。

早めに通院を再開したのは、すぐに結果がでるわけではないと知っていたから。1人目の治療で凍結胚は使いきっているため、採卵からのスタートになります。

長男のときは全額自費の治療でしたが、2022年4月から不妊治療が保険診療となりました。保険診療で胚移植を行う場合、40歳未満は6回まで、40歳以上43歳未満は3回までと回数が決まっています。生理の再開を待っているうちに40歳の誕生日を迎えたため、私が対象となるのは「3回まで」。

「もうちょっと早く生理が再開していたら」と残念に思う気持ちと、「3回あればきっと大丈夫」という希望の両方が、胸の内にありました。

思いのほか早く過ぎ去った「3回の保険治療」

2人目妊活1回目の採卵では、3個の受精卵を凍結することができました。しかし、1回目の移植では妊娠にいたらず、2回目の移植では着床はしたものの、心拍が確認できないまま稽留流産に。「こういうこともあるのか…」と、悲しみのなかでもどこか冷静だったことを覚えています。

その後、凍結胚3つをすべて使い切り、再び採卵周期が始まりました。2回目の採卵は、9個採卵できたもの、1つも凍結できずに終了。3回目の採卵は、6個採卵し、1個の凍結胚ができましたが、妊娠にはいたらず。

こうして「3回あれば大丈夫」と思っていた保険診療は、思っていたよりも早く通り過ぎていきました。

その後の治療は、自費になります。自費診療と保険診療では、治療費の差が本当に大きい。家族会議を重ね、夫からは、「一人目のときのように、授かることをゴールにはできないかもしれない。区切りをつけて始めよう」という意見が出ました。

愛する長男がいる今、彼の言葉には冷静な現実感がありました。私だけで決断したら、きっと「できるまで」と止まれなくなってしまう。

そこで、私から夫に提案したのが、次の3つです。

① 採卵はあと1回だけ
② 凍結胚ができたらPGT-A(着床前胚染色体異数性検査)を受ける
③ 移植可能な胚を使い切ったら、妊娠できなくても不妊治療は卒業する

次のページ>> 採卵はこれで最後!

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