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不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 不妊治療コラム 妊活1年半、人工授精3回。そろそろステップアップ?薬の使用を最小限に抑えた治療がしたい!【体外受精マンガ】(1)

妊活1年半、人工授精3回。そろそろステップアップ?薬の使用を最小限に抑えた治療がしたい!【体外受精マンガ】(1)

2025/06/29 公開
2025/06/30 更新
加藤レディスクリニック

マンガ/白ふくろう舎

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日本の全出生児のうち約12人に1人が体外受精・顕微授精によって誕生しているなかで、不妊治療界の最前線で活躍、牽引している加藤レディスクリニックの加藤恵一先生。2024年には『情熱大陸』にも登場し、話題となりました。

そんな加藤先生に、体と心にやさしい不妊治療として注目を集める「低刺激周期」の体外受精について教えてもらいました。加藤レディスクリニックに通うトワ子&幸太カップルのストーリーをマンガで追いながら、体外受精についてご紹介します。

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体のリズムに合わせた〈低刺激周期の体外受精〉

【監修】加藤レディスクリニック(略称KLC)

●加藤恵一先生
加藤レディスクリニック院長。2000年金沢大学医学部卒業。同大学医学部産科婦人科学教室などをへて、13年日本で最大規模の不妊治療専門病院である加藤レディスクリニック(東京都新宿区)院長に就任。できるだけ薬を使わず、心と体に負担をかけない体外受精を理念とした治療で、同院ではこれまで約6万人の女性が赤ちゃんを授かっている。日本産科婦人科学会産婦人科専門医、生殖医療専門医、臨床遺伝専門医。

●谷田部典之先生
加藤レディスクリニック副院長。1994年金沢大学医学部卒業。同大学医学部産科婦人科学教室、国立病院東京災害医療センター、金沢赤十字病院勤務などをへて、2006年より加藤レディスクリニックへ。14年より診察部長、23年より副院長を務める。日本産科婦人科学会産婦人科専門医。

体外受精とは、体の外で卵子と精子を出合わせる治療

排卵直前の卵子を採卵し、受精した胚を子宮にもどします。通常、排卵される卵子は1周期あたり1つですが、強い排卵誘発剤を用いて多数の卵子を育てる方法も。ひとくちに体外受精といっても、卵巣刺激の方法によって、通院回数や採卵できる卵子の個数、体への負担や費用も異なります。

「できるだけ体に負担のない治療をしたい」と考える人に注目されているのが、排卵誘発剤を極力使わない低刺激周期の体外受精です。なかでも「KLCメソッド」といわれる加藤レディスクリニックの不妊治療は、医療の介入は最小限にとどめながらも最短での妊娠がめざせる体外受精として、多くのカップルから支持されています。

2020年度のデータでは、体外受精・顕微授精で生まれた赤ちゃんの実に5%強が、加藤レディスクリニックで授かっている、という報告も。

KLCメソッドの低刺激周期での体外受精は、本来備わっている妊娠する力を引き出すことを重視します。ホルモン値をきめこまかにチェックし、必要最小限の薬でその働きを補います。副作用の心配が少なく、働く女性にとってもうれしい治療法といえるでしょう。

体のリズムに合わせて採卵するため、診察では超音波検査や血液検査によって綿密に卵胞の成長をチェック。そのため、採卵日が決まるのは、1~2日前と直前ですが、これはベストなタイミングで採卵し、最短での妊娠をめざすために必要なこと。治療のスケジュールをイメージし、夫婦ともに前もって予定の調整をしておくと、ストレスなく治療にのぞめるでしょう。

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監修
監修

金沢大学医学部卒業。国立金沢病院、国立病院東京災害医療センター、New Hope Fertility Centerを経て、2007年より加藤レディスクリニック勤務。2013年院長に就任。できるだけ自然に近い形での妊娠をめざす「自然・低刺激周期」の体外受精を実践している。日本受精着床学会理事。

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