3ページ目(3ページ中) | 〈モデル黒田真友香さんの妊活〉仕事との両立、治療費、夫婦関係、周りの声…不妊治療で感じたリアルな気づき/後編
民間の医療保険で治療代をカバーできたのはうれしい誤算
2022年4月から不妊治療の保険診療がスタートしましたが、少しでも治療代を軽減できたらと思うかたは多いと思います。私もそのひとりでしたが、私の場合は民間の医療保険にすごく助けてもらいました。
私が子どものころに父が加入していてくれたものだったのですが、その保険の女性特約の対象手術に人工授精が該当していたんです。具体的には、「人工授精の精子を専用カテーテルで子宮に注入する行為」が手術扱いと見なされ、手術給付金や女性総合疾患手術給付金など、1回につき合計6万円くらいのお金が戻ってきました。そのおかげで、2回の人工授精代の全てをカバーできたどころか、むしろお釣りが出たくらい。
不妊治療を始めると新たに民間の医療保険に入ること自体が難しいケースが多いようなので、私の場合は、父が医療保険を契約してくれていて本当にラッキーでした。今不妊治療をしているかたは、加入済の医療保険を再度見直してみることをおすすめします。
また、お金については、原則、夫婦で財布が別々なのですが、治療費は全て夫が支払ってくれました。治療費の上限を気にせずに取り組ませてくれたこともありがたかったですね。
ちなみに、結婚直後から、いつか子どもができたときのためにと〈子ども用口座〉を作り、お互いに貯金していたんです。もし子どもを授からなかったら、そのお金で旅行に行こうと決めていました。あとは、ワンちゃんを迎えて3人暮らしをしようとも考えていましたね。
不妊治療を通じて、人として成長できた気がする
約1年間の不妊治療は、期間としては短いのかもしれませんが、私にとっては人生で忘れられないくらい長く感じた1年でした。たくさん悲しんで痛い思いもして、珍しく大きな夫婦喧嘩も。
でも、その経験をしたことで、子どもを授かるって本当に奇跡なんだと知ることができました。夫婦の絆も深まりましたし、結果的に、人として以前より成長できたような気がしています。

妊娠して日に日にお腹が膨らんでくるにつれ、生命の重さをひしひしと感じていました。「早くわが子に会いたい!」という思いも増して…。
そして何よりも、世の中のご夫婦やカップルには、知らないだけでさまざまなバッグボーンがあることも痛感。SNSで何でも発信できる時代ですが、実は公言していないだけで、陰でいろいろな思いをしているかもしれないと思うようになりました。
インスタグラムに投稿した写真がいつもより少しお腹が膨らんで見えたことがあったのですが、そのときに「妊娠したんですか?」と、フォロワーさんをはじめ、投稿をご覧になった方々からDMをたくさんいただいたんです。実はそのころ、不妊治療真っ只中でつらい時期だったので、その言葉に傷ついてしまったことがあります。
SNSはさまざまな方と触れ合える大好きな場ですし、そのDMを送ってくれたみなさんも悪気はなかったかもしれませんが、この経験から、むやみに体型のことや憶測での発言は控えようと改めて強く思いました。そんな気づきを得られたことも、不妊治療をしていたからこそだと感じています。
今は子どもを出産してまだ3ヵ月ほどなので、第2子のことは考えていませんが、この子が最初で最後の子どものつもりで、愛情をたっぷりかけて育児に取り組んでいけたらと思っています。
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PROFILE●黒田真友香(くろだまゆか)さん

1996年10月7日生まれ、兵庫県出身。モデル・インフルエンサー。中学生時代に雑誌『ピチレモン』のオーディションでグランプリを受賞し、専属モデルとしてデビュー。 「関西コレクション」や「ガールズアワード」にも出演。現在はフリーランスで活動し、ブライダル関係の撮影を中心に活躍。2023年にプロサッカー選手の小野瀬康介さんと結婚し、2025年6月に第1子となる女の子を出産。インスタグラム▶@kurodamayukaxx Youtube▶@kurodamayukaxx
取材・文/濱田恵理 画像提供/黒田真友香さん
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