【時東ぁみさんの妊活体験】採卵は怖いし痛いし、不妊治療ってこんなにお金がかかるの!?2人目については…【中編】
約4年半の不妊治療に夫婦二人三脚で取り組み、顕微授精で新しい命を授かった時東ぁみさん。息子くんのお世話に忙しい毎日を過ごす今、振り返って思う“不妊治療のこと”を中心に、子育てや新しい仕事への挑戦を全3回のインタビューでご紹介します。
2回目のテーマは、ポジティブマインドの時東さんが感じた「不妊治療でしんどかったこと」。
インタビュー第1回目を読む>> 【時東ぁみさんの妊活体験】12歳年上夫と4年半の不妊治療。たったひとつだけ〈夫婦のルール〉を決めました【前編】
体力的にダメージがある“採卵”はしんどさ度高め
どんなときも基本ポジティブな私。4年半の不妊治療中に精神的にネガティブになることはほぼなかったのですが、体力的にしんどかった経験は何度かありました。
そのひとつが、“採卵”。
早朝にクリニックに呼び出され、自分が思うのとは違うペースでことが進んでいく。膣から挿入した細い針を卵巣に刺し、卵胞液とともに吸引して卵子を採卵するわけですから、そりゃ痛いですよね…。
個人差はあったとしても、私自身は怖かったし、痛かった!
ドクターやナースのみなさんは毎日のことなので、いちいち気に留めていないかもしれませんが、こちらにしてみたら採卵は“手術”なので、もう一大事ですよね!?
私は採卵後、仕事に行かなければなかったのですが、ドクターから「いつも通りに動いて大丈夫」と言われても戸惑ってしまって。
卵を戻した移植手術も同じでした。「自分の動きのせいで、着床しなかったらどうしよう…」など、自分の一挙手一投足が気になりながらも、「考えすぎもよくないよね」と思い返してみたりして。
自分の中で経験値がないから、なんとも判断できないのがもどかしかったですね。ちなみに、卵を育てるための自己注射も痛いと言えば痛かったのですが、「私の卵、育て~!」という一心で、自己注射は弱音を吐くことなく頑張れました。
不妊治療にかかるお金も家計を圧迫…
金銭面も心が折れかけそうになったことのひとつ。
当時は保険適用前だったから、会計の際に「おー…思ったより高いなぁ」と感じることがしばしばありました。結果が伴わないときは特に高く感じたりして。逆に妊娠が判明したときは「いくらでもこい!」と思えましたね(笑)。
わが家の場合は不妊治療のお金に関するルールは細かく決めず、基本は夫が出してくれて、ときどき、私が進んで払ってみたりも。
ちなみに夫は助成金申請などの手続きを一手に担ってくれました。私はそういう手続きが大の苦手なので、本当に助かりましたね。ここでも、夫婦の助け合い精神が活きたなと。
今は不妊治療が保険適用になったことで、以前よりは多くの女性が治療に挑戦しやすくなっているのかな?もしそうだったらいいなと思いますね。
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