【顕微授精で妊娠しました】悩んだステップアップのタイミング…3つの決め手。「体外受精」との違いに感じた不安は?
私たち(みほこ34歳・夫47歳)は、妊活当初に医師から「顕微授精一択」といわれた夫婦です。
夫の乏精子症が判明したことで、体外受精も難しいだろうといわれていました。とはいえ、妊活をはじめてすぐの私たちにとって、顕微授精は未知の世界。いきなり顕微授精を選ぶことには大きな不安がありました。
また、不妊治療当初はできるだけ自然に近い妊娠へのこだわりが強く、顕微授精に抵抗があったのも事実…。しかし、そんな思いも時間とともに変化していきました。
この体験談では、顕微授精を選ぶまでの葛藤や決め手となった瞬間とともに、顕微授精の治療で不安に感じたポイントを書いていきます。体外受精や顕微授精へのステップアップを検討中の方の参考になれば幸いです。
人工授精から顕微授精へ、2年半の妊活の流れ
私たちは、夫が42歳、私が29歳のときに妊活をスタートしました、そこから2年半が妊活していた期間です。1年半はおもに人工授精を中心とした不妊治療を、残りの1年は顕微授精にステップアップしました。
もともと、不妊治療をはじめたきっかけは、夫の「乏精子症」です。
1ml中に精子数が1,500万以下だとこの症状と診断されるようですが、夫の場合は、1ml中に400万となかなか重度のものでした。そのため、子どもを授かりたいのならば「顕微授精一択」と医師からは判断されます。
しかし、夫が「精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)」の手術を受けたことで、精子数がやや回復。私の希望もあって、治療は人工授精からスタートしました。とはいえ、人工授精を7回行っても妊娠には至らず、最終的に顕微授精へとステップアップ。2回目の顕微授精で妊娠に至りました。
関連リンク→男性不妊?原因や検査・治療の流れを徹底解説
「顕微授精一択」といわれた理由と体外受精との違い
高度不妊治療には、卵子に複数の精子をふりかける体外受精もあります。私ははじめて顕微授精をするとき、「体外受精は無理なのか」と医師にたずねたことがありました。
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