今年妊娠したい!体外受精にトライしたいけど痛そう。体験談を読むと「採卵」について不安になってしまいました。麻酔はできるの?【不妊治療ドクターに聞きました】 | 不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし(赤ちゃんが欲しい)
MENU
不妊治療・妊活のクリニック探し・情報収集ならあかほし 不妊治療 今年妊娠したい!体外受精にトライしたいけど痛そう。体験談を読むと「採卵」について不安になってしまいました。麻酔はできるの?【不妊治療ドクターに聞きました】

今年妊娠したい!体外受精にトライしたいけど痛そう。体験談を読むと「採卵」について不安になってしまいました。麻酔はできるの?【不妊治療ドクターに聞きました】

2023/06/10 公開
2023/06/28 更新

画像ギャラリー

体外受精にトライするには避けて通れない「採卵」。痛みに関するインターネット・SNSの情報から不安が募る人もいるのではないでしょうか。採卵は、必ず痛みがともなうものなのでしょうか?

今回は、採卵時の痛みや、希望すれば麻酔を使ってもらえるのかといった質問をドクターに聞いてみました。

【質問】体外受精にトライします。採卵の痛みがとても不安です…

質問者データ
Aさん/30歳
妊活歴1年
体外受精へのステップアップを予定している者です。
私はとてもこわがりです。ネットなどで、麻酔なしの採卵で想像を絶するほど痛かったなどの体験談とかを読むと、もう不安でいっぱいに…。

体外受精をするのに採卵は避けて通れないですよね。希望すれば必ず麻酔はしてもらえますか?

関連リンク:体外受精ってどんな治療?治療の流れを正しく知ってトライ

【ドクター回答】静脈麻酔なら眠っている間に採卵が終わります

採卵は、経腟超音波プローブに専用のガイドを装着して採卵針を腟から入れ、卵巣に刺して、卵子が入っている卵胞液ごと吸引します。

針で刺すので、痛くないわけはありませんが、採卵にかかる時間は10~20分程度。卵子の数によって、また施設の方針によっても、どんな麻酔を採用するかは異なりますが、患者さんが希望すれば麻酔をするので、ご心配はいりません。

病院選びの材料にも

麻酔には静脈麻酔と局所麻酔があり、局所麻酔は腟に麻酔薬を注射します。

卵子の数が多かったり、卵巣の位置が腟から遠い場合には、局所麻酔ではむずかしく、静脈麻酔にしたほうが安全です。静脈麻酔は麻酔薬を点滴で入れ、眠っている間に採卵はすんでしまいます。

一般の手術などで行われる、気道を確保して呼吸管理が必要な全身麻酔とは違うものです。痛みの感じ方は人によって違いますが、ご質問者のように、こわがりで痛みに弱いタイプでしたら、最初から静脈麻酔ができる施設を選ぶとよいでしょう。

ただ、静脈麻酔は、頭痛やめまい、ときにはアナフィラキシーショックなどが起こることがあり、採卵後は数時間安静にすることが必要になります。また、別途追加料金がかかることもあります。

あわせて読みたい記事

●体外受精に興味があるけど、採卵が不安…体への影響・副作用が心配です

●体外受精と顕微授精の違いって?どっちを選ぶか迷ったらどうする?

監修
監修

木場公園クリニック理事長。1986年愛媛大学医学部卒業。日本では数少ない女性と男性両方の不妊症の診察・治療ができる生殖(リプロダクション)専門医。1999年、木場公園クリニックをオープン。2019年には駐車場から一人目不妊治療と二人目不妊治療をセパレートした「つくば木場公園クリニック」を開設。

Twitter LINE
人気記事ランキング
  • 24時間
  • 月間
閉じる