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午後は胚移植やメンテナンス作業のあと、必ずミーティングを開催

午後1時半ごろになると、胚移植が行われます。移植直前にオペ室で胚の状態の最終確認をしたあと、「カテーテル」と呼ばれる移植用の長い管で胚を吸い上げたものを医師が子宮に移植します。胚移植終了後はカテーテル内に胚が残っていないかを確認します。このほか午後も、胚の凍結や顕微授精を行います。採卵を行うこともあります。

別の培養士は、翌日の採卵や移植のスケジュールに沿って培養液を準備します。

「培養液は採卵や移植などの用途に合わせて調整しています。調整してすぐの培養液はPHや温度などが安定していないため、卵子や胚に適した培養環境になるようインキュベーターに保管して、培養液の状態を安定させておきます」(島崎さん)

午後4時ごろからは培養室や凍結タンク周辺の掃除、顕微鏡など培養器具のメンテナンスを行います。常にクリーンな環境を保つため、これも培養士の大切な仕事です。

「午後4時半ごろからは、業務が終わっていなくても、必ず毎日ミーティングを行い、当日の状況や注意点、収集されたデータなどについて、全員で共有します。データを集計したり、よりよい受精方法や改善策などを見つけるために解析したりすることも培養士の仕事として重要なので、その後に時間があれば各自行います」(島崎さん)

卵子や受精卵ファースト!遅番担当が午後8時まで勤務

加藤レディスクリニックでは、胚培養士の勤務時間は基本的に午前8時~午後5時ですが、卵子や受精卵はそれに合わせて成長するわけではありません。そのため、午前11時~午後8時まで勤務する遅番担当を配置しています。

「卵子の受精に最適なタイミングが遅い時間になったり、胚の成長が遅かったりすることもあるので、午後5時以降に顕微授精や受精卵の観察を行うほか、夕方来院された男性の精液検査も担当しています。勤務時間終了間際にはインキュベーターをチェックして、夜間も滞りなく胚の培養が行われることを確認してから帰宅します」(島崎さん)

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