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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 不妊治療コラム 〈アラフォー妊活〉体外受精の保険適用回数を考えて治療を進めることが大切【神奈川レディースクリニック】

〈アラフォー妊活〉体外受精の保険適用回数を考えて治療を進めることが大切【神奈川レディースクリニック】

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不妊治療
2024/10/25 公開
神奈川レディースクリニック

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35歳以上になると、妊娠率は目に見えて下がり始め、流産率が上がっていきます。不妊治療に保険が適用されて2年たちましたが、保険適用前と比べて、アラフォーでの妊活はどのような点に気をつけたらよいのでしょうか。

開院から21年、患者さんの心と体に寄り添い続けている神奈川レディースクリニックの理事長・小林淳一先生に伺いました。

神奈川レディースクリニック
理事長
小林淳一先生
神奈川レディースクリニック 小林淳一先生
1981年慶応義塾大学医学部卒業、同大学産婦人科学教室入局。1984年より習慣流産の研究と診療に携わる。済生会神奈川県病院にてIVFを不妊症・不育症の診療に取り入れたのち、1997年新横浜母と子の病院IVFセンター長・副院長に。2003年神奈川レディースクリニックを開院。不妊治療黎明期からの実績と、温かく誠実な人柄で多くの患者さんを妊娠に導いている。日本産婦人科学会認定産婦人科専門医。

体外受精を行う場合は、家族計画を考えて受精卵を凍結しておくのがおすすめです

「神奈川レディースクリニック」は、東急東横線「東白楽駅」、JR京浜東北線・横浜線「東神奈川駅」、京急本線「京急東神奈川駅」のいずれからもアクセスできる、通いやすいクリニックです。

理事長の小林淳一先生は、産婦人科といえば出産やがんの治療が主で体外受精が一般的ではないころから、40年以上不妊治療に携わってきたパイオニアの一人。「不妊治療を受ける側の気持ちを大切にし、温かく受け入れてくれる」と、患者さんから厚く信頼されています。

「40歳前後で受診した場合、まず知っておいていただきたいのは、保険診療には体外受精の回数制限があることです」と、小林理事長は話します。

2022年4月から不妊治療にも保険が適用になりましたが、体外受精を行う場合、採卵に回数制限はありませんが、胚移植には40歳未満は6回まで、40~43歳未満までは3回までと回数制限があり、43歳以上になると自費診療になります。

「回数制限のことをお話ししたからといって、体外受精をしなければならないということではありません。タイミング法や人工授精で妊娠できればもちろんいいのですが、妊娠しなかったときには体外受精を考えることになるでしょう。

治療を始める際に回数制限のことを知っているかいないかによって、患者さんご自身の選択は変わってくるはずです。39歳で体外受精をスタートすれば6回トライできたのに、回数制限を知らず40歳になってスタートしたら3回しかトライできないということがないように、初めにお話しています」

また、「赤ちゃんを1人産んでいる、妊娠12週以上で流産している場合には、回数がリセットされる」ことも伝えていると、小林理事長。

「39歳のときに体外受精を3回行って妊娠・出産したら、40~42歳で2人目を考えたときには、体外受精ができるのはあと3回と思っている患者さんが多いです。でも、一度出産したら回数はリセットされるので、39歳で1人目を産めば、40歳で2人目の体外受精を考えた場合は6回トライできるのです。

このことも知っているかどうかが、患者さんご自身の判断にかかわってくると思います」

不妊治療を始める際には、卵子がどのぐらい残っているかの指標となるAMH(抗ミュラー管ホルモン)検査の結果が、治療方針の一つの判断基準になるといいます。

「AMH検査は2024年の6月から保険適用となり、全員が受けられるようになりました。AMHで残っている卵子の数が少ないことがわかった場合は、タイミング法や人工授精にトライしている間にどんどん卵子の数が減っていってしまうため、体外受精をおすすめしています」

体外受精を行うにあたって、小林理事長はこうアドバイスします。

「せっかく体外受精を行うなら、子どもは何人欲しいのか、家族計画を考えましょう。子どもを複数欲しい場合、今の年齢の卵子を採卵し、受精卵を凍結保存しておけば、年齢が高くなってから採卵した卵子より妊娠率が高くなり、2人目不妊などを防ぐことにつながります」

流産した=妊娠できたということ。自信を持って次の妊娠を目指しましょう

40歳前後になると、妊娠しても流産したり、体外受精を行っても着床しにくくなったりすることが起こりやすくなります。

小林先生は、1984年から習慣流産の研究・診療に携わり、現在はPGT-A(着床前胚染色体異数性検査)を始めとした着床不全や超初期の流産に対する習慣流産の検査・治療を行っています。その立場から、「流産は染色体の異常だけでなく、受精卵の分割がうまくいかないことなどでも起こる」と話します。

「全妊娠のうち、流産は35歳では約2割、40歳になると約4割で起こります。PGT-Aは体外受精で2回以上妊娠しなかった、流産を2回以上繰り返したことのあるカップルを対象とした検査です。

体外受精を行った後に胚の染色体数を調べることで、染色体異常のある胚を除外して移植することができますが、染色体が正常な胚を移植したら絶対に流産しないかというと、そうではありません」

防ぐことがむずかしい流産ですが、「こわがらないでほしい」と、小林理事長は力を込めます。

「流産したということは、妊娠できたということなので、自信を持っていただきたいと思います。なかなか妊娠しなかったのちにやっと妊娠できたという方ほど、流産すると落ち込んでしまいがちですが、気持ちを切り替えて次の妊娠に向かうことが大事です」

以前は、流産後は次の妊娠までしばらく待つのが一般的でしたが、最近では次の妊娠まで間隔を空けなくても妊娠率が低くなったり、流産率が上昇したりすることはないという論文も発表されています。

「当院でも、患者さんの体調や子宮の状態に問題がなければ、流産した当月に次の妊娠にトライしてもいいですよ、とお伝えしています。私たち夫婦も二度の流産を経験していますが、その後3人の子を授かることができました。ぜひ前向きに次の妊活に取り組んでいただければと思います。

それでも不安なときは、当院には不妊症看護認定看護師や不妊カウンセラー、体外受精コーディネーターなどが在籍しておりますし、私もご相談をお受けしていますので、お気軽にご利用ください」

夫婦どちらか一方では妊娠できないので、同じ目的を持って行動することを忘れないで

妊娠しにくくなる40歳前後の妊活では、日常生活の過ごし方も若いときより大事になります。禁煙やアルコールを控えることは基本ですが、それ以外で大事なのは次の4つだといいます。

「まず、食生活。3食きちんと食べ、栄養バランスも考えましょう。規則正しい生活も大切です。忙しい毎日と思いますが、睡眠をしっかり取るようにしてください。血流を良くするために、適度な運動も行うといいでしょう。

そして、何より大事なのは、夫婦が協力することです。

いうまでもありませんが、妊娠は女性だけでも男性だけでもできません。日ごろから2人が同じ目的を持って行動することを心がけてもらえるといいですね」

神奈川レディースクリニック
白を基調とした明るい雰囲気の受付。5人の医師と培養士、看護師など総勢85 人で治療にあたっています。

神奈川レディースクリニック
広々とした明るく清潔感のある待合室。

神奈川レディースクリニック
しっかりと仕切りがあるリカバリールーム。ここでゆっくりと体を休ませることができます。

神奈川レディースクリニック

住所:
神奈川県横浜市神奈川区西神奈川1-11-5 ARTVISTA横浜ビル

電話:
045-290-8666

診療受付時間:
月曜~水曜・金曜 8:30~12:30、14:00~19:00
土曜 8:30~12:00
日曜(第2・第4)・祝日 8:30~12:00
※水曜の受付は19:30まで
※木曜・日曜(第1・第3・第5)完全予約制

アクセス:
JR京浜東北線・横浜線「東神奈川駅」より徒歩5分、東急東横線「東白楽駅」より徒歩7分、京急線「京急東神奈川駅」より徒歩8分

公式HP:
https://www.klc.jp/

企画/サンワードメディア

監修
監修

慶應義塾大学医学部卒業。1984年より習慣流産の研究と診療に携わり、1989年より済生会神奈川県病院においてIVFを不妊症・不育症の診療に導入。その後、新横浜母と子の病院の不妊・不育・IVFセンター長に就任。2003年 神奈川レディースクリニック開院。ゆったり相談にのれる親しみやすい産婦人科医を目指す。

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