3ページ目(3ページ中) | え、双子⁉︎即、入院からの「羊水が少なくなってきてる」ってどういうこと?思い通りにいかなかった帝王切開をレポート【2人目不妊からの出産リアル体験談】
ある日、検診で『羊水が少なくなっている』と先生に指摘されたんです。
このままではお腹の赤ちゃんに悪影響を及ぼしてしまう可能性があることと、妊娠34週を経過していたことから、急遽帝王切開をすることになりました。本当に何もかもが急転直下で…。これから赤ちゃんはどうなるんだろう、という不安と、10ヵ月までお腹の中に居させてあげられなくてごめんね、という思いから、涙が止まりませんでした。
あれよあれよという間に、手術の日が決まりました。正直、あの時はパニックであまりよく覚えていません…。でも、どうなるんだろう、という不安ばっかりだったことはよく覚えています。
手術は局所麻酔で行われました。事前に「全身麻酔ですか?」と先生に聞いたところ、「全身麻酔では、胎盤を通して赤ちゃんにも麻酔がかかってしまうから」と言われたんです。先生と看護師さんの会話や、機械が触れ合う音が聞こえて…正直、怖くて。全身麻酔にしてほしかった、と思いました。
不安と恐怖にじっと耐えました。
しばらくして、看護師さんが「おめでとうございます」と言いながら、生まれてきた赤ちゃんを顔の横まで連れてきてくれました。
生まれたのは女の子の双子。でも、双子だし、34週だしで、とても小さかったです。とにかく、出産予定日までお腹の中にいさせてあげられなかった申し訳なさで『ごめんね』と繰り返し、泣くばかりでした。
低体重だった赤ちゃんはそのままNICUに入院。私は、産後の痛みや後陣痛に耐えながら搾乳しては面会に行きました。眠いし痛いしで、正直すごくしんどかったですが、鼻から管を通し、ミルクを入れてもらっている双子を見ると、『この子たちもすごく頑張ってるんだから、私だって頑張らないと』と思えました。
結局赤ちゃんが退院したのは、出産から約1ヵ月後。

先に退院していた私は、毎日病院に通いました。赤ちゃんに会えないのはつらかったですが、夜にしっかり眠れたのはよかったのかもれません。
何が起こるかわからない双子の出産
何が起こるのか全く予想がつかない妊娠・出産。それが双子ともなると、想定外のトラブルの連続なのかもしれません。今回お話を伺ったミキさんも、1人目が超安産だったことから、「双子でも安産に違いない」と思い込んでいたのだとか。
「自分は大丈夫、と過信せずに、いつ何が起こってもいいように入院の手配をしておくといいと思います」とミキさんからのアドバイス。先輩ママが実体験で感じたことなので、実感がこもっていますよね。
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