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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 妊活ライフ 35歳からの妊活★「1人いるんだからいいじゃない」という言葉がつき刺さる。1人目は妊娠できたのになぜ2人目ができない?【一陽館薬局の子宝漢方NEWS】

35歳からの妊活★「1人いるんだからいいじゃない」という言葉がつき刺さる。1人目は妊娠できたのになぜ2人目ができない?【一陽館薬局の子宝漢方NEWS】

2022/08/25 公開
2023/06/19 更新

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1人目を自然に授かっていても、2人目も同じようにスムーズに妊娠できるとは限りません。子宝漢方の一陽館薬局には、2人目不妊でお悩みのかたが多く相談にこられます。はじめての妊活のときとはまた違ったつらさがあり、パートナーとの気持ちの温度差なども大きく関わってきます。

これまで2人目不妊のかたのカウンセリングをたくさんさせていただきましたが、うまくいかない大きな要因となっているのは、以下の2つのポイントだと感じます。

2人目ができないのはなぜ?考えられる大きな要因は2つ

① 1人目を妊娠したときよりも、年を重ねている

これは仕方のないことですが、2人目妊活時は1人目の妊娠時よりも絶対的に年齢が上がっています。
高齢になるほど妊娠しづらくなることは多くのかたがご存じだと思います。加齢によって体の力がおとろえることで、妊娠しづらい状態になっています。

② 妊娠のための“体力”が回復していない

妊娠・出産は、女性の体にとって非常に大きな仕事。それを成しとげたあとの体力が回復していないと、次の妊娠はむずかしくなります。

さらに、出産後は体をゆっくりと休める暇もなく育児の日々が始まりますから、授乳や睡眠不足などによる体力の消耗もあるでしょう。2人目を授かるための体の準備が整っていない状態といえます。

加齢による“妊娠しづらい状態”は女性だけでなく男性も

2人目不妊のカウンセリングをしていて特に最近感じるのは、「第1子のときよりも年齢が上がっている」ことを女性だけの問題だととらえがちということです。2人目を考えるとき、女性だけでなく男性も同じだけ年齢を重ねていますから、男性も加齢による体の変化が起きていると考えるべきです。ですが、「一度は自然に授かったのだから、自分は関係ない、自分はだいじょうぶだ」と思ってしまう男性が多いのです。

男性も年をとれば、生殖機能が少しずつおとろえていきます。たとえば1人目のときは自然に妊娠できたとしても、精液の状態は妊娠可能なぎりぎりの状態だったかもしれません。そのまま1年、2年と過ごしていて、次の子のことを考えるころになって、いざ精液検査をしてみると、受精に至るには難しい数値になっていることもあります。

育児をしながらの妊活は、身体的にも精神的にも負担が大きい

2人目妊活中は第一子はまだ幼く手がかかり、目がはなせない時期であることが多いです。そんな忙しい生活を送りながら、一方で妊活がうまくいかないという悩みを抱えていれば、さらに大きなストレスを感じることも当然です。

24時間365日休みなく続く育児に加え、食事を作ったり、掃除や洗濯をしたりと忙しい日常生活のなかで、次の妊娠をめざすとなると、やはり1人目妊活とは環境もメンタル面でも大きく異なるでしょう。

周囲から言われる「1人いるんだからいいじゃない」の言葉

2人目を望まれるかたは、悩みが複雑な場合が多く、そのストレスが妊娠に悪影響を及ぼすこともあります。
幼稚園や保育園で、兄弟がいる子たちを見てうらやましく思ったり、なにげない「ひとりっ子だから…」の言葉に傷ついたり。

ですが、よくお聞きするのが、「だれかに相談しても、『1人いるんだから、いいじゃない』と言われてしまう」ということ。

「赤ちゃんが欲しい!」という気持ちは何人目であろうと同じで、第1子であろうと、第2子であろうと、悩みに差があるものではありません。しかし、「2人目の子どもが授からない」という悩みは、なかなか理解されづらいものなのでしょう。

そういった周囲の理解のなさにストレスを抱えている人は多いですし、きっとご自身でも「1人いるんだから…」と、なかばあきらめのような気持ちを抱いていたり、なかなか妊娠できない自分に、そう言い聞かせている人もいらっしゃいます。

パートナーの理解が1人目の妊活時ほど感じられない

1人目を自然妊娠できたカップルの場合は、「一度は自然にできたのになぜ?」と納得がいかず、インターネットで検索しまくるなど、変に粗さがしをしてしまうケースがあります。ご夫婦の間で、「実は夫(妻)に原因があるんじゃないか?」と疑心暗鬼になってしまうこともあります。

パートナーである男性が、1人目と比べて、2人目以降の妊活については明らかにその意気込みが違うことも、女性にとってはストレスの一因になりがちです。はじめての妊活時は、「絶対に子どもが欲しい!」という気持ちを男性からも強く感じますが、2回目以降になると、そういった意気込みをあまり感じません。すでに子どもが一人いるという安心感があるからでしょう。

最初の妊活時と同じように、女性側の「妊娠したい」という気持ちを理解し、サポートできる男性は少ないのかもしれません。

2人目不妊へ悩むかたへ…かしたに先生からのアドバイス

2人目不妊で悩んでいるかたには、アドバイスとして2点お伝えしたいです。

1人目を妊娠・出産できたことに自信をもって

まずは、「1人目を妊娠できた」ということに自信をもってください。一度は妊娠・出産したという実績があるわけですから、「しないはずはないだろう」と前向きに考えてもいいのではないかと思います。

はじめての妊活では、「妊娠できるかどうか」「授かることができる体なのかどうか」がわかりませんから、そこにまず大きな不安があります。しかし、2人目希望のかたは、少なくともその部分はクリアしていますから、その点では自信を持ってほしいのです。

カウンセリングをしているとさまざまなケースを目にします。

例えば、1人目は体外受精でようやく妊娠できたのに、2人目は自然妊娠した人。体外受精でなかなか採卵すらできなかったのに、出産後は排卵誘発剤を使わなくても卵が育っていたという人もいます。

なぜそのようなことが起こるのか、明確な理由はわかりませんが、出産したことによってホルモンバランスが刺激を受けるなど、妊娠に対して体にポジティブな動きが生まれてきていることも考えられます。自分の体が持つ“力”に自信をもってください!

1人目の妊娠前とくらべて、なにが違うかほり下げて考える

一度は妊娠・出産できているわけですから、1人目のときと同じ体の状態に近づけば、妊娠できると考えてみるのも1つです。
理由を見つけられれば、妊娠に向けてなにをすべきかという軸が見えてくるでしょう。

1人目のときと具体的に何が違うのかを掘り下げて考えてみましょう。1人目を妊娠したときの、生理の状態や日常の生活環境などはどうだったか、もう一度振り返ってみましょう。貧血ぎみ、疲れがとれない、体が冷えるなど、以前とは大きく違う症状がある場合は、漢方を服用することで徐々に改善することが多々あります。

実際にカウンセリングに来られたかたのなかにも、服用数カ月で朝晩の目覚めがよくなった、生理痛がなくなったなどの声も多数聞かれます。まずは夫婦ともに体が元気で、気力もある!という状態にもっていくことが、妊娠への大きな一歩となります。

子宝漢方で実績のある一陽館薬局


一陽館薬局は、学園前店、八木本店ともに漢方相談ができる個室が用意されています。
スタッフは全員女性なので、生理のことやご夫婦間のことなど、ほかの人の目を気にすることなく相談しやすい雰囲気です。

オンラインカウンセリングも可能なので、遠方のかたや、ご夫婦でのご相談もぜひ!
一陽館薬局についてくわしくはこちら

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取材・文/加藤夕子(リワークス)

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薬剤師。女性の体に特化した専門性の高い漢方と、豊富な経験による適切なカウンセリングで支持を得ていいる。1999年正倉館薬局、2004年に一陽館薬局 八木本店を開局。17年に一陽館薬局 学園前店を開業。最新刊『ストレスフリーな妊活で授かりたい』(主婦の友社)が好評。

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