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3ページ目(3ページ中) | 流産からの妊娠。真剣に考えた出生前検査について。受けたい理由と受けなくてもいい理由【ただいま進行中!アラフォー妊活記録】

体験談
2022/07/09 公開
2023/09/16 更新

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40代の流産率はデータにもよると思いますが、40%近く。そこに私はしっかりと入りました。
これが10%だったとしても20%だったとしてもそこに自分が入らないという確証はなく、妊娠に関することはすべて「自分に起こるか」「自分に起こらないか」の50/50なのだと思うようになっていました。

もちろんNIPTも受けるとなれば、陽性となる確率も陰性となる確率も50/50。そういう思いでいないといけないのだと、ネットを見れば見るほど思いました。

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最終的な指針になったのはやっぱり…

そこで私は人の意見を探すことをやめました。
自分がどうしたいか、おなかにいる子どもにとって、そして私たち夫婦にとって何がいいのかをシンプルに突き詰めようと思ったのです。

まずは夫とNIPTについて話をすること。
夫は、妊娠・出産は何よりも私の心と体に影響を与えることだから、君の意見を尊重したいと前置きしたうえで、「どういう子どもが生まれてきても、僕はその子の人生を楽しくしてあげる自信がある」という一言をくれました。

どんな子も僕らの子どもだしね、と。人生何事も楽しいかどうか、面白いかどうかを大事にしている彼らしい一言だなと思いました。ただ、NIPTを受けることで、私が健やかな妊婦生活を送る事ができるのなら、受けるべきだと思うと言ってくれました。私的にプラスな発言ではありましたが、

つまりは、検査を受けるか受けないかは私次第…

なんだな、やっぱり。…とも思いました。
わかっていたけれども! ということで、暇を見つけては持ち歩いている手帳に、私がNIPTを受けたい理由と受けなくてもよいと思う理由を書き出し始めました。

私がNIPTを受けたい理由と受けなくてもいい理由

【私が受けたいと思う理由】
・おなかの子の「無事」を確かめたい
・妊娠を続けていくうえでの自分なりの安心材料が欲しい
・分娩時42歳の高齢出産になるので、受けておくべき
・子どもの健康状態を把握して、出産後に備えたい

【私が受けなくてもよい思う理由】
・陽性判定を受け止めて、自分が妊娠期間を健やかに続けられるか不安
・陽性でも陰性でも、どちらにせよ産む
・トリソミー3種についてくらいしかわからない(そのほかの障害や、産まれてからわかることもたくさんある)
・偽陽性、偽陰性という結果が出ることもある
・NIPTが陽性になったあとに受ける羊水検査で、流産に至った事例もある
・流産経験を理由にNIPTを受ける人もいるが、私の流産のおもな理由は不育症だとわかっている
・流産時の絨毛染色体検査で、受精卵の染色体には問題がなかった
・何よりも私たちが望んで授かった命である

挙げてみれば受けなくてもよい理由はサラサラ出てくるのに、受けたい理由はとにかく「自分が安心を得たい」しかありませんでした。

その後も熟考を続け、私は、そして私たち夫婦はNIPTを受けない選択をしました。

今、妊娠生活を続けていくうえで心健やかに過ごせているので「受けなくてよかった」と思う反面、体に異変を感じた時は「受けておけばよかったかな」という気持ちが顔を出すこともあります。

ただ、私たち夫婦がたどり着いた答えとしては、自然妊娠ではなく顕微授精という方法を選んで子どもを授かることができた。その授かることができた命に対して、「私たちから積極的に検査することはしない/一般的な健診で見つかることに関しては知り、受け止めていく」というのが今のスタンスです。

100組の夫婦がいれば100通りの考え方がある。それを感じた大きな決断でした。

※この連載は個人の体験です。治療や薬の処方などに関しては必ず医師に相談してください。

~つづく~
▶▶最終話「これが本当に最後の不妊治療と決めていました」

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ミキさん

あかほし主婦ライター。関西在住・40代。中学生の頃から多嚢胞性卵巣症候群と付き合ってきた体でも、もしかしたら妊娠できるかも…という楽天的な考えをもったまま、結婚式、仕事との兼ね合い、金銭面や夫婦同士のタイミング、クリニックとの相性まで…。ありとあらゆる複合的な理由から、40歳で(ようやく!)本格的に不妊治療をスタート。

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