2ページ目(4ページ中) | 特別養子縁組で出会った息子と家族になった女性のリアルストーリー「やっと会えた」涙の対面【子どものいない女性の生き方】
養子縁組を真剣に考え、説明会へ
その後、結婚して新居を購入。引っ越したところは、小さな子どもたちがいっぱいいる環境でした。周りの家族とも親しくなり、ここなら安心して子育てができそうと、養子縁組を真剣に考え始めました。
特別養子縁組を支援するNPO団体を調べてみると、団体によっては年齢制限や結婚して3年以上経過していることが条件など、すぐに私たちに合うところが見つかりませんでした。ところがその間に条件がゆるみ、ある団体が年齢制限を引き上げたのです。
これなら条件がクリアできると、直近の説明会に参加しました。話を聞いたあとに申し込みをして、東京で養子を迎えるための面接を受けました。養子縁組をしたい理由などのほかに、不妊治療はいつまでしたかを聞かれ、「不妊治療はしていません。もともと自分たちの子どもをつくるのではなく、最初から養子縁組を考えています」と伝えたら、とても驚かれました。
まだ41歳だったら不妊治療をしてみたらというようなことを言われてショックでした。日本で養子縁組は、子どもができなかった人が最終的に行くところで、あっせんする側もそういう認識なのだと感じました。
実際に特別養子縁組をされるかたの多くが、不妊治療の末に授からなかったご夫婦。イレギュラーの私たちは、その後連絡がなく、面接に落ちたのかなと落胆していました。
再び面接・・・そして、急展開!

待っても連絡がこないのでこちらから電話をしたら、近々、集団での面接会があるのでまた来ませんかと言われました。
次のページ> 提示された条件があって・・・
大人世代のライフスタイルからマーケティングまで、時流やトレンドをとらえた独自の視点で情報を発信。近年は子どものいない女性を応援する「マダネ プロジェクト」を主宰。自分らしく自由で軽やかに過ごすライフスタイルを理想に掲げ、新たな価値観や生き方を提唱。これからの大人スタイルを追求している。著書に『商品PRのやり方が面白いほどわかる本』(中経出版)、『誰も教えてくれなかった 子どものいない人生の歩き方』(主婦の友社)がある。マダネ プロジェクト「つながるサロン」(子どものいない女性限定) GoodMorning by CAMPFIRE (https://community.camp-fire.jp/projects/view/446996)
マダネ プロジェクト https://www.madane.jp/
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