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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 不妊治療コラム まだ間に合いますか?40歳ですが、妊娠の可能性はある?ママになりたい【不妊治療専門医が回答】

まだ間に合いますか?40歳ですが、妊娠の可能性はある?ママになりたい【不妊治療専門医が回答】

2023/07/14 公開

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「妊娠したい」と妊活を意識すると出てくる、さまざまな疑問や不安。このままの治療でいいの?ほかの治療法も検討してみるべき?体調についての悩みには、主治医には聞きにくいことも。

『赤ちゃんが欲しい』の創刊当初より読者さんの相談に親身な回答を寄せてくださっているドクターのおひとり、山下レディースクリニック院長・山下正紀先生が、悩みをかかえる読者さんの気がかりや疑問に答えてくれました。

40歳でも不妊治療をすれば、まだ妊娠の可能性はありますか?

S・Kさん(40歳/妊活歴 3ヶ月)の相談

3ヶ月前に3歳年下の夫と結婚しました。これから治療を始めても、まだ間に合いますか?

可能なら一人っ子でなく、きょうだいも欲しいのです…。結果が出せる不妊治療クリニックの選びかたも知りたいです。

関連記事:年齢のこともわかっているけど「妊娠したい!」身近に話せる人がいない40代 妊活を本音でトーク

最初から体外受精を考慮して病院をさがしましょう

40歳を過ぎてから治療を始めて間に合わないことはないですが、必ず妊娠できるというわけでもありません。

40歳を超えた方でしたら、「どうしても子どもが欲しい」のか、あるいは「できたらいいけれど、できなければそれもしかたがない」というスタンスなのかをまず確認します。

そうして、どうしても欲しいという希望なら、最初から体外受精(ART)をおすすめします。まして、第2子も欲しいと考えているのであればなるべく早く、できるだけ多くの卵をとり、受精させて、胚凍結する必要があります。

そして、子宮内膜の状態をチェックして、できるだけよい環境で移植をします。最近は着床障害に対しても、いろいろな試みがされ始めています。

いろんな不妊治療クリニックがあります!選び方ポイントは?

病院についてですが、医師が1人の小規模なクリニックもあれば、巨大クリニックもあります。

大きなクリニックには機動力があり、治療の選択肢も豊富だったり、いろいろな医師の意見を聞ける反面、医師によって違う意見で迷うということも。医師が1人なら、治療方針は一貫していて信頼関係が築ければ、安心感があるでしょう。

病院選びはむずかしいテーマです。入り口ではわからないことも多いでしょうが、ご夫婦でよく相談し、自分たちなりの方針を立てたうえで、ホームページなどで情報をチェックし、これと思う施設をさがしてみてください。

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*『赤ちゃんが欲しい』の内容をweb 転載のため再編集しています

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監修
監修

山下レディースクリニック院長。
1980年奈良県立医科大学を卒業し、京都大学産婦人科に入局。舞鶴市民病院産婦人科医長に着任。86年オーストラリア・アデレード大学で体外受精の基礎から研鑚を積む。90年神戸中央市民病院に着任。産婦人科医長、体外受精チーフとして数多くの患者さんの治療にあたる。97年神戸三宮に山下レディースクリニックを開設。これまでに約10,000 人の妊娠をサポート。著書『最新! 不妊治療ナビ』(主婦の友社)が好評。日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医。日本生殖医学会認定生殖医療専門医。

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