【漢方で授かり力UP！】不調の原因は？今すぐセルフチェック！体が持っている本来の力を引き出し、妊娠しやすい体へ

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親身なアドバイスとユーモアたっぷりのやさしい雰囲気で人気！漢方薬房こうのとりの戸口瑞之先生が、あかほし相談室をオープン。妊活カップルのお悩みに答えます。体が持っている本来の力を引き出し、妊娠しやすい体へととのえてくれる漢方。漢方に向いている人や、不調の原因を解消する漢方についてにお話を伺いました。

漢方で妊娠しやすい体に近づくのはなぜ？

古代中国で起こり、発展したといわれる東洋医学。西洋医学との大きな違いは、体が本来持っている自然治癒力に着目して治療を行う点です。食事、睡眠、運動などの生活習慣もととのえながら、同時に漢方薬などを用いて不調の原因を減らしていきます。

東洋医学では、不妊は病気ではなく、まだ妊娠していない「状態」であるととらえます。妊娠を希望しているのに、なかなか妊娠しない状態が続くときには、体質や生活習慣に目を向け、妊娠する力を呼びさますことがたいせつです。

血のめぐりが停滞しやすい体質を「瘀血（おけつ）」といいますが、たとえば体が冷えて血流が悪くなっていると、子宮や卵巣にも栄養が行き届かず、質のいい卵が育たなくなったり、子宮環境が乱れやすくなったりします。

こうした状態では、せっかく不妊治療クリニックに通って治療を受けても、なかなか結果が出にくいことも。卵の質をよくし、受精卵が着床しやすいふかふかの子宮内膜にととのえることは、漢方を含めた東洋医学の得意分野です。

体全体に目を向け、生活習慣や体質をととのえていくことで、子宮や卵子、精子の状態も底上げすることができます。漢方を組み合わせることで、不妊治療の成功率アップも期待できます。

どんな人に漢方が向いているの？セルフチェック

ひとつでも当てはまったら、血液の流れが滞っている状態“瘀血”の可能性が！３つ以上当てはまったかたは漢方薬局へ行ってみては？

＼セルフチェックリスト／

□肩こりがある。頭痛持ち
□生理痛が重く、経血にかたまりがある
□生理中、多い日は2時間ごとにナプキンをかえないと不安
□目の下のくまが消えない
□舌の色が暗く紫っぱい。舌の裏側の静脈が太く浮き出ている
□子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣嚢腫がある
□夕方になると足に靴下のあとがついている
□生理前、乳房が張る
□基礎体温のグラフがガタガタ

漢方＆妊活ライフの疑問にお答え！

Q１／漢方って副作用はないの？

薬を飲むことに抵抗があり、不妊治療に踏み出せず、漢方に興味を持っています。副作用がないなら、トライしてみたいです！

【Answer】
漢方は、西洋医学の薬よりも効き目がおだやかで、大きな副作用が出ることはまれです。ただ、規定の量を超えて服用したり、処方された漢方以外を自己流で組み合わせて飲んだりすると、思わぬ副作用があらわれることがあります。

「漢方は体にやさしいから安心」と自己判断で量や回数をふやすと、かえって症状が悪化してしまうことも。必ず処方どおりに服用し、いつもと違う症状があらわれたら、すぐに相談することがたいせつです。

また、漢方を飲み始めると、食欲不振や皮膚のかゆみ、便秘や軟便などの症状があらわれることもあります。これは、体が治ろうとする力が働くことで起こる「好転反応」であることも。好転反応の場合は、3〜10日ほどで不快症状はなくなります。

Q２／体をあたためるのにおすすめの漢方は？

冷え性で、足やおなかをさわるとひんやりしていることがあります。体をあたためるのに漢方は有効ですか？

【Answer】
冷えは、妊娠の大敵! 血流が悪くなると、基礎体温がガタガタになったり、経血がドロっとしたかたまり状になったりと、「瘀血」の症状が見られるようになります。瘀血が続くと、卵子の育ちにも悪影響を与えてしまいます。

瘀血を解消するためにおすすめなのが、飲みやすい丸薬タイプの漢方サプリメント「桃福宝」です。体質に合わせて3種類から選ぶことができ、妊活中はもちろん妊娠中も継続して体をととのえるサポートをしてくれます。夫婦でいっしょに服用できるのもうれしいポイント！

「漢方薬房こうのとり」のおすすめ！ 桃福宝

授かる力をサポートする漢方サプリ。夫婦で服用いただける「赤珠」「黒珠」「碧珠」の３種類。くわしくはご相談を。

Q３／漢方の原材料ってどんなもの？

漢方は体にやさしいイメージがありますが、原材料にはどんなものが使われているのでしょうか？

【Answer】
漢方薬に使われているのは、植物の葉や茎、根、鉱物などを加工したものです。こうした漢方の原料になる素材のことを、「生薬（しょうやく）」といいます。

よく知られているものには高麗人参や甘草（かんぞう）などがありますね。身近なところでは、しょうがを乾燥させた「生姜（しょうきょう）」も、漢方に使われる生薬の1つです。動物の角や牡蠣のエキス、亀の甲羅などを原料にした漢方薬もあります。

漢方薬はいくつかの生薬を組み合わせて作られます。体質やそのときの体の状態に合わせた生薬を選ぶことで、不調を解消し、体本来の力をとりもどすサポートをするのです。原料は自然由来で効き目はおだやかですが、症状や体質に合わないものを飲むとかえって逆効果のこともあります。

ドラッグストアには手軽に購入できる漢方薬もならんでいますが、妊娠をめざすときにはきちんと漢方専門の薬剤師に相談し、自分に合う漢方を処方してもらうのがおすすめです。

Q４／不妊治療で処方される排卵誘発剤などの薬と漢方の併用は問題ないの？

【Answer】
排卵誘発によく使われるクロミッドには、子宮内膜が薄くなる副作用があることが知られています。一方で、漢方には子宮内膜を厚くすることを期待して処方されるものも。

クリニックの薬の副作用をカバーするために、漢方薬を併用することもよくあります。ただ、排卵誘発のために使われる注射のなかには、漢方薬との併用をしないほうがいいものもあります。

クリニックから薬を処方されている人は、漢方薬といっしょに使っても問題ないかどうかを、クリニックの医師や薬剤師、漢方薬局の薬剤師の双方にきちんと確認しましょう。

Q５／コロナの影響でリモートワークに。オンオフの切りかえができずにダラダラ…

在宅勤務になってからオンとオフの切りかえがむずかしく、一日中ダラダラ仕事をしているような過ごし方をしています。
通勤もないのでほとんど外にも出ていません。こんな生活スタイルって、やはり妊活にもマイナスですよね？

＼戸口先生＆管理栄養士・大勢待祐香さんがお答え！／

大勢待さん：リモートワークで生活リズムが乱れてしまったというお悩みは、最近特に多いですね。実は、メリハリのある生活は、妊活にとっても非常に大事。

座っている時間が長くなりすぎたり、通勤がないからと遅寝遅起きの夜型生活になってしまったりすると、高温期が長く続かないなどの「腎虚」または「卵子によくない」サインが出始めます。

戸口先生：特に妊活中の夜ふかしは厳禁！ 良質な卵を育てるためには、良質な眠りが必要だね。また、リモートワークになったことで、パソコン画面に向き合う時間がふえることも隠れた問題。

目を酷使すると、体の中では大量の血液が消費され、子宮への血流が悪化してしまいます。その結果、子宮内膜がかたくなったり、十分に厚くならないなど、着床しにくい子宮環境になってしまうことも考えられますよ。

大勢待さん：妊娠力をアップさせるためにも、メリハリのある生活を送ることがたいせつ。仕事中も1時間に1回は外の景色を見てストレ
ッチをする、ウオーキングなど軽い運動を習慣にする、夜は仕事のメールは返信しない、など自分なりにルールをつくって、切りかえの工夫をしてみましょう。

漢方薬房こうとり

住所：富山県富山市総曲輪3-9-29
電話：0800-555-1029
受付時間：10:00 ～ 19:00
土曜のみ 9:00 ～ 18:00
定休日：木曜・日曜・祝日・年末年始
HP：https://www.toyama-kounotori.com/