産後72kgまで太ってしまった…!モデル・七菜香さんが2人目を妊娠するまで/実は子宮筋腫・子宮内膜症も見つかってました
Seventeenやnon-noなどの人気ファッション誌の専属モデルを経て、2016年にJリーグ・ヴァンフォーレ甲府の松田陸選手と結婚したモデルの七菜香さんは、現在二人目を妊娠中です。夫がアスリートということで苦労もあったという、妊活のお話をじっくり聞きました。今回は第2子妊娠までのお話です。
1人目を授かるまでのお話⇒医師に言われたのは「着床しにくい子宮の形ですね」
またイチから妊活するのはちょっとしんどいな
――前回はお一人目の妊娠までのお話を伺いました。今回は2人目の妊活について聞かせてください。
私は生まれつき子宮の奇形で、生理不順もあり、妊娠しにくいと言われていて、1人目のときもすぐには授からなかったので、またイチから妊活するのはちょっとしんどいなというか、もしできなかったらどうしようという不安もありました。なので正直なところ、「子どもは1人いたら十分かな」という気持ちがありました。
――夫の陸さんのお考えはいかがでしたか。
夫も私も2人兄弟なので、「兄弟がいたらいいよね」とは話していました。どちらかというと彼のほうが2人目を欲しがっていたんですが、「授かればうれしいけれど…」という感じで、とくに意識して妊活はしていなかったので、自然妊娠したときは本当にびっくりしました。
©︎2023VFK
夫がアスリートということで、1人目妊活時はタイミングをとるのが難しかったことも…。
実は、子宮筋腫と子宮内膜症が見つかってました
――2人目を自然妊娠。ごポイントは何だったと思われますか?
実は1人目を出産したあと、健康診断の婦人科検診で、子宮筋腫と子宮内膜症が見つかったんです。医師からは、もしこの先また子どもがほしいなら、治療をしたほうがいいとすすめられていました。そのときはまだ2人目の妊活をする予定もなかったので、運動や食事などに気をつけながら、定期的に検査して経過観察することになりました。
そんな私が2人目を自然に妊娠できたのは、ふだんの生活習慣のおかげかなと思います。血行促進、冷え性を改善するなど、授かりやすい体質にととのえていったことがよかったのかなと。
――七菜香さんはアスリートフードマイスターの資格をお持ちですよね
この日の夕食は、鯖の味噌煮、ごぼう天と野菜の煮物など。妊活中はひじきや海藻など、色の濃い食べ物が体をあたためると聞いて、積極的に食べていました。インスタグラム@nanakas_kitchenで我が家の食卓を公開中です
アスリートの妻はこの資格を持っている方が多いので、私も勉強しました。もともと料理好きなので、キッチンに立つと時間を忘れてしまいます。つい何品も作り過ぎてしまうこともよくありますね(笑)。
食事は野菜中心で、自然派、無農薬にもこだわっています。私はお肉を食べないぺスカタリアンなので、メインはいつもお魚です。私にはこのスタイルが合っているみたいで、体調がすごくいいです。
夫婦でミトコンドリにハマりました!
――食事のほかに、サプリメントは飲んでいますか?
ニナファームの「サンテアージュ」というサプリメントを飲んでいます。ミトコンドリアを活性化させるサプリです。子宮筋腫と内膜症が見つかったのをきっかけにミトコンドリアを意識するようになりました。
ミトコンドリアは、細胞の中にあり、酸素を使ってエネルギーをたくさん作る発電所のような役割をするのだそう。細胞の活動に必要なエネルギーのほとんどを司っているので、このミトコンドリアの働きが低下すると、さまざまな病気や不調の原因になるんだそうです。
アスリートの中にも、ミトコンドリアに注目している方は多いみたいで、夫もいっしょにサプリメントを飲んでいます。ミトコンドリアが元気だと、筋肉の回復も早く、疲れにくいみたいです。すっかりミトコンドリアにハマりました(笑)。
夫とは今もふたりでデートする時間を作るようにしています。先日も両親に娘をみてもらい、結婚記念日旅行へ
ミトコンドリアは不妊治療の分野でも注目されていますよね。ほかにも、ビタミンたっぷりの野菜や果物など、抗酸化力を高める食事がいいとも聞いて実践しました。
それと、普段から12時間以上食事をとらない「オートファジー」をいう生活をしています。おなかがすいてから食事をすることで、細胞も活性化するみたいです。あとは有酸素運動も大事ですね。
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妊娠で72kgまで太ってしまったんです、、!
――運動はどんなことをされていますか?
1人目を産んだ1年後くらいから、ピラティスを始めました。ただ自分が習うだけでなく、資格を取って、クラスで教えたりもしていました。これはモデルとしてスタイルを保つうえでも役立っています。
スタイル維持のために、パーソナルトレーニングも。
実は私、、妊娠中に72kgまで太ったんですよ。
赤ちゃんに母乳をあげたら痩せるといいますが、私の場合は全く体重が減らず、産後すぐはジムにも行けないので、家で毎日YouTubeを見ながらピラティスに励みました。食生活を改善し、1年かけて十数キロ戻して、今もリバウンドはしていません。
妊活でいちばん大事なのは夫婦のカンケイ
――陸さんとの育児はどうですか?
夫はとっても育児に積極的です。1人目のときも2人目のときも「トツキトオカ」という妊娠記録のアプリで、おなかの赤ちゃんの様子や私の体調などを夫と共有していました。
生まれてからは、子どもがいつごはんを食べて、いつお昼寝したなど、1日の生活がわかるアプリを共有しています。上の子が赤ちゃんのころから、夫に預けて友だちとごはんに行ったり、先日は夫と娘2人でディズニーランドに行ったりと、助かっています。
今は夫がヴァンフォーレ甲府にレンタル移籍中なので、彼はワンコと山梨在住。私は長女を育てながら、大阪と山梨の二拠点生活を送っています。山梨ではペットと行けるカフェめぐりにハマっています。もうすぐ4人家族になりますが、彼も大阪に戻ってくるので、それからはみんなで大阪で暮らす予定です。
――夫婦ケンカすることはありますか?
しょっちゅうですよ~、一緒にいるとお互いに小言ばかりです(笑)。
私は思ったことをすぐ口に出すタイプで、夫もそれに慣れているので、言い返してきます。でも、お互いに意見をぶつけ合って、翌日には持ち越さないのがルール。私はムシャクシャしたまま寝るのがいやなので、「今、解決しなくていいから、とりあえず謝って。こっちも謝るから」と言って、仲直りします。だから翌朝にギクシャクすることはほとんどないですね。
――理想の夫婦像はあったりしますか?
子どもにべったりというよりは、夫婦仲よしなのがいいですね。海外のインスタグラマーのカップルを見ていいなぁと思って、私たちも結婚記念日やクリスマスなど、子どもをベビーシッターにお願いして、2人でディナーに出かけたり、夫婦の時間をとるようにしています。
今振り返ると、私たちは妊活中も、妊活をがんばり過ぎて夫婦が悪くなってしまうくらいなら、2人でいいよねというスタンスでした。お互いにプレッシャーをかけるのもNG。とにかく夫婦仲よくがいちばんです。
2人目の性別は夫の希望で、ジェンダーリビールバルーンで。
男の子とわかって大喜び。次はおなかに絵を描くマタニティペイントをと、夫のほうがノリノリ。
自身の妊活を振り返ってみてもそうですが、妊活にはストレスがよくないと思うので、行きづまったらスイッチを入れ替えて、ちょっと休む努力をしてみてほしいなと思います。お風呂で体をあたためたり、よもぎ蒸しをするのもいいですね。最近はおうちでよもぎ蒸しができるセットもあるので、妊活のため!と気負わずに、美容と健康にもいいからと気軽に考えてみるといいかもしれないですね。グーっと思い詰めるのではなく、うまく自分の中でストレスを逃がしながら、リラックスして妊活にとり組んでみてほしいなと思います。
関連記事:お家で手軽に「よもぎ蒸し」気分!1回分を1,000名様にプレゼントキャンペーン開催中
\七菜香さん妊活ヒストリー/
25歳 2年の交際を経て結婚
26歳 鍼灸やよもぎ蒸しに通う
27歳 タイミング法開始
28歳 第1子を妊娠
30歳 子宮内膜症、子宮筋腫の診断
32歳 第2子を妊娠
●七菜香さんプロフィール
1991年生まれ。滋賀県出身。雑誌やCMを中心に幅広く活躍。2016年にプロサッカー選手の松田陸さんと結婚。アスリートフードマイスター、PAIピラティスインストラクター。肉を食べないぺスカタリアン料理のSNSアカウントも開設。長女のワンオペ育児に奮闘中。
●松田 陸プロフィール
1991年生まれ。大阪府出身。2014年にJリーグ FC東京でプロデビュー。セレッソ大阪を経て、ヴァンフォーレ甲府所属。ポジションはディフェンダー。シーズン中は試合で家をあけることが多いため、数日ぶりに会う長女にいつもメロメロ。
取材・文/岩村優子
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