2ページ目(5ページ中) | 『情熱大陸』で話題に! 加藤レディスクリニックの培養士さんに聞く「大切な受精卵を託す培養士の仕事」 | 不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし(赤ちゃんが欲しい)
MENU
不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 不妊治療コラム 『情熱大陸』で話題に! 加藤レディスクリニックの培養士さんに聞く「大切な受精卵を託す培養士の仕事」 2ページ目(5ページ中)

2ページ目(5ページ中) | 『情熱大陸』で話題に! 加藤レディスクリニックの培養士さんに聞く「大切な受精卵を託す培養士の仕事」

画像ギャラリー

クリニック独自のアプリで受精卵の培養状況が確認できる

8時からは採卵が始まるので、担当培養士は採卵が行われるオペ室に入り、卵子を探したり、記録を行ったりしたのち、用意しておいた培養液に入れて培養室に移動させます。そして別の培養士が、採れたすべての卵子の成熟度を確認します。さらに同じタイミングで別の培養士が採精された精子を遠心分離器にかけて、良好な精子を回収する操作を行います。

「さらに別の培養士が医師の指示に従って、受精の結果をアプリにアップするための準備を行います。このアプリは当院独自のもので、受診予約や会計のほか、受精卵の培養結果が確認できます。アップロードされた受精卵の画像はダウンロードも可能です」(島崎さん)

また別の培養士は、クリーンルームで一定期間培養した胚の凍結を行います。胚は専用の凍結液に浸して、患者さんごとの透明チップにのせたうえで液体窒素につけて凍結します。

PGT-A(着床前胚染色体異数性検査)対象の胚がある場合は、細胞生検を行ったあとに凍結する作業も、この時間帯に行っています。

「採取された卵子や採精後の精子、凍結する胚などは絶対にとり違えることのないよう、すべてバーコードをつけて管理しています」(島崎さん)

凍結胚の移植が決定された場合には、10時ごろから医師の選択した凍結胚を専用の融解液で融解します。融解後に胚の透明帯をとり除く「アシステッドハッチング」を行うこともあります。一定時間たったあとに胚の状態が良好か確認し、移植の時間までインキュベーター内で保管します。

次のページ>>0.01㎜以下のガラス針を用いる顕微授精の技術を約40名の培養士が習得

『赤ちゃんが欲しい(あかほし)』は、主婦の友社が運営する妊活・不妊治療のお悩み解決メディア。ドクターや専門家監修の信頼コンテンツを中心に「妊娠したい」を全力サポートします。全国のクリニックや施設の検索もラクラク。

X LINE
人気記事ランキング
  • 24時間
  • 月間
閉じる