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2ページ目(3ページ中) | 産後の生理再開を待たずに分かった妊娠。夫婦で悩んで悩んで決めた結論とは【彼女たちの中絶手術とその後】

2023/10/14 公開

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次の日、3人の子どもたちを実家に預け、夫婦で産婦人科へ行きました。超音波検査をすると妊娠15週とのこと。思ったよりも赤ちゃんが大きく非常に驚きましたが、やはり中絶手術の方向で主治医と相談することにしました。

妊娠12週以降の中絶手術は、どうしても数日から1週間ほどの入院が必要です。両親にも「中絶手術」とは言いづらく、「盲腸の手術をすることになった」と嘘をついて子どもたち3人のことを頼みました。もちろん、ママ友にも言えず、このことを共有したのは夫だけでした。不安や申し訳ない気持ちを夫と共有できた分、少しだけ落ち着いていることができたのかもしれません。

いよいよ入院となりましたが、処置はすぐに行われません。処置前から、子宮口を開くために薬を投与しました。ふいに訪れた一人きりの時間、お腹の子に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。今までゆっくりとした時間が取れなかった分、一人部屋でおいおいと泣き続けました。「ごめんね…産んであげられなくてごめんね…本当は一緒に遊んだり笑ったりしたかったな…」と声をかけながら、子宮口が開くのを待ちました。

子宮口が開いたら、子宮を収縮させる薬で陣痛を起こします。今までの子どもたちの出産のときと同じような痛みが走り、数時間ほどでは処置は終了。赤ちゃんを直視することは難しく、手を合わせることしかできませんでした。退院するまで、夫は毎日お見舞いに来てくれ、その時間が唯一ホッとできる時だったように覚えています。自分で決めた中絶手術ですが、思った以上に精神的に負担が大きいと感じました。

さらに精神的にきつかったのは、退院後の手続きや火葬。

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レディクリニック名古屋伏見院長
福井医科大学(現 福井大学)医学部を卒業後、名古屋市立大学病院で研修、名古屋市立大学医学部大学院を卒業、複数の医療機関で勤務。東京都内の婦人科や美容皮膚科でも経験を積み、2021年にレディクリニック名古屋伏見を開業し、2023年医療法人沙月を設立。
「安心・納得の医療を提供する」ことをモットーに、女性の健康の増進に美容が助けになるという思いから、婦人科•美容皮膚科の2院目開院を準備中。
医学博士、日本専門医機構認定産婦人科専門医、母体保護法指定医

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