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2025/02/09 公開
未産うつ、未産クライシス

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子どものことで夫婦関係が悪くなる「未産クライシス」

自分の気持ちが落ち込んでしまう「未産うつ」とは意味合いが異なるのが、「未産クライシス」です。子どものことがきっかけで夫婦の関係が悪化してしまうことをさす言葉として、こちらも名づけました。

子どもに対する考え方の違いや温度差があり、あきらめたあとに不和になる夫婦関係の状態のこと。出産後の夫婦関係が悪化してしまう「産後クライシス」は一般的に浸透していますが、その未産版が「未産クライシス」です。

「不妊治療を頑張って続けてきたが、夫はあまり協力的ではなかった。治療の影響で体調をくずしても思いやりは感じられず、あきらめた時期から夫婦関係が悪くなり、別居が続いています」(44歳・既婚・会社員)

「授からずにあきらめることに決めたが、夫は内心ほっとしているように感じる。私はまだ後悔は残っているし、つらい気持ちは消えていない。表面上は仲良し夫婦になっているけれど、私の中では夫婦の関係は希薄になったと思っている。この先どうなるのかわからない」(41歳・既婚・派遣社員)

「子どものことについて、夫婦の関係性の変化」を聞いた設問(上図参照)では、半数近い48%の人が「子どものことで関係性に変化はない」と答えています。

また、夫婦で子どもの問題に向き合うことで絆が深まることもあり、「授からなかったが、お互いを思いやって夫婦の絆が深まった」が19%と、約7割近くは夫婦関係に問題なしという結果が。

対して、「気持ちに温度差があり、夫婦関係がぎくしゃくした」15%、「子どものことが原因で離婚を考えたことがある」13%、「子どものことが原因で実際に離婚した」が5%と、約3割には未産クライシスの傾向が。

「未産うつ」のように一人の問題ではないためケースバイケースですが、子どもの問題で約3割が夫婦の関係性に影響を及ぼすという事実は無視できません。

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大人世代のライフスタイルからマーケティングまで、時流やトレンドをとらえた独自の視点で情報を発信。近年は子どものいない女性を応援する「マダネ プロジェクト」を主宰。自分らしく自由で軽やかに過ごすライフスタイルを理想に掲げ、新たな価値観や生き方を提唱。これからの大人スタイルを追求している。著書に『商品PRのやり方が面白いほどわかる本』(中経出版)、『誰も教えてくれなかった 子どものいない人生の歩き方』(主婦の友社)がある。マダネ プロジェクト「つながるサロン」(子どものいない女性限定) GoodMorning by CAMPFIRE (https://community.camp-fire.jp/projects/view/446996)
マダネ プロジェクト https://www.madane.jp/

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