もしかして着床しづらい体質かも!基礎体温グラフでわかる不妊の原因
妊娠可能な生理か、基礎体温グラフでチェックを
生理があっても排卵が起こっていない「無排卵月経」や、子宮内膜が十分に厚くならずに着床しにくくなる「黄体機能不全」は、見た目にはふつうに生理がきているので、自分で判断するのがむずかしいです。そこで役立つのが基礎体温グラフ。気がかりがあれば婦人科や不妊専門クリニックを受診しましょう。
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一般的な基礎体温グラフ
グラフにしたとき、おおまかな2相になっているのが理想です。
●低温期
卵巣からエストロゲン分泌量が増えている期間。日数に個人差がありますが、月経から2週間程度続きます。
●排卵
低温期から高温期に変わる境目が排卵日付近であるサイン
●高温期
プロゲステロンの分泌により、体温が高温に。妊娠しなければ約2週間後に月経が起こります。妊娠していれば妊娠14週ごろまで高温期が続きます。
【体温がガタガタ】無排卵月経の疑いが
個人差や周期差はありますが、何カ月もグラフがガタガタの場合は、無排卵の可能性が。ただしデジタル体温計は精度が高く、こまかい体温差をとらえるので、多少のガタガタは誤差の範囲内。
【2相に分かれていない】無排卵月経の可能性が
低温期が長く高温期がない場合は、無排卵の可能性が。生理があっても排卵がない場合もあるので、生理があるからと安心せず、早めに受診しましょう。
【低温期と高温期の差が少ない】黄体機能不全かも
低温期と高温期の差は0.3~0.5度ぐらいが目安。あまりにも差が少なく、高温期が分かりづらい場合は「黄体機能不全」の可能性も。
【高温期が短い】体温を保ちきれず着床しづらい状態
黄体機能不全だと、体温を保ちきれず高温期が短くなる場合が。排卵があったとしても、子宮内膜が十分に厚くならないため、着床しづらくなっていまい不妊の原因に。
【高温期が長い】黄体依存症の可能性も
いわゆる妊娠が成立したい状態ですが、妊娠検査薬では陰性なのに高温期が続く場合は「黄体依存症」の可能性が。ホルモンバランスの乱れが原因と考えられます。
経血量や生理痛も不妊原因を知る手がかりになります
杉山産婦人科丸の内。1987年聖マリアンナ医科大学卒業。日本産科婦人科学会専門医、日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医。年間300人以上の子宮内ポリープ手術を行う。その内視鏡下手術の手技の確かさで、患者さんはもちろん、ほかの医療施設からも信頼があつい。
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