MENU
不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし おすすめ訪問記 神戸元町夢クリニック【おすすめクリニック訪問記】

神戸元町夢クリニック【おすすめクリニック訪問記】

2022/04/01 公開
2024/04/04 更新

画像ギャラリー

妊活メディア「赤ちゃんが欲しい」が話題のクリニックを訪問!素顔をまるごとレポートしていきます。

神戸元町夢クリニック
必要なのは、ほんの少しの手助け。体が持つ自然の力をベースに、よい軌道へ!

河内谷 敏院長


1988年山形大学医学部卒業。同大学医学部産婦人科、相模原協同病院産婦人科、山形大学医学部産婦人科助手、国立成育医療センター周産期診療部不妊診療科勤務、加藤レディスクリニック勤務をへて、2012年1月から神戸元町夢クリニック不妊センター長に就任。2016年4月、神戸元町夢クリニック院長に就任。

ステップアップの考え方をとり入れた体外受精


シンボルマーク「こうのとり」がお出迎え

神戸元町夢クリニックは、加藤レディスクリニック(東京都新宿区)、新橋夢クリニック(東京都港区)の全面支援を受け、2008年11月に体外受精を中心とした施設として産声を上げました。

「加藤レディスクリニックは、日本の体外受精件数のおよそ1/4を行なっている施設で、年々患者数がふえています。姉妹クリニックの新橋夢クリニックも同様にたくさんの患者さんの支持を受けてきました。

ここで行なわれている、自然周期採卵法と低刺激周期を導入した体にやさしい体外受精を、ぜひ関西圏にお住まいの患者さんたちにも享受していただきたくて」と河内谷敏院長。実は以前からずっと、次のような疑問を持っていたそうです。

「一般不妊治療では『ステップアップ』という考えかたが定着していますよね。これは刺激の少ない、体への負担が少ない自然な方法から順々に治療を試みていくやり方です。でも、そういう手法をとる施設でも、なぜか体外受精という段階に進むと、いきなり強力な排卵誘発法を行なうことがあたりまえになっています。

もし、ステップアップを基本と考えるのであれば、体外受精においても同様に、自然周期での採卵→低刺激周期による採卵→より強い方法の排卵誘発による採卵へ、と進めていくべきではないでしょうか」

急に強い刺激を卵巣に与えて排卵を誘発すると、卵巣のリズムを壊してしまい、月経周期が乱れたり、卵の質が低下したり、体調が悪くなったりするといったトラブルが多々あるのだとか。

「強い刺激が必要な人もいますが、本来必要のない人にまで、最初から体によけいな負担をかけるのはおかしいと思いませんか?」

短時間でシンプル!負担の少ない体外受精を


シンプルなテイストの空間が広がる待合ロビー。
イスの配色など、さりげないところにセンスのよさを感じます。自然光がたっぷり入る「明るさ」も人気!

とはいえ、実際に行なう場合、自然周期採卵はとてもむずかしいのだそう。

「刺激周期の排卵誘発が『医師が薬を使って卵巣をコントロールして採卵する』方法だとすると、自然周期の採卵は『女性の体が本来持っているリズムに医師側が合わせて採卵する』方法。

自然のリズムに合わせるわけですから、いつ状態のよい卵が排卵できるのか、そのタイミングを判断するのはとてもむずかしいのです」

自然周期採卵には、深い専門知識と豊富な経験が必要。そのため、そのよさは知られていても、技術的なハードルのため、一般的に広まってこなかったという一面もあるようです。

「よい卵子と精子をめぐりあわせ、よい受精卵をつくることが不妊治療の本質です。そして、卵子と精子の出会いをより確実にするのが体外受精。体外受精というと大がかりな治療のイメージで、不安を感じるかたもいるかもしれませんが、シンプルで体に負担の少ない方法を導入しているので、気楽にチャレンジしていただきたいですね」

河内谷院長によると、神戸元町夢クリニックでは加藤レディスクリニックが開発したシステムを導入しているので、無麻酔の採卵にかかる時間はわずか10分、胚移植にかかる時間もわずか10分。短時間で気軽に受けられ、体への負担も少ないのだそうです。

あなたも赤ちゃんを授かる能力を持っているはず!


採卵や胚移植を行なう手術室。

神戸元町夢クリニックはクラシックなビルや洋館の立ち並ぶ、市内でもひときわおしゃれで人気のエリアにあります。周囲には老舗デパート、ショップやカフェ、レストランが連なり、ぶらぶらと歩くだけでも楽しそう。

重い気持ちになりがちな不妊治療の通院、その精神的ストレスを少しでも軽減し、“ショッピングのついでに治療も”という気分になれるよう、この場所を選んだのだそうです。また、将来的には携帯電話での呼び出しシステムなどをととのえ、“元町界隈がすべて待合室”という構想もあるとか。

「赤ちゃんができにくいと悩んでいる人でも、ちゃんと子どもを授かる能力を持って生まれてきています。ただ、どこかに妊娠をじゃまするものがあって、つまずいているだけ」。

その妊娠をじゃまするちょっとしたものをとり除いたり、何かにつまずいているのであれば手を添えて、一歩前に進むのを助けてあげる。そこからは、また自分の体が持っている自然の力で進んでいく…。そんな役割を担うのが治療医だと河内谷院長は考えています。

「そのかたが持っている能力をベースにして、必要であれば、ほんの少し手助けをしていい軌道に乗せてあげる、そういう治療を実践していきたいですね」


最新の機器を備えた培養室。加藤レディスクリニックでトップクラスの培養士を室長に招き、最高水準の技術力を誇ります。


採卵、胚移植のあとに体を休めるリカバリールーム。通常、採卵後は20分~1時間程度の安静で帰宅できます。

神戸元町夢クリニック

住所 兵庫県神戸市中央区明石町44 神戸御幸ビル3F

アクセス
地下鉄海岸線旧居留地・大丸前駅より徒歩1分
JR神戸線・阪神本線元町駅より徒歩3分、JR神戸線三ノ宮駅より徒歩8分

電話番号:078-325-2121

HP http://www.yumeclinic.or.jp/

診療受付時間
(予約制)9:00~12:30 / 15:30~18:30
※年中無休
※土・日・祝日は12:30まで

関連タグ

『赤ちゃんが欲しい(あかほし)』は、主婦の友社が運営する妊活・不妊治療のお悩み解決メディア。ドクターや専門家監修の信頼コンテンツを中心に「妊娠したい」を全力サポートします。全国のクリニックや施設の検索もラクラク。

X LINE
人気記事ランキング
  • 24時間
  • 月間
閉じる