【菊地亜美さんの2人目妊活】人工授精で妊娠!信頼できる先生との出会いが“選択”を後押し〈後編〉
5歳、0歳のふたりの女の子のママとして、子育てに、仕事にと奮闘する菊地亜美さん。第2子の妊娠にいたるまでには、多嚢胞性卵巣症候群の診断、クリニックに通いながらの妊活、そして流産も経験しました。
インタビュー後編では、菊地さんのクリニック選びのポイントや、次女を人工授精で授かるまでの道のりを伺います。
前編インタビューを読む>>妊活開始後に判明した多嚢胞性卵巣症候群、そして二度めの流産【菊地亜美さんの2人目妊活・前編】
3つめのクリニックで出会えた、信頼できる先生
流産のあと、私はもう一度クリニックを変えました。
当時通っていたクリニックの先生は、淡々と診療するタイプ。私は、どこかとっつきにくさや、流れ作業のような印象を感じてしまっていました。「何か質問はありますか?」と言われても、気後れしてしまって聞けなくて。ただ、これはいい悪いではなくて、人によって感じ方は違うし、相性の問題ですね。
「もっとゆるゆる通えるところがいいな」と思っていたときに出会ったのが、2人目妊活3院目のクリニックです。先生がとてもやさしくて真摯に寄り添ってくれて、自宅からも近かったので、もう本当に通いやすかった!先生との相性は、通院をするうえでもかなり大事だと思います。
転院したのは33歳のとき。「年齢的にも、まずはタイミング法から」と治療方針が決まりました。
多嚢胞性卵巣症候群のため、こまめな診察で卵胞の成長具合をチェックしながら、タイミングをとる日を見極めていきます。でも、通院を始めて2周期目のとき、先生から「3日後ですね」と指定された日が、夫の出張と重なってしまっていたんです。
排卵日はズラせないし、かといって夫の仕事も大事。「今周期はもう終わったな…」と思ったし、タイミングが合わないことが続くのであれば体外受精を考えたほうがいいかもしれない、とも思いました。実は、それまで通っていたクリニックでも、「早く結果を出したいなら、体外受精も選択肢」という話は出ていたからです。
今回はタイミングがとれないこと、体外受精についても考えていることを相談すると、先生は「当日タイミングがとれなくても、人工授精という方法があります。この周期を何もチャレンジしないのはもったいないから、ご夫婦で相談してみて」と提案してくれました。
次のページ>> 初めての人工授精にトライ!
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