3ページ目(5ページ中) | 【144cm・小柄女性の出産レポート】小柄ゆえのトラブルも⁉︎ 地獄の子宮グリグリ…その時は突然やってきた。
妊婦健診でたまに受けていた内診グリグリの比ではないほど激痛だったのを覚えています。「力を抜いてくださいね~」と言われたけど、グリグリされる痛みでそれどころではなかったのが本音です。肝心の子宮口はというと、少し開き、5センチ開大。順調と告げられました。
・12時55分:内診の効果でさらに痛みが増す
内診グリグリからだんだん痛みが増し、スマホを触っていられなくなるほどに。アプリで陣痛間隔を測っていたけれど、そのボタンを押すのも精一杯…!文章を打つことは難しくなりました。
・13時30分:1分ごとに痛みの波が押し寄せる
1分間激痛に耐え、次の1分で痛みが軽くなります。痛みを感じている間は、いかにラクに耐えることができるかばかりを考えて、両親学級で習った呼吸法を実践することに集中しました。
しっかり呼吸することで、赤ちゃんへも酸素が供給されるので、一石二鳥。意識して吸って吐いてを繰り返しました。
だんだんとあぐらをかいているのがしんどくなり、ベッドを倒して横になって陣痛に耐えます。助産師さんに背中をさすってもらうととても楽でした。
・14時30分:意識が飛びそうになる
横たわって痛みに耐えるも、痛みの波が来るたびに声がもれます。痛みで意識がもうろうとして気絶しそうになり、見かねた助産師さんが酸素マスクをつけてくれました。
息をするのを忘れると赤ちゃんが苦しくなるということだったので、息を吐くたびにわざと「はーはー」と声を出して意識を保ちます。
・15時:無性にいきみたくなる
実母が様子を見に来ました。暑くてうちわであおいでほしかったけれど、痛みでそれを口に出すことができません。
だんだんと肛門あたりに痛みが移動して、便を出したくなるような感覚に変化してきました。
助産師さんに「いきまないで!」と言われるのかと思いきや、そのまま力を入れてよいとのこと。
もしかして助産師さんたちの前で便が出ちゃうのでは…?なんて心配しましたが、陣痛促進剤を打つ前に浣腸をしていたので、何も出てきません。
・15時15分:2度目の子宮口チェック
この時すでに子宮口9センチとなっていました。激痛で身がよじれるほどだった内診が、陣痛の痛みにかき消されて平気になるほど、痛みが大きくなっていきます。
出産が初めての私にとっては陣痛の進み具合が速いのか遅いのかが分かりません。出産は早くても夜と言われていたことを思い出し、この痛みがあと数時間続くのかと思ったら気が遠くなりました。
・15時30分:分娩室へ移動
お腹の下がなんとなく温かい…。「これは噂に聞く破水なのでは…?」と思い、急いで助産師さんに伝えます。
「分娩室行こうか」と言われ、陣痛室ではなく直接分娩室に行くという事実に、さすがに初産婦の私でも「これはもう生まれるな」と分かりました。
そして車いすに乗せられて分娩室へ移動。部屋の外で待機していた実母が運ばれる私を見て、急いで夫へ連絡してくれました。
初めて見る本物の分娩台。これに乗るのは怖いな…と思ってきたけれど、今となってはもうどうでもよく、「早く赤ちゃんを出したい、早く分娩台に乗りたい」とまで思っていました。
・いきみをかけると、陣痛の痛みがさらにレベルアップ
陣痛の痛みを表現するなら、下半身が何かにゆっくりと潰されるような感覚だったのに対し、いきむ時の痛みは膣に向かって鋭くて大きなドリルでガンっと突かれるような痛み。
どちらも耐えられる痛みではなく、「お産やめたいです!」と宣言したくなるほどでした。でもそれは無理なので、歯を食いしばりながら耐えます。
「この痛みは赤ちゃんが降りてきてる証拠だから頑張って」と言われ、最後の力を振り絞ります。
「頭見えてきたよ!髪の毛見えてるよ!」と細かく教えてくれる助産師さん。ひたすら痛みと向き合うしかない私にとって、その細かい実況中継が心の支えになります。
「あと少し!」と希望の光が見えてくる一方で、未だ到着しない夫。「連絡したのは20分前くらいだから、まだ来れないだろうな」なんて、激痛に耐えながらも、冷静に考えていたことが今となっては驚きです。
陣痛の合間に全身の力を抜き、深呼吸して次の陣痛に備えます。
…きた!
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