妊活ストレスを発散!カップルで観たいおすすめ映画をピックアップ【あかほしシネマ/2025年11月~12月】
がんばっているけれどうまくいかない…妊活や不妊治療では落ち込むこともありますよね。そんな沈んだ気持ちを前向きにする方法のひとつが「エンタメ」!
『あかほしシネマ』では、癒されたり、キュンとしたり、ジーンと感動したり、何も考えずにゲラゲラ笑えたり、見終わった後、心がスーッと軽くなる映画をご紹介!今回は、2025年10月下旬~11月中旬にかけて劇場公開される作品を厳選ピックアップします。
関連記事→妊活ストレスを発散!カップルで観たいおすすめ映画をピックアップ【あかほしシネマ/2025年10月~11月】
『マーク・アントニー』

© Mini Studio © Ayngaran International
ハイテンションで描かれる、インド発SFアクション!
(2025年11月21日公開/製作国:インド/上映時間:149分)
インド映画の特集上映企画「インディアンムービーウィーク」での上映が話題となり、全国公開が決まったインド発のSFアクション。過去の人物と話せる電話をめぐる大騒動を、インド映画らしく、豪快にド派手に描写!
【ストーリー】
1975年、マッドサイエンティストのチランジーヴィは、過去の人と通話できる電話機を発明。それを使えば、過去の自分自身や親しい人に降りかかる厄災を回避させたり、利益につながる選択をさせたりできる。しかしチランジーヴィは祝杯をあげに訪れたバーでギャングの抗争に巻き込まれ、電話機は行方不明になってしまう。
20年後、偶然にもその電話機を手に入れた自動車修理工のマーク。やがてこの電話機をめぐり、マークの育ての親であるギャングの親分ジャッキーやその息子マダン、マークの亡父アントニーまで巻き込み、運命を書き換えようとする大騒動が繰り広げられる。
【見どころ】
電話機を使ったタイムリープものですが、最初から最後までハイテンションで進み、難しいこと抜きで楽しめる快作。観終わったあとは、気分爽快!日ごろのストレスを発散するのにもおすすめです。
◆公式サイト:https://spaceboxjapan.jp/markantony/
『兄を持ち運べるサイズに』

©2025 「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会
大嫌いだったダメ兄の急死をきっかけに家族が集結
(2025年11月28日公開/製作国:日本/上映時間:127分)
『湯を沸かすほどの熱い愛』『浅田家!』など家族をテーマにした作品を多く手掛ける監督・中野量太の5年ぶりの最新作。ノンフィクションエッセイ『兄の終い』を原作に、疎遠になっていた兄の急死をきっかけに、バラバラになっていた家族が集結する数日間の実話を描きます。
【ストーリー】
作家の理子は、ある日、大嫌いだった兄の急死を警察から知らされる。理子は兄が住んでいた東北へと向かい、警察署で7年ぶりに兄の元嫁・加奈子と娘の満里奈、兄と一緒に暮らし現在は一時的に児童相談所に保護されている良一と再会、兄を荼毘に付す。そして、兄たちが住んでいたゴミ屋敷と化しているアパートを片付けていた3人が目にしたのは、壁に貼られた家族写真の数々だった。
兄の後始末をしながら悪口を言い続ける理子に、同じように迷惑をかけられたはずの加奈子は「もしかしたら理子ちゃんには、あの人の知らないところがあるのかな」と言う。兄の知らなかった事実に触れ、もう一度「家族」を振り返る4日間が始まった…。
【見どころ】
嫌いだったダメ兄が亡くなった後で、それまで知らなかった兄の一面を知ることになる妹。最も近しい距離にいる「家族」だからこそ、「嫌い」も「好き」も極端なのかも。改めて「家族の存在」について考えてみたくなる作品です。
原作は村井理子の『兄の終い』(CEメディアハウス)。深夜に突如かかってきた警察からの電話で始まるノンフィクションは、少し笑えて泣ける物語。監督・中野量太による公式シナリオブック『兄を持ち運べるサイズに シナリオブック』(CEメディアハウス)には、村井理子×中野量太の対談も収録されています。
◆公式サイト:https://www.culture-pub.jp/ani-movie/
『消滅世界』

©2025「消滅世界」製作委員会
人工授精での妊娠・出産が常識となった世界に生きる、女性の選択
(2025年11月28日公開/製作国:日本/上映時間:115分)
芥川賞作家・村田沙耶香による同名ベストセラー小説を映画化。結婚生活に性愛が入ることを禁じられた世界で、愛し合った夫婦から生まれた少女が、自分の周りにある“普通”と自分から湧き出る欲情に向き合っていく物語。
【ストーリー】
人工授精の技術が発達し、夫婦が性行為をすることはタブーで、恋や性の対象として見るべきなのは、家の外の恋人や二次元キャラクターとされている世界。両親が愛し合って生まれた雨音は、交尾をして自分を産んだ母に嫌悪感を抱いていた。
大人になり結婚をした雨音だったが、夫に襲われそうになり離婚。夫から性欲を向けられショックを受ける雨音は、出会い系アプリに登録する。そこで朔と出会い結婚、二人は実験都市への移住を決める。そこは“エデン”と呼ばれ、選ばれた住民たちが一斉に人工授精を行い、生まれた子どもは住民全員の子として愛されながら育つ都市だった。
【見どころ】
村田沙耶香の初映像化作品。原作の無機質かつ耽美な美しさが繊細に表現されています。何が正常で、何が異常なのか。正しいと言われることは本当に正しいのか。村田沙耶香の文学の世界にどっぷりと浸かれる一作。
◆公式サイト:https://shoumetsu-sekai.com/
『12月の君へ』

©︎2025 Elles Films Co., Ltd.
友情と恋の間で揺れ動く二人の女性を描くラブストーリー
(2025年12月5日公開/製作国:韓国/上映時間:87分)
韓国ドラマ「わかっていても」でブレイクしたハン・ソヒの映画初出演にして初主演作。運命的に出会った二人の少女が“友情”と“恋”の狭間で揺れ、離れ離れになった後も時をこえて求めあう姿を描くラブストーリー。
【ストーリー】
俳優を夢見る女子高校生スアンの前に、子役出身の人気俳優・ソルがソウルから転校してくる。きらびやかな世界で自分を見失い苦しんでいたソルは、スアンの青く燃えるような演技に心惹かれていく。放課後、冬の海でサーフィンをした二人は、冷えきった体を炎の前に寄せ合い、互いの孤独に触れながら少しずつ心を通わせていく。しかし、思春期の揺れる想いは友情と恋愛の狭間ですれ違い、やがてソルはスアンの前から姿を消してしまう。
やがて、成長して人気俳優となったスアンは、あのとき伝えられなかった想いを胸に、今もなおソルの面影を探し続けていた。そしてある寒い雪の日、彼女はふたたび、冬の海へと向かう。
【見どころ】
思春期の孤独、自分の手には持てあますような不器用な恋愛が、冬の海を舞台に繊細に描かれます。多くの人が経験したであろう初恋の戸惑い、大人になってからの後悔が、観る人の心に静かに伝わってくる作品。
◆公式サイト:https://ellesfilms.jp/heavysnow/
まとめ/加藤夕子(リワークス)
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