「どこが恥ずかしいの?!」芸人は不妊治療も精液検査も隠す感じはなかったです【おばたのお兄さんの妊活】

体外受精を始めてまもなく検診で妊娠がわかったのですが、次の検診のときに心音が確認できないということでした。僕は周囲で流産の話をたくさん聞いていたので、そういうことも起こりうるし、出産するまでは何があるかわからないという心構えでいたので、わりと冷静に受け止められたのですが…。

―山﨑アナのご様子はどうでしたか？

彼女はかなり落ち込んでいましたね…。泣いちゃってました…。

以前、YouTubeで僕が妻に靴をプレゼントするところを配信したのですが、実はあれは流産の翌日だったんです。「つらいことがあったときは上を向こう」と言われても、つい下を向いてしまう。でも下を向いたときにかわいい靴が見えたら、少しは気分も上がるかなと思って。

僕は芸人なので、本当はあそこはローランドさんみたいな言い方で、エフェクトをかけて面白くする予定だったんです。照れ隠しもありますけど。ただ実際は、思いのほか妻がグッときたみたいで泣いてしまって…みたいなこともありました。

つづき＞＞第３回「口からでまかせでも「治療費はオレが稼ぐから！」

●おばたのお兄さん　profile
1988年 新潟県出身。日本体育大学体育学部卒業後、NSC東京校をへて芸人になり、小栗旬のモノマネでブレイク。アスリート芸人として活躍するかたわら、「千と千尋の神隠し」などの舞台やミュージカルでも活躍。2018年に１歳年上のフジテレビ・山﨑夕貴アナウンサーと結婚。不妊治療の末、第１子を授かる。自身のYouTube「おばたのお兄さんといっしょ」で山﨑アナとともに不妊治療や流産について発信中。

取材・文／岩村優子

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